すもしらたけ

標高 519m
登山口→45分→鳥居→20分→白岳神社→30分→白岳山頂(西峰)

対馬という島にこんな鋭い岩峰の山があろうとは想像もしなかった。この山の山頂は2つあって、登れるのは西峰である。山頂は足がすくむような巨岩の上なのだ。展望はすばらしい。
白岳山頂と東峰

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2006年4月17日

車を走らせて、洲藻の集落に着く。ここから南に向かう道に入って車を走らせると、岩峰の山が見えてくる。これが洲藻白岳なのだ。すごい。

林道の終点が登山口で、ここに車を停める。樹林の向こうに滝が見えた。登山道に入るとすぐに流れを渡る。滝が間近に見える。登山道はこの滝の横を急登するのだ。滝の上に出てしまうと杉林の中の平坦な道である。滝の上流は小さな流れで、これに沿って緩やかに登って行く。
登山道は階段になっていて、樹林の中のシンとした道である。登るにつれて道は石がゴロゴロしてきて、歩きにくくなってくる。そして、巨岩が点在するようになる。
巨岩が門のように両側に聳えていて、その狭い間を抜けたり、巨岩が覆いかぶさる岩屋の下をくぐったりする。
登山口から1時間ほどで石の鳥居の前に着いた。鳥居の額を見ると「白嶽神社」とかかれている。鳥居は3つ連なっていて、これをくぐってさらに登って行く。急な登りで、鬱蒼とした樹林の中をゆくのだ。この樹林はアカガシの原生林なのだとか。ロープが下がっていたりする。道の脇には祠がいくつかおかれていた。
鳥居から20分ほど行くと巨岩が高く聳えるその下に、赤く塗られた祠があった。これが白嶽神社の奥の院だ。
ここからは巨岩の間の道を急登する。石の祠がいくつも並んでいる。
西峰と東峰の鞍部に着いて、ここからは西峰の岩峰の基部を左から回りこんで行く。そして最後はロープにすがって岩峰の上まで登るのだ。白岳は二つの岩峰からなるのだが、東峰に登るルートはない。
ようやく登りついた山頂は巨岩の上である。足がすくんでしまうほどの高度感。展望はすばらしい。恐る恐る山頂から展望すると、青い海が見える。複雑に入り組んだ湾で、これは浅茅湾なのだ。なによりも、すぐ隣に聳える東岳の岩峰がすごい迫力である。
山頂には山名の標識などはなくて、小さなケルンがつくられているだけであった。
足がすくんでしまうので、記念写真もはいつくばった感じで撮るしかなかった。
この白岳は、ほんとうに対馬の名峰だと思う。
登ってきた道を引き返して、車に戻ったのは115分であった。


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林道終点が登山口


沢に沿って登る


巨岩の間を行く


石の鳥居につく


石灯籠の間を抜けて鞍部へ急登する





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