2007年晩秋四国登山
ふたつだけ

標高 1647m
別子登山口→50分→中間の谷→40分→峨蔵越→35分→鯛の頭→1:00→二ツ岳山頂→1:00→峨蔵越→45分→別子登山口

二ツ岳はすさまじい岩峰の連なる山である。岩稜の途中に聳える鯛の頭という奇岩は特にすごい。山頂からは東明石山へ連なる稜線を眺めることができる。でも、その険しさに縦走しようという気はまったくおきなかった。
鯛の頭

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2007年11月9日

大座礼山の次は赤星山に登るつもりだったが、山頂から二ツ岳を見て、急にこの山に登ることにした。二ツ岳の登山には時間がかかるので急がなければいけない。大急ぎで車を発進、二ツ岳の登山口までは
25kmほどである。
銅山川に沿って走って、肉淵の集落から林道に入る。この林道の終点に登山口があって、その前には駐車スペースがある。
出発は1020分、りっぱな鉄の階段を登る。美しい紅葉の中をジグザグに登って行くと、鬱蒼とした檜林の中に入る。ジグザグに登って檜林から抜け出すと明るい尾根の上にでた。ここから少しだけ尾根の上を歩くが、すぐに尾根の左を行く水平道になる。針葉樹林の中の水平道をひたすら行くのだが、時々急な登りがあったりする。
水平道を45分ほど行くと、次第に沢の流れの音が大きくなってきて、沢を渡る。ここが中間の谷で水場があった。この水をコップですくって飲んでみたが、うまかった。
喉も潤したので、先を急ぐ。針葉樹から紅葉が目立つようになって、明るい樹林になる。水平な道は続いて、行く手には鋭い岩峰が見えてきた。(これは峨蔵越から最初に登る岩峰なのだった)道の右側は鋭く切れ落ちている。この景色を楽しみながら、傾斜がきつくなった道を登ると峨蔵越であった。この峠を越えてまっすぐに下ると旧土居町に下る。山頂は左の尾根を登るのだ。
潅木の林を行くと、すぐに目の前には岩峰がそそりたっている。ここでステッキをザックにしまった。岩場の急登ではステッキは逆に危険なのだ。
このすさまじく急な岩場を登って行く。道にはロープや鎖はいっさいなくて、ひたすら岩や木につかまって登って行くのだ。ピークに着くとそこには巨岩が立っていて、行く手には次のピークが高く聳えている。巨岩の基部を左に捲くと、今度は岩場の急降下である。ここにもロープとか鎖は設置されていない。慎重に足場を選んで下る。
鞍部から次のピークに向かって急登する。ここには太いロープが下がっていた。道は黒い土で滑りやすいからだ。この急な道から振り返ると、最初のピークがすごく下に見えた。

ロープが終わったところには山頂まで1kmという指導標がたっていて、前方に二ツ岳の山頂を見ることができるのだが、雲が湧いてきた。空は青く晴れているのだが、このあたりだけ雲に覆われようとしているのだ。
二つ目のピークに着く。そこには尖った巨岩が聳えていた。このピークから行く手に鋭く突き立つ鋭鋒が見えた。これが「鯛の頭」という岩峰である。
鞍部から緩やかに登って行くと、鯛の頭がどんどん近づいてきて、登山道はこの岩峰に向かってまっすぐに登って行く。ガイドブックには、鯛の頭は基部を捲くから大丈夫だと書いてあったのに、どんどんピークに向かって行く。二連の梯子が現れ、この梯子を登ると絶壁が目の前に聳えていた。
絶壁の左の岩場を登って
潅木から抜け出すと、すぐ頭の上には三角の巨岩がそそり立ち、そこには白く朽ちた樹木が何本かたっている。すごい眺めだ。
この岩峰の少し下が平坦地になっていて、岩峰のピークは通らずにすんだ。この広場には鯛の頭と書いた指導標がたっていて、そこから眺めると鯛の頭は二つの岩峰を持っていることがわかる。その険しく聳える岩峰は、二ツ岳を代表する眺めなのだ。

ここから少しだけ平坦な道を行くが、すぐに山頂まで0.5kmと書かれた指導標がたっていた。いよいよ二ツ岳山頂に向かって登って行く。岩場のない普通の登山道を急登する。山頂は雲がかかっていて見えない。振り返ると鯛の頭の二つの岩峰が見えた。
傾斜が増してきつい登りが始まると、そこには三島警察署の小さな標識が置かれていて「ここから先は命がけ」と書かれていた。おいおい、ここまでも相当すごい岩場だったのに、この先はどんな険しい登りなんだ…と思ってしまう。(でも、そんなにきつい岩場はなかった。よかった)
巨岩の下を捲いてからは薄暗く岩が重なる急斜面を登る。これを登りきったところには大きな三角の巨岩がそそり立っていた。ここからは山頂と思われるピークが見える。樹林に覆われているが、右には絶壁が切れ落ちている。三角の巨岩の左を通って、さらに急斜面を登る。
これを登りきったところからは再び下りになっていて、山頂ではなかったのかとがっかりしたが、よく見たらこのすぐ左が山頂であった。1235分であった。
樹林に囲まれた狭い山頂だが北側が開けていて、すばらしい展望である。岩峰がいくつも連なって、赤石山まで続いているのだ。その眺めには圧倒されてしまう。でも、この稜線を縦走して東赤石まで行こうという気はまったく起きない。怖いではないか。
山頂からもう少し奥に入る踏み跡があって、そこは展望の開けた絶壁の上であった。ここで休憩することにした。すばらしい眺めである。岩峰の連なりを眺めながら、コーヒータイム。二ツ岳というのは本当にすばらしい山である。
大満足して下山した。
もちろん岩場の下りは怖かった。慎重に一歩づつ足場を確認して下らなければいけない。
峨蔵越まで下ってきたときは、本当にほっとした。あとは水平道を紅葉を楽しみながらくだって、登山口に戻ったのは1450分であった。


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別子登山口


ほとんど平坦な道を行く


中間の谷


峨蔵越


岩場の急登が始まる


太いロープにすがって登る


二連のハシゴを上る


鯛の頭に着く


薄暗い岩の重なる急斜面を登る


二ツ岳山頂






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