2007年春四国登山
2007/3/4

標高 481m
香色山登山口→20分→香色山→35分→筆ノ山→30分→県道入り口→40分→出釈迦寺奥の院→20分→我拝師山山頂→40分→出釈迦寺→45分→色香山登山口

私が四国遍路をしたとき、73番札所の出釈迦寺の後ろの聳えるこの山がひどく気になった。絶壁をもつすばらしい山なのだ。次の札所に急いで、登らずじまいだったのが心残りだった。
奥の院山門から我拝師山


BACK 飯野山

3月4日

飯野山登山口駐車場に戻ったのは
11時を少し過ぎたばかりなので、もう一つ山に登ろうと思う。我拝師山である。
この山は一昨年に四国遍路をしたときに、その麓から仰ぎ見ている。険しくそそり立つ山で、73番札所出釈迦寺の奥の院が山頂にたっているのだ。出釈迦寺に参拝したときに登ってみようかと思ったのだが、コンクリートの車道歩きになるのでやめてしまったのだ。
今回の登山にあたって、あの道を登るのならたいして面白くないので山頂を往復するだけにしようかと思っていた。
ところが、ガイドブックに紹介されたコースは善通寺南大門を出発して香色山、筆の山と縦走してそれから我拝師山に登るというものであった。これなら楽しそうである。ただし5時間もかかる。まだ11時を少し過ぎたばかりなので日が暮れるまでには戻れるだろうとタカをくくって、このコースを歩くことにした。
善通寺に向かって車を走らせる。香色山は善通寺西院の裏手にあるのだ。小さな公園があって、そこに車を停めて歩き始めた。
この香色山の麓の周遊路は四国八十八箇所のご本尊の石仏がたてられていて、ミニ遍路ができるようになっているのだ。でも私はまっすぐに山頂をめざす。
参道のような広い道がジグザグに続いている。樹林の中の道で、ジグザグのターンをするところにはベンチが置かれていた。
香色山山頂に着いたのは12時であった。山頂の真ん中には二体の石仏が置かれていた。また、この山には経塚の遺跡もあるのだ。
山頂から一段下がったところには東屋があって、讃岐平野の展望台になっている。でも、遠くの山はかすんでいてよく見えない。
山頂からは我拝師山の展望を楽しみしていたのだが、樹木で上半分しか見ることはできなかった。
香色山から筆の山に向かう。広いしっかりした道から細い山道に入る。急な下りで樹木に掴まったりして下って、コンクリートの遊歩道に出た。これは香色山を一周するミニ八十八箇所の遊歩道なのだ。石仏の祀られて祠があって、周りにはたくさんの幟がたてられていた。
ここから舗装道路に出て、少し行くと右に筆の山の平谷登山口がある。
樹林の中、階段の道を登って、10分ほどで187m峰との鞍部に着いて右折する。ここから7分で筆の山と大阪峠の分岐に着く。この分岐から筆の山を往復するのだ。
登ってゆくと視界が開けて左には大きく我拝師山が見える。すごく急峻な山で、あの斜面をどうして登るんだろうとちょっと心配になってしまう。
南には大麻山が聳えている。すばらしい眺めだ。
角ばった岩が露出する急な道を登ると筆の山山頂に着く。山頂には紅白の棒で組まれたピラミッド型の櫓があって、その下に三角点があった。香色山には登山者がいたのだが、ここは私一人であった。
分岐の戻って、さらに大阪峠に向かって急下降する。
大阪峠に車道が通じていて、ガイドブックでは車道を30分歩いて有岡参拝道から我拝師山に登ることになっている。でも、大阪峠には我拝師山に直登する道があった。登山道入口には「急坂注意」の標識がある。いかにも険しそうな道なのだが、車道歩きはつまらないのでこの道を登ることにした。
急な道を登って行くと下ってくる登山者がいた。訊いてみるとめちゃくちゃに険しいらしい。覚悟を決めて登っていったが、本当にきつい道だった。足元は滑りやすくて木の枝や根に掴まって登ってゆく。時々、樹林の間から筆の山を見ることができる。
久しぶりの登山なので、ペースを乱してバテてしまった。これくらいならワンピッチで登れるのに途中二回も休憩してしまった。今日は三月上旬だというのに5月の陽気で暑い。水を飲みすぎてポリタンの残りが少なくなってきた。
息を切らして登って、ようやく傾斜が緩やかになる。すぐに山頂かと思ったらそうではなくて、樹林の中を5分以上歩かなければいけなかった。
山頂に着いたのは225分であった。樹林に囲まれて展望はできない。
ここで息を整えて下山開始。最初は緩やかに下って行くのだが、急に険しい下りになって、岩場の急下降になった。下にお寺の大きな屋根が見える。出釈迦寺の奥の院である。
痩せた岩尾根を下ると石仏がいくつもたつところに着いた。ここが空海の「捨身誓願の聖地」である。空海7歳のときに仏道成就を念じてここから飛び降りたという伝説の地である。ここから鎖場を下って奥の院の裏手に着く。
振り返るとすさまじい岩壁に石仏がたっているのが見えた。伝説に相応しい峻険な峰である。
奥の院で少し参拝をして参道を下る。コンクリートの参拝道から振り返る我拝師山の眺めはすばらしい。参道の両脇には真新しい石灯篭が並んでいるのだが、これがなにかしら軽薄な感じでいやらしい。
ジグザグに下って行くと、幟が立ち並ぶ「柳の水」に着いた。水がなくなっていたので、ここで水を補給して、コーヒーを作って飲んだ。うまかった。
喉も潤せたのであとはのんびりと下って出釈迦寺に着いた。一昨年、遍路で来たときよりもなにかしらゴチャゴチャした感じである。記憶にある楼門がなくなっていた。
石段を下って行くと、途中には最近造られたような灯篭や碑が多い。

→73番札所 出釈迦寺

車道からは溜池の土手の道を行く。行く手には筆の山が大きく聳えていて、その麓の果樹園の中を行くのだ。
途中いくつか分岐のわからないところもあったが、カンで歩いて車の前に戻った。

まだ420分なので、善通寺を参拝してゆくことにした。
善通寺は空海の生まれ故郷の寺で、四国八十八箇所の中で最も大きな寺院である。東院の広い境内には大きな古木がはえ、聳える五重塔はすごくりっぱである。

→75番札所 善通寺

明日は大麻山に登るのだが、今夜はどこに泊まろうかと考えてしまった。近くの道の駅を探して行ってみたら、たんなる公園で駐車場は閉まっていた。次に満濃池に行ってみることにした。
夕暮れの満濃池はすごく大きい。この池を空海が築いたのである。
この池から下ったところに公園があって、駐車場もあったので、ここに車を停めて寝ることにした。


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香色山登山口


すぐに延命地蔵がたっていた


香色山山頂


ミニ八十八箇所の遊歩道に出る


筆ノ山への登山道


筆ノ山山頂


大阪峠


ロープで急坂を登る


我拝師山山頂


石仏の中を急降下


最後はスラブを鎖で下る


奥の院本堂


出釈迦寺境内




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