たつらやま

標高 558m
登山口→1時間→鞍部の十字路→40分→竜良山山頂→25分→鞍部の十字路→50分→登山口

この山には樹齢300年の照葉樹の原生林が広がっているのだ。山頂からは対馬の最高峰、矢立山を間近に見ることができる。
竜良山山頂

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2006年4月17日

今日の登山は洲藻白岳で終えて、明日、北の御岳・平岳に登るつもりだったのだが、まだ時間がある。急遽、予定を変えて、竜良山に登ってしまうことにした。

国道382号線を厳原に引き返して、さらに海沿いを南に向かう。
レンタカーで走っているのだが、カーナビで走ることに慣れてしまっているため、地図をみながら走るというのはひどく神経を使う。分岐がわからなくて、なんども車を停めて地図を確認しなければいけない。しかも使っている地図は観光用のイラストマップである。
尾浦のあたりで右折して山に向かって急勾配を登ってゆくと峠に
分岐があって、ここが判りにくかった。峠からは急カーブの連続の道を下って内山の集落に着く。この先で左の林道に入るのだが、その入口もわかりにくい。カーナビがないというのは本当に不便である。
細い林道を走って行く。
登山口はガイドブックによると神社の近くのはずなのだが、神社を見つける前に登山道入口の指導標があった。地図と合わないような気もして心配だったが、指導標を信じてこの道を登ることにした。結果的にこの登山道で間違ってはいなかった。出発は2時半であった。
この竜良山の一帯は樹齢300年を越える照葉樹の原生林で、照葉樹自然林としては国内最大級なのだ。その原始林の中をゆるやかに登ってゆく。
古い巨木が倒れていて、そこには「平成16819日台風15号による」という標識があった。巨木が痛ましい。
登山口から
10分ほどのところに照葉樹の巨木があって、これがガイドに紹介されたスダジイの巨木である。何かしら森の霊でも宿っていそうな古木である。
照葉樹の中を緩やかに登って行くと、やがてヒノキ林になる。この中を登って310分、稜線に登りついた。ここは十字路になっていて、右に行くと木槲山で左が竜良山である。
照葉樹の林の稜線を行く。登山道には大きな岩が目立ちはじめて、歩きにくくなってくる。

山頂直下は岩場であった。道のすぐ横に咲いていたツツジのピンクがきれい。
岩場を越えるとすぐ山頂で、時間は3時40分、登山口から山頂まではわずか1時間10分だ。少しあっけない。
山頂からは目の前に矢立山を望むことができる。矢立山の標高は649mで、対馬の最高峰なのだが、登山道はないみたいで、登ることができないのが残念である。
来た道を引き返す。鞍部の十字路に戻ったのは410分である。木槲山に登ろうかとも思ったのだが、時間も遅いのであきらめることにした。
スダジイの横を通り、さらに下ったが、途中で道が不鮮明になった。どこかで道を間違えたみたいである。でも、下っていったら必ず林道に出るはずなので、そのまま下った。
林道には登山口よりもかなり西側に出てしまって、15分ほど林道を歩かなければいけなかった。ガイドブックに書かれていた天道神社も確認できた。
車の前に戻ったのは450分である。

明日は北の御岳・平岳に登るので、100kmほどの距離を走らなければいけない。
早く出発しなければいけないのだが、登山口からすぐ傍にある「鮎もどし自然公園」に立ち寄った。きれいに整備された公園で、澄んだ川が流れていた。この公園の駐車場からは竜良山の緩やかな山容を眺めることができた。


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登山口


原生林の中を行く


台風による倒木


稜線の十字路


山頂直下は岩場を登る


山頂三角点


天道神社






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