わかすぎやま

標高 681m
荒田高原→10分→夫婦杉→15分→仏岩→3分→奥の院遥拝所→米ノ山往復30分→10分→若杉山→10分→奥の院経由太祖神社

この山一帯には篠栗四国八十八霊場の札所が点在しているのだ。私はまず米ノ山に登ってそれから若杉山山頂を目指した。
若杉山山頂

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2005年1125

昨日は、荒田高原の駐車場に車を停めて寝た。
このあたりには、なぜか、四国と同じように遍路道が通っているのだ。
篠栗四国霊場八十八箇所といい、この山中に札所となるお寺が散らばっている。九州のこの地にどうして四国の霊場が置かれているのか、よくわからない。
ともかく、道端にたてられた遍路道の指導標にしたがって歩いて行く。車道はすぐにゲートで突き当りになって、遍路道は右の階段を登る。すぐに刈萱堂があった。これは高野山にあるお堂と同じ名前である。
この刈萱堂に26番札所の本堂がある。新しいお寺で、中ではお坊さんが朝のお勤め中であった。
さらに遍路道を行くと、杉林の中の石段の道になった。この階段を登ると、二本の大きな杉が寄り添って立っている。これが夫婦杉である。
ここから少し登ると車道に出て、しばらくは車道を歩く。
10分足らずで、「仏岩」の案内があって、右の道に入る。仏岩では岩窟の中に小さな石仏が何体も置かれていた。さらに石段の道を急登すると、再び車道に出る。
左が若杉山へ向かう道で、右には大きなお寺が見える。このお寺が奥の院かと思ったら、そうではなくて、「奥の院遥拝所」なのだ。ここからまっすぐ若杉山山頂に向かってもいいのだが、北に米ノ山という標高593mの山がある。まずこの山に登ることにした。
遥拝所で手をあわせてから、米ノ山に向かった。指導標に従って尾根道に入って登って行ったが、すぐに下って車道に戻ってしまった。これを数分歩くと左に鳥居があって、ここが米ノ山の表参道なのだ。
樹林の中を登ると、米ノ山山頂には新しくて立派な石の祠があった。
米ノ山山頂からは裏参道を下って、ハングライダーの発射台のある展望所に出た。そこからは福岡市街を展望することができた。
帰りは車道を歩いて遥拝所に戻った。
いよいよ若杉山山頂に向かう。杉林のなかのセメントの道を急登する。
行く手にアンテナ塔が見えてきた。
分岐があって、右が奥の院・左が若杉山山頂である。まず山頂をめざす。
セメントの道を急登すると、アンテナ施設の広場につく。その一角に山頂標識が立てられていた。
樹林に囲まれていて、視界はきかない山頂であった。
ここから奥の院に向かう。分岐に戻って、石段の道を登る。
登ったところには神社であって太祖神社という。この神社は神宮皇后ゆかりの神社なのだ。
奥の院の本堂はどこかと探してみると、狭い石段が下に向かっていて、これが本堂への道なのだ。

かなり急な道を下る。岩場の道になると、そこに「はさみ岩」がある。巨岩が真っ二つに割れていて、その間を道が通じている。この狭い道には鎖もつけらていて、悪人はこの道は通れないという伝説があるのだ。
私も通れるかどうか心配であったが、なんとか通過できた。悪人ではなかった。でも本当に狭い道で、途中で腰がつかえてしまったりした。体を斜めにしてようやく通れた。
この岩場の道を下って行くと、お寺の大きな屋根が見えてくる。これが奥の院であった。
奥の院の前を通ってさらに行くと、道は石段を急登するようになる。この道はいったいどこへ通じているんだ?と心配になったが、結局、太祖神社へ向かう石段に合流した。
あとは登ってきた道を引き返して、登山口に戻ったのは925分であった。


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まず、こんな道から歩き始める


刈萱堂前の石仏。刈萱堂は高野山にあったなぁ


石段を登って行く


右が奥の院への道


奥の院遥拝所


車道を離れて尾根の道を行く


若杉山山頂





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