BACK 横倉山
3月9日
今日はもう一つの山に登る。
横倉山からは20kmほど車を走らせて、国道494号線から右の細い道に入る。どうしてこんなところにと思うような急な斜面に民家がたっていて、その間を細い車道が縫うように続いているのだ。
お墓の前の細い石段が登山道入口である。畑や民家の間を抜けて行くと樹林の中に入る。植林された檜の林は石垣の段々になっていて、この間の急な登りが続く。
道には「登山道」と書かれた木札がさがっていて迷うことはない。
20分ほど登ると左に大きな岩があってそこから水が滴りおちている。ガイドブックにある小さな滝である。私は滝が好きなので写真を撮りたかったが、檜がジャマでちゃんととれなかった。それに水量が少なすぎる。
道は滝の右を登って滝の上で鋭角に右に曲がる。檜の林の中をジグザグに登って行くのだが、かなりきつい登りである。尾根に出ると900mの道標があって、これを乗り越して左側の斜面を斜めに下って行く。沢を渡って少し行くと再び沢に出た。ここには1000mの道標があって沢に沿って登ってゆくのだ。沢の左つけられた急な道を登って行くと、やがて沢に下ってその中を登る。
岩屑のルンゼでロープが下がっている。ルンゼの足元は崩れやすくて、落石に注意しなければいけない。でもそんなに長い区間ではなくて、すぐに左に曲がって広葉樹の中に入る。
斜めに登って尾根を回りこむと、こちらは日影で雪が残っていた。雪道の下りは滑落しそうですごく恐かった。下ったところは沢で、これを渡って山腹をトラバースしてゆくと再び沢にでる。この沢に沿ってしばらく登ってゆく。
沢は小さな滝を作ったりしてきれいなのだ。登りがきつくなってくる。上に稜線が見えてくるころに大きな岩屋があった。岩屋にはツララができていて、中には小さな祠がポツンとおかれていた。
ここからはさらに傾斜がきつくなって、必死で登ってようやく尾根の上に着く。尾根に着いてすぐに1200mの標識があった。山頂は1390mなのでまだ200mほど登らなければいけないのだ。
尾根はだんだん狭まってきて、大きな岩場が行く手を遮る。これを越えるのかと思ったら右に捲いてしまうのだった。よかった。
ゆくてに山頂らしきピークが見えてきた。落葉樹の梢だけになった斜面を登って祠の前に着く。平石を積んだ窟の中に収められて祠で、その奥が山頂広場であった。2時40分になっていた。
今日はきれいに晴れていて、すぐ北に筒上山が聳えている。その奥には石鎚山の鋭い岩峰が頭を覗かせていた。すばらしい眺めだ。
景色を眺めながら、ポッドのお湯でコーヒーを作って飲んだ。暖まった。
帰りは登ってきた道を引き返す。登ってきたときよりも雪は解けてきていた。
登山口に戻ったのは4時20分である。振り返ると真っ青な空が広がっていた。
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これが登山道入り口

石垣の段々の間を行く

標高1000m地点

涸れた沢を登る

大きな岩屋の中に祠があった

行く手に山頂が見えてきた

雨ヶ森山頂
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