しらいわやま

標高 1620m
白岩登山口→35分→スキー場→15分→向坂山山頂→20分→白岩峠→15分→白岩山山頂→20分→水呑の頭→35分→白岩峠→20分→登山口

向坂山、白岩山、水呑の頭と3つの頂きを縦走した。白岩山はこの中で一番低いのだが、一帯は石灰岩峰植物群落が見られ、特別記念物に指定されているのだ。
白岩山山頂から水呑の頭

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2006年423

明け方に雨は止んだ。霧の中にいるようで、まわりは真っ白である。
明けるにつれて霧は晴れてきたが、空はどんよりとしている。今日は午後からは晴れることになっているのだが…。
スキー場の駐車場がガンバル峠で、登山口は林道をもう少し走らなければいけない。スキー場までは舗装されていたのだが、ここから奥はものすごい悪路になった。ガタガタの道を走って行くと林道の分岐がある。この分岐に車を停めた。
右の道を歩いてゆくとすぐに登山口があって、その前に駐車場があった。ここに車を停めればよかったと思ったが、20mくらいのものなので、そのままにした。この登山口で登る準備をしていた人に道を尋ねた。ここから登りはじめると白岩峠に着くらしい。私は向坂山に登ってから白岩山に縦走するつもりなので、林道をそのまま歩いて行く。
標高を見ると向坂山が1684mで、白岩山の1620mよりも高いのだ。登らないわけにはゆかない。
林道の突き当りにはりっぱなスキー場の施設が建っていて、リフトの乗り場になっている。ゲレンデの手前に指導標が立っていて、ここからゲレンデの左端を登ってゆくのである。小さな階段がつけられていた。
ゲレンデの上に登りきると、そこから登山道が始まる。
ほとんど平坦な道で広いしっかりとした道である。
この頃、空はだいぶ明るくなってきて、山にかかる雲もしだいに取れてきた。
樹林の中の道をのんびりと歩いて行く。うれしいことに青空が広がってきた。天気がよくなると心も晴れ晴れしてくる。
樹林の中の気持ちのいい道が続いた後、登りが急になって、これを登りきったところが向坂山山頂である。
樹林に囲まれた広場で、その真ん中に指導標が立っている。指導標の柱に向坂山とかかれていて、その前には三角点があった。

展望もきかないので、先を急ぐ。
ブナの林の中の道が続く。本当に傾斜のない道で、ルンルンで歩いて行ける。
急な坂を下ると白岩峠に着く。そこには10人ほどの登山者が休憩していた。なぜかテレビカメラの人が同行していて、そのグループの撮影をしていた。
騒々しいので、この峠はそのまま通り過ぎた。
峠から緩やかに登って、それから少し下ると網の柵が現れた。ここが白岩山の直下である。
白岩山は「白岩山石灰岩峰植物群落」という県の特別記念物に指定されていて、この柵は希少な植物を鹿の被害から守るために設けられたものなのだそうだ。

網の戸を開けて中に入ると、すぐに分岐があって、山頂への道と水呑の頭への道が分かれる。
急な岩場を登るとすぐに山頂に着く。山頂は重なる岩の上にあって、すばらしい展望が広がっている。私が登山口で道を尋ねたひとが休憩していた。
山頂から南には、この白岩山よりも高い山が聳えている。これが「水呑の頭」である。今、私がいる白岩山山頂に三角点はないのだが、この水呑の頭には三角点があるのだ。
行かなければと思う。
ポッドのお湯でココアを作って飲んでいたら、峠であった団体が登ってきた。リーダーと思われる人が、この白岩山についての解説を始めた。それをテレビカメラが撮影している。ジャマになってもいけないので、水呑の頭に向かって出発した。
山頂から南に下る。ところがこの道がすさまじく急で、道もはっきりしない。慎重に足場を探して下らなければいけなかった。登った道を引き返して、分岐から山頂を巻くかたちで向かうのが正解らしい。
ともかく、苦労したが下の広い道に降りつくことができた。再び網の柵をくぐって保護区の外へ出る。
樹林の中の道を行くのだが、この道をこのまま進んで行くと、私が今日の午後から登ろうと思っている扇山まで縦走できるのである。私は縦走路を行くのが好きなので是非、行ってみたいのだが、帰りがどうにもならない。あきらめるしかないのだ。
緩やかに登って行くと、左に水呑の頭に向かう道が分岐する。山頂までは急な登りであった。
山頂には指導標がたっていて、さらに先に下るとシャクナゲの群落地があるのだそうだ。残念ながら今の時期はシャクナゲには早すぎる。
山頂から展望はきかないのだが、その指導標の前に三角点があった。
さて、あとは引き返すだけである。
白岩山の直下ではもちろん、巻き道をつかった。でもこの巻き道を通ると、白岩山が岩峰であることがよくわかった。基部は険しい岩におおわれているのだ。
白岩峠からは登山口にまっすぐに下る。
そんなに急な下りではなくて、暖かな日差しのなか、樹林の中を下ってゆく。
意外と早く登山口に戻ることができた。
(この日の午後には扇山に登って、さらに翌日は白鳥山と烏帽子岳に登ったが、デジカメのデータを間違って消してしまった。この3つの山はとばして霧島山の登山を紹介する。)


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白岩峠への登山口、私はさらに林道を行った


リフト乗り場に着く


リフト終点から登山道が始まる


向坂山山頂


白岩峠


網の柵があった


白岩山頂には岩場を登る


白岩山山頂


水呑の頭への道


水呑の頭山頂





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