2006年冬九州登山
つわどさん

標高 529m
駐車場→15分→登山口→1:00→水月寺奥院→20分→津波戸山山頂→15分→水月寺奥院→40分→登山口

往復3時間の山と軽く見ていたら、すごい岩峰の連なる山だった。石仏の置かれた切り立った岩稜を登るこの山は絶対にお勧めの山である。
松尾集落から津波戸山

BACK 貫山

2006年11月28日

今日はもう一つ、津波戸山登ろうと思う。

所要時間は3時間ほどで標高もわずか529mである。
貫山の吹上峠から登山口の日豊本線西屋敷駅までは60kmほどで、12時半に駅に着いた。
この駅に車を置いて歩き始めようと思っていたが、地図を見ると車でもう少しいけそうである。行けるところまで行って見ることにした。

少し迷ったりしたが、松尾の集落の入口に登山者用駐車場があったので、ここに車を停めて歩き始めた。
松尾の集落から小屋敷川を遡ってゆくと、行く手にはすさまじい岩峰の山が聳えている。これが津波戸山なのだ。すごい、なにかしらワクワクしてきた。
林道を緩やかに登って行くと登山口の標識があった。そこには大きな案内板が立っていて、ルート図が書かれていた。ルートには番号がふられている。これはルートに置かれた大師像の番号で四国遍路を模して八十八番まである。
登山口からは樹林の中を緩やかに登って行く。
古い苔むした石垣が現れ、これを石段で登ると広場があった。ここが海蔵寺跡である。お堂がたっていた。
寺院跡から右の道を行くとだんだん急になってきて、涸れた沢の中、岩がゴロゴロする道を登る。

右の急斜面にロープが下がっているところに着いた。地図で確認すると東尾根から下ってくる道で、いかにも険しそうだ。帰りに東尾根を下るつもりなのでここに戻ってくるはずだ。
少し行くと赤い矢印がたつ西岩尾根の分岐に着く。まっすぐ行ったら津波戸山山頂なのだが、私はすさまじい岩稜が続くという西尾根を経由して山頂に行くつもりなのだ。
矢印に従って左折すると、すぐに小さな石仏が二体あった。大師像と観音像である。
急な岩場になるとロープが下がって、これにすがって尾根に出るとすばらしい展望が広がる。険しい岩稜、そして行く手には大絶壁が立ちふさがっている。鋭い岩峰もいくつか突き立っている。すごいとしか言いようがない。
そして、…足がすくんでしまう。

九番の大師像を過ぎ、さらに痩せた尾根を登って行くと尾根の左に突き出した岩峰があって、その上に石仏があるのが見える。岩峰群のあちこちに大師像と観音像がおかれているのだ。
この岩尾根のつきあたりに置かれているのは12番の大師像であった。行く手の絶壁の岩山が津波戸山らしい。つくづくすごい山だと思ってしまう。
12番からは右に下るのだが、足が震えるような下降路である。普通、鎖場の下りは一直線に下りるのだが、この山ではトラバースするのだ。絶壁を横切らなければいけないのだ。これが本当に怖い。設置された鎖が真新しくて信頼できるのがせもてもの救いである。
すさまじい岩場を下ってもう一登り返す。このあたりはもう必死である。16番の大師像を過ぎると、その先の岩峰に二体の石仏があった。ここから下りになる。これも絶壁をトラバースする恐ろしい下りであった。キレットに降り着いたてほっとしたらさらに下りが続く。山頂に向かって登らなければいけないのに、こんなに下ってしまうのは道を間違えてるのではないか心配になった。でも鎖は新しいので、これににすがって下ることにした。どんどん下って谷の底に着くと谷筋の向こうに鎖が下がっている。ともかくこの鎖を登った。後でわかったが、今下ってきたのが24番針の耳からの下りで、これから登ろうとしているのが40番への岩尾根なのだ。再び痩せた岩尾根の急登になる。行く手には鋭い穂先のような岩峰が聳えている。目のくらむような痩せ尾根を伝って39番の石仏をを過ぎると下りになる。どんどん下って、ようやくメインルートの谷底に降りついた。なんかほっとした。
谷の中を登って行くと水月寺奥の院のお堂が建っていた。登山者休憩所という看板も下がっているのだが、戸をあけて中を覗くと真っ暗で何も見えない。こんな暗闇で休憩する人がいるのだろうかと思ってしまう。
暗い谷を鎖にすがって登って行くとようやく稜線に出た。指導標があって、左が津波戸山山頂なのだが、右は最高点と書かれている。最高点なら行ってみたいと思うのだが、ガイドブックによると登山道がないのだそうだ。おとなしく山頂を目指すことにした。
傾斜は緩やかになって、樹林の中を行くとすぐに展望台の標識があった。
登山道から左に少し入ると岩の上に出て、ここからは岩峰群を眺めることができる。すばらしい展望である。
展望台から山頂はすぐ近くであった。三角点もあるのだが、樹林の中でまったく展望はない。この先にも展望台があるというので記念写真だけ撮って先に進んだ。この展望台からは海を眺めることができた。
ここで休憩。時間は
3時になっていた。
帰りは東尾根の岩稜を下るつもりなので、あまりゆっくりできない。
登ってきた道を引き返して、水月寺奥の院を過ぎてさらに下るとりっぱな指導標がたっていて、「これより66番から88番」と書いてあった。
鎖にすがって登って行くと、すぐに右に曲がる。これも岩壁をトラバースするのだ。
尾根に出ると一気に展望が開ける。西尾根はけっこう複雑な尾根だったが、この東尾根は真っ直ぐに続く岩尾根である。
痩せた岩稜を下って行くと、所々に石仏が置かれているのでその番号を確認しながら下った。
岩稜の最後には下山路の指導標があって、ご苦労様でしたと書いてあった。この分岐から少し岩稜を行ったところには88番の大師像があった。これで霊場巡りは終わったことになる。
ロープにすがって谷に向かって下って行く。最後に急な斜面をロープで必死に下ると今朝の分岐に降りついた。
やっと岩稜歩きが終わったのだ。ほっとした。でも、すごい山だった。
あとは普通の山道で、登山口の駐車場に戻ったのは415分である。


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登山者用駐車場


登山道が始まる


海蔵寺跡のお堂


西岩尾根の入口


鎖でよじ登る


十二番からの下降路、絶壁をトラバースする


水月寺奥の院登山者休憩所


稜線への登り


展望所


津波戸山山頂


東岩尾根の入口


東岩尾根からの下山路







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