2006年冬九州登山
たちばなやま

標高 367m
登山口→5分→ナギの大樹→15分→屏風岩→15分→立花山山頂→25分→三日月山→30分→立花山→10分→屏風岩→5分→クスノキ原生林→10分→登山口

福岡市のすぐ近くに聳える山なのだが、この山にはクスノキの原生林がある。とくにクスの巨木には圧倒される。
三日月山から立花山

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2006年1218

天草から福岡までは遠かった。130kmほどを走り続けなければいけないのだ。登山口付近に着いたのは10時近かった。でも、目標にしていた立花小学校を過ぎたのに登山口の駐車場がない。雨が降り続いていて、しかも真っ暗でよくわからないのだ。しかたがないので、付近の空き地に車を停めて寝た。
雨は一晩中降り続いていて、朝になってもまったく止む気配がない。せっかくの九州登山最後の山なのだが、雨の中を登るしかなんさそうである。9時少し前になって、意を決して登山を始めることにする。雨具を着込んで歩き始めると、目標にしていた独鈷寺がすぐにあった。そして少し行くと登山者用のりっぱな駐車場があった。もう少し車を走らせたらよかったのだ。
でも、その駐車場には「このさき300mに登山者専用駐車場あり」という標識があった。車に戻って、車をそこまで移動させることにした。雨の中を標識に従って車を走らせるがなかなか駐車場がない。急な坂道を何度か曲がって、さらに傾斜の増した道を登ると登山口に着いてしまった。登山口前は小さな広場になっていて、なんとか車を停めることができる。少し来すぎてしまったが、下から歩いても車道だけなので、よしとする。それに雨の中の車道歩きほどつまらないものはないのだから。
登山口には、登山道のイラストマップがあって、それによると立花山山頂までは33分しかかからないのだ。
登山道は遊歩道としてしっかり整備されていて、階段の道が続いている。これを登り始めるとすぐに「修行坊の滝」という指導標があった。登山道から左に道が分かれる。帰りに寄ることにして、山頂をめざす。
ここから少し登ると「ナギの大樹」があった。標識はあるのだが、ナギという木がどんなものかわからないし、それほどの大木も目に付かない。よくわからなかった。
階段の道が続く。小さな桟があって、その前には親切に「木橋は滑りやすいので注意して渡りましょう」という標識がたっていた。この後にも橋があったが、そこにも同じ標識がたっていた。いきとどいている…。
山頂まで600m400mの標識を過ぎて、大きなクスノキをみながら登って行くと、ようやく分岐に着いた。正面には大きな岩が聳えているのだが、これが屏風岩である。T字路になっていて、右に行くと山頂で、左はクスノキ原生林に至る道である。正面の岩は屏風岩というのだ。そんなに大きい物ではないが、横長の岩壁になっている。山頂まで300mの標識もたっていた。
山頂に向かって歩き出すと、すぐに古井戸の標識があった。
この立花山には1330年に大友氏が城を築いていて、その城の井戸でるらしい。寄ってみることにした。沢に向かってゆるやかに下ると、涸れ沢に石が組んであって、これが井戸であるらしい。
なんか、登山道にはいろんな案内があって飽きることがないのだが、今度は夫婦の杉という二本の杉がたっていた。根は同じみたいである。
山頂まで100mの標識から少しのところに「松尾・白岳縦走」の分岐があった。これは無視して山頂に登る。
立花山山頂は広くて、その奥は展望台になっている。雨に煙っているが、正面には志賀島が見える。そして、ビルが立ち並ぶ福岡市街も見えた。晴れていたらすばらしい展望なのだろうと思う。山頂の標識からかなり離れたところに三角点があった。そこから下っていく道がある。
この道が三日月山への道だろうかと、地図と磁石で確認していると、長靴で傘をさした登山者がやってきた。道を確認するとこの道でいいらしい。
急な下りでロープが張ってある。
どんどん下って行く。深い樹林の中を急降下してゆくのだ。標高が367mしかない山なのにこんなに下ったら登山口まで降りてしまうのではないかと心配になってしまった。もう一度地図を出して確認していると、山頂であったおじさんが追いついてきた。この人は地元の人だが、今は東京に住んでいて、久しぶりに帰ったので、登っているのだそうだ。この山はけっこう毎日登山をする人が多いらしい。でも月曜日で、雨の日なので登山者は他にいないみたいだ。
この人と話しながら歩いて行った。
鞍部に着くとそこには「三日月立花山の四季」という看板があって、この山で見られる花の写真が貼られていた。この地点が立花山から600m、三日月山まで500mである。
樹林の中を歩いて行くが、ガイドブックには「森林浴コース」と書かれていて、この樹林はカシ・シイの森なのだそうだ。
ほとんど平坦な道を行くと、下原に下る分岐があった。ここから三日月山山頂はすぐである。
山頂は広い草原で、振り返ると立花山が大きく聳えている。海の方向の眺めもいい。志賀島や福岡市街も間近に見える。
雨の中、同行したおじさんが先に下っていった。私はゆっくり写真を撮ったりして、それから下る。
立花山に戻って、それからクスノキ原始林の分岐に着く。このクスノキ原始林を見てゆくのだ。少し行くと「修験坊の滝」との分岐があった。帰りはこの道を下ることにして、原生林をめざす。
道の突き当たりに看板があって、立花山の「樟の原生林」の説明がしてあった。私はここまでガイドブックに従って「クスノキ」と書いてきたのだが、看板には「樟」と書いてある。楠木と樟は別物なのだろうか。ともかくこの看板の前には巨木がたっていて、これはすごいものだと思った。何枚も写真を撮ってから、看板をよく見ると「大樟見物はここから下りてください」と小さくマジックで書いてある。目の前の巨木とは別にまだ樟の巨木があるのかと、案内に従って踏み跡を下った。
そうすると、さっきの巨木とは比べ物にならない、すごい樟の大木があった。その前には標識がたっていて「立花山大クス、幹周785cm、樹高30m、樹齢推定300歳以上」とかかれていた。今年の春に屋久島に行って、縄文杉を見てきたのだが、それに劣らぬほどの迫力のある木である。これを見るだけで、雨の中、立花山に登ったかいはあったというものである。
帰りは修験坊の滝に向かう道を下った。急な下りが続き、どんな滝だろうと期待しながら下ったのだが、滝を見るとことなく今朝みた分岐に戻ってしまった。がっかりした。
この分岐から登山口はすぐである。1125分であった。登り始めたのが9時だったので、約2時間半の登山であった。
ずうっと雨だったが、最後にあの大クスを見ることができて、十分満足した山であった。

帰りのフェリーは1910分である。1時間前に着けばいいので、それまでの時間を福岡の観光にあてようと思う。


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登山口駐車場


立花山登山口


屏風岩


立花城古井戸の分岐


立花城古井戸


立花山山頂


樹林の中を急降下する


鞍部にあった掲示板


三日月山への道


三日月山直下の指導標


三日月山山頂


屏風岩に戻った


クス原生林に向かう






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