さんぽうだけ

標高 1479m
大河内越登山口→50分→1366mピーク→1:30→三方岳山頂→1:15→1366mピーク→35分→大河内越登山口

この山では災難続きであった。ガイドにかかれている登山道が廃道になっていて、下山にむちゃくちゃ苦労した。ようやく車まで帰ってきたら、今度は、エンジンがかからない。日向市でホテルを探したら、どこもいっぱいであった。
登山路から三方岳

BACK 烏帽子岳


2005年221

朝、薄曇り。
車のフロントグラスが凍りついていた。ともかく寒い。今日はこの三方岳一つだけ登って、それから日向市に出ようと思っている。食料がなくなってきたのだ。このあたりは本当に山の中で、スーパーなんかなくて、買い出しもできなくて困っている。

朝、車の中でパソコンを打っていたが、手がかじかんでくるので、エンジンをかけようとしたらかからない。寒いのでバッテリーが上がってしまったのだろうか。
今日は晴れそうなので、下山してからもう一度チャレンジすることにして、ともかく山登り開始。
今日はのんびりしていて、9時の出発である。
峠からすぐに柵があって、その前に、三方岳登山口は左となっている。この道を行く。
すぐに尾根の道になって、急登が続く。
私のガイドブックは山腹を巻いて行くコースになっているので、予定したコースではない。
尾根道を登って、帰りはガイドに書かれた道を下ったらいいだろうと、指導標の道を登って行くことにした。
この稜線を行くコースにはいくつかのピークがあって、アップダウンがあるのだ。
これがきついのかと思ったら、そんなにひどいものではなかった。
二つ目のピークには水準点があった。コースにはブナの林が続く。今まで照葉樹林のコースが多かったのだが、この道は落葉樹の森で、葉のない林が続く。冬の山はやっぱりこうだよなあと思った。
この稜線の道は、山頂の手前でもう一つの尾根と合流する。
この手前がきつい登りである。
合流点には赤く塗られた石柱があった。
ここで左折して、山頂をめざす。
山頂までは広い尾根の道で、ブナの林の中を急登する。驚いたことに、登山道には少しであるが雪が残っていた。この雪を踏んで山頂に着く。
山頂には三角点と金属板に青い字で山名が書かれた指導標がたっていた。
樹林に囲まれているのだが、葉がすっかり落ちているので展望が開けている。空は真っ青で、四方の山並みが見渡せた。なんかうれしくなってしまう。
南のほうには、霧氷で白くなった石堂山とその奥に市房山が見えた。
ポッドのお湯でコーヒーを飲んで、展望を楽しみながら休憩。

さて、帰るのだが、下山路はガイドブックににある道を下ることにした。これがとんでもないことになった。
山頂から尾根道を下り、登ってきたときの分岐に立つ。まっすぐ尾根道を行くのが私が選んだ下山路である。
広いブナ林の道を下ってゆく。ブナの木はすべて葉を落としてしまっているので、展望は広がっている。ルンルン気分でどんどん下って、沢の流れまで下った。
ところが、ここで道がなくなってしまった。踏み跡がまったくないのだ。どこかで支稜にまぎれこんでしまったのかもしれない。
地図と磁石で確認すると、沢の流れに沿って下って行くと小屋があるはずである。慎重に地形を見極めながら、沢に沿って歩いていった。最悪の場合は、引き返して下りてきた尾根を登りかえさなければいけい。そのために、登り口の目印になるものを記憶した。
沢に沿って歩いて行くが、踏み跡がない。稜線を一つ間違えたとしても、沢に沿って行くなら、かならず道があるはずなのだ。ところがない。
あせってきた頃、対岸に赤い屋根が見えた。これがガイドブックにある小屋だ。ほっとした。
ところがこの小屋は崩壊していて、屋根だけが残っているのだ。
対岸に渡って小屋の横に出る。そこにかすかな踏み跡を見つけた。
この踏み跡をたどって、樹林の中を行く。ガイドブックには赤松の樹林の中の広場に出るとあるのだが、それがなかなかみつからない。
樹林の中にポツンと山火事注意の標識がたっている。もしかしたらここなんだろうかと思うのだが、ここで完全に踏み跡がなくなった。
地図では、ここから右の尾根を越えることになっている。テープの目印はないかと探したがまったく見当たらない。もう少し沢に沿って進むと、右にかすかな踏み跡を見つけた。
これだと思って、ほっとした。
この踏み跡をたどって進んで行く。山襞にそった道で、沢をいくつも渡る曲がりくねった道である。しかもその踏み跡がいかにもか細い。気をゆるめると、すぐに道を失いそうである。
沢を渡ったところで道が消えていた。あせるのだが、気を鎮めてよくみると、対岸につけられた道が崩れて埋まっているのだった。
かない強引に登って、ふたたび踏み跡を行く。
この間は本当に緊張のしっぱなしであった。1時間以上歩いて、ようやくしっかりした道になった。この道を歩いて思うのは、普通の登山道であったら、テープの印があるのだが、まったくそうしたものがないということである。
これは絶対に廃道になっているのだと思う。
2時にやっと登山口に着いた。車道のガードレールが見えて、自分の車が見えたときは、本当にほっとした。
久しぶりに緊張した登山をした。
登山口に戻って、私がやってきた道を振り返ると、そこには九州大学実習林の注意書きがあって、この山林の自然を守るために入山禁止と書かれていた。
つまり、私が下山路にした道は、自然保護のために廃道にしたということらしい。
だから、三方岳の登山路は、私が登った尾根道だけということなのだ。

帰ってきたものの、ここでもトラブルが待っていた。
車のエンジンがかからないのだ。日中になったら、暖かくなってかかるかと思ったがやっぱりダメであった。
けっきょくレッカー車を呼ぶことになった。
ところが待てど暮らせど来ない。
日向市から呼んだのだが、驚いたことにその道は崩壊していて、遠回りをしなければいけなかったのだ。
日はすっかり暮れて、結局来たのは9時頃であった。
車の中にいても、すごく寒い。車というのはエンジンがかからなければどうしようもないということがよくわかった。
レッカー車で日向市に着いたのは真夜中の1時であった。

また困ったことになった。ホテルを探したが空きがないのだ。
日向市では楽天イーグルスがキャンプに入っていて、そのためホテルはすべて満室なのだ。
仙台の楽天にこんなところで会うとは思わなかった。


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デジカメの操作を間違えて、モノクロで撮影してしまいました。


これが登山口


広い尾根の道を登って行く


二つ目のピーク


枝だけの林の中を行く


雪が残っている


三方岳山頂


尾根を下って行く


つぶれた屋根だけがあった


沢に沿って下る。道はわからない


標識があった。道だ。


沢をいくつか渡る


しっかりした道になった。助かった


車道に出た







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