たっちゅうだけ

標高 1497m
ヤクスギランド→40分→蛇紋杉→1:15→石塚分かれ→20分→太忠岳山頂→1:20→蛇紋杉→1:00→ヤクスギランド

この山には山頂に高50m天柱石という岩塔を持っていて、すごく目立つ山なのだ。ただ、山頂の天柱基部まで行ったが、どこが山頂なのかよくわからなかった。
ヤクスギランドから仰ぐ太忠岳.

 蛇紋杉休憩所から天文の森へ
太忠岳登山口


屋久杉の原生林を行く


杉の巨木が道に覆い被さっている

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2006年4月29日

ひげ長老のすぐ先に東屋があって、そこが太忠岳の登山口である。ここには蛇紋杉という屋久杉の巨木があったのだが、最近倒れてしまったのだという。探してみた、たしかにすばらしい巨木が倒れていて、その大きさに圧倒されてしまう。
918分であった。
この登山口から太忠岳山頂までは約4km1時間半ほどの行程である。
登山口からは本格的な登りである。歩いて行くと、屋久杉の大きな切り株や、倒木をいたるところで見ることができる。倒れて苔むし、朽ち果てた屋久杉の上に若い屋久杉が伸びて行く。倒木上更新という自然の営みである。太古の森はこうして世代を更新してゆくのだ。
緩やかなアップダウンをくりかえして、苔むした樹林の中を登って行くと、ようやく釈迦杉に着く。釈迦杉の下には小さな沢があって、鮮やかな緑の苔の間を水が流れていた。
天文の森に着いたのは
950分。天文台でも置かれていたのかと思ったら、そうではなくて、天文年間に屋久杉伐採が行われていたところなのだ。
天文(てんぶん)年間といったら1532〜1555年のことで、ポルトガル船が種子島に漂着して火縄銃を伝えたり、織田信長が活躍し始めた頃である。屋久島では時間の尺度が違ってしまっている…。



 太忠岳山頂へ
世界自然遺産登録地域の標識


苔むした杉の巨木


沢の流れに着いた


太忠岳山頂


緩やかなアップダウンをくりかえして樹林の中を行くと、突然沢の流れがあった。これがガイドブックにあった最後の水場である。私は十分に水を持っているので、水汲みはしなかった。
急な坂を上り詰めて、稜線に出ると巨大な岩壁が行く手に立ちふさがっていた。これが天柱石かと思ったら、違うようだ。
岩壁の下には太忠岳まで
1.0kmの指導標があった。
ここからはロープや梯子をつかって、急な登りを繰り返す。稜線の上に出る。そこが石塚の分かれという分岐である。ここから左に行くと花折岳という標高
1587mの山頂に行けるはずなのだが、その登山道は見つけられなかった。
稜線を行く。けっこう岩場があって、これをロープを使って越えてゆく。巨岩の重なるトンネルを抜けたりする急峻な道が続くのである。
ようやく天柱石という巨岩の横のピークについた。1053分であった。
ここが山頂だと思うのだが、太忠岳を指す指導標が立っている。これが山頂の標識なのかと思ったりもするが、三角点もみあたらない。
天柱石には登れないということなのだが、基部をめぐって見ることにした。このピークからは岩が重なる間を下らなければいけない。天柱石の基部に着いたが、そこには祠も何もなかった。岩屑の踏み跡を歩いてみたが、ともかく見上げる天柱石は圧倒的な迫力であった。
またピークに引き返したが、結局、指導標の立つここが山頂でいいのかどうか自信がもてない。でも、ここより高いところは天柱石の上しかないので、とりあえず、ここを山頂ということで納得することにした。
来た道を引き返す。東屋のある登山口に戻ったのは1220分である。ヤクスギランドから紀元杉に向かうバスは1418分である。2時間もあるので、ゆっくりとヤクスギランドを観光しながら下って行くことができる。


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