2007年早春四国登山
2007/4/7

標高 1456m
唐岬の滝入口→30分→割石峠→40分→肩→30分→石墨山山頂→20分→肩→30分→割石峠→20分→唐岬の滝入口

割石峠の先にすさまじい登りがあったが、それからは笹の原が広がる展望の尾根になる。きれいなブナ林もあって快適な稜線歩きである。でも、山頂の直前に鋭い岩峰があった。
登山道から石墨山


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昨夜は国道沿いに「桜三里PA」があったのでここで泊まった。
出発はゆっくりであった。今日は石墨山に登るつもりだが、往復3時間しかかからないのだ。国道11号線から494号線に入る。道は九十九折れで峠に向かって登ってゆく。細い道で対向車があったら困るような道だが、まったく車とすれ違うことなく登山口に着いた。
登山口には唐岬ノ滝入口という大きな標識があって、路肩がに駐車スペースがある。トイレがあって石碑もたっていた。その石碑には夏目漱石の句が刻まれている。漱石が唐岬ノ滝に遊んだときの「滝五段 一段ごとの紅葉かな」という句である。
見上げると、高く聳える山肌には雪が見える。これはヤバイことになりそうだ。その稜線にひときわ鋭く聳えるピークが見えた。これが石墨山だろうか(それはハズレだった)
道はヘアピンで左に曲がっているのだが、そこに登山口の表示がある。国道から檜の樹林の中に入って、鬱蒼とした中をジグザグに登って行く。25分ほど登って傾斜が緩やかになると、指導標の立つ分岐に着いた。その分岐の林の中には東温高校の山小屋がたっている。
今日はいい天気で、真っ正面には石鎚山塊がよく見えた。
分岐を右に曲がって、伐採されたばかりの植林帯を緩やかに登って行く。樹林の中を登って行くと、壁のように聳える稜線が迫ってきた。この壁を登る。すさまじい登りで、困ったことに、この壁のように急な道には雪がへばりついていた。こちら側は北斜面なので雪が解けないのだ。
ガイドブックにも滑りやすい道と書いてあるのだが、その上に雪までついているのだからどうしようもない。これは山の神様が私の登山が安直な登山にならないように配慮してくれたのかもしれない(大きなお世話…)
足元に「急登15分 いっぷくしましょう」という指導標がたっていた。でも、無視をして登り続ける。
途中からはロープが下がっていたので、これにすがって登った。上部で傾斜が緩まったあたりで雪が少なくなった。
樹林から抜け出して展望が開けると、そこが稜線の分岐であった。右が白猪峠への道で、左が山頂である。笹の草原が広がっていて展望が開ける。白猪峠の方向の尾根には鋭く突き出たピークが見える。これは登山口から「これが石墨山か」と思ったピークである。
すぐ目の前にピークが聳えていて、これに向かって登って行く。雑木林の中に入ると傾斜がきつくなった。
雪が残っているので、滑らないように慎重に登って行く。ピークに着くとそこからはほとんど平坦な道になった。このあたりはブナ林である。このきれいな林を眺めながら、緩やかなアップダウンを繰り返して行くと、とつぜん岩峰の上に出た。
正面には石墨山が大きく聳えていて、足元は断崖である。ここからは石鎚の山々も展望できた。登山道は左にあって、そこには大きな岩にロープが下がっているのが見えた。
最後にこんな岩場が待っているなんて…。でも幸いなことにここには雪がなかった。
ロープの下がる岩に着くと、この右に下って行く道があった。ロープを登らずにこの道を下った。けっこう足場がなくて苦労して下らなければいけなかった。岩場を降りてすぐのところで右からの踏み跡が合流する。これはさっきの巨岩のロープを登った道なのだ。
再び雪のついた急な登りになって、登りきったところが山頂であった。山頂には二等三角点があった。
山頂は視界が開けていて、真っ正面には石鎚山塊がそびえている。目を右に移すと、中津明神山と大川嶺が見えた。登ってくきたかいがあったというものである。
石鎚を眺めながらティタイムをとった。まだ10時である。のんびりしてしまった。
下りは来た道を引き返すのだが、稜線のきれいなブナの林を眺めながら下って行くのは快適であった。
でも、登りで苦労した壁のような急斜面は思った通りすさまじかった。まっ逆さまといった感じの下りである。下げてあったロープには本当に助けられた。これを設置した人に大感謝である。
ようやく平坦地に降り立って、本当にほっとした。
あとは樹林の中を順調に下って、登山口に戻ったのは1110分であった。

車にザックを入れて、空身で唐岬の滝を見に行く。私は滝が大好きなので、夏目漱石が歌に詠んだという滝を見逃すわけには行かない。
駐車したところから細い道が下っている。車の乗り入れは禁止なのだが、この道はものすごくぬかるんでいて、とても車を乗り入れようとは思わない。
緩やかに曲がって下ってゆくと広場に着くのだが、工事中でショベルカーなどが置かれていた。
さらに急な林道を下ると、山は伐採されて裸地になっている。100mほど下ったところに指導標があって、林道から山道に入る。急な道を下って行くと、滝の流れ落ちる音が聞こえてきて、右手樹林の中に落差が大きいすばらしい滝が見えてきた。
尾根のつきあたりからは赤い手すりにつかまって、ジグザグに急降下する。
滝は目の前に流れ落ちていた。
漱石が言うように、確かに滝は五段になっているみたいだ。
滝見の平坦地があるのだが、そこからさらに滝に向かって進んで、ほとんど滝壺のすぐ近くまでいって見上げる。水が日に当たって、輝きながら落ちてくる。本当にいい滝だと思う。何枚も写真を撮って、満足して引き返した。

小松市内で遍路の札所に寄ることにした。
まず61番札所の香園寺に寄って、さらに車を走らせて宝寿寺に向かう。このお寺はJR小松駅にすぐ傍にあるのだ。
宝寿寺から2kmほど行くと吉祥寺である。国道から左に入ると、「四国第六十三番 七福神の寺 吉祥寺」と刻まれた石柱がたっていた。
→61番 香園寺



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唐岬の滝入り口に車を停めた


登山口


桧の林を登る


東温高校の山小屋前(割石峠)の分岐


すさまじい登りになった


白猪峠との分岐(肩)を振り返る


峠分岐の先のピークに登ってゆく


ピークを越すと笹の原が広がる


岩峰の横を下る


山頂直下の登り


石墨山山頂






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