らいざん

標高 955m
キャンプ場→20分→上宮→30分→雷山→1時間30分→井原山

雷山山頂までは1時間足らずで登ることができるのだが、この登山で楽しいのは、雷山から井原山への縦走路なのだ。
雷山山頂

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2005年1128

明日登ろうとしている雷山は紅葉のきれいなことで有名らしくて、車を走らせて行くと、駐車料800円とか書いた看板が多い。どこに車を停めようか迷いながら走っていった。紅葉はもう終わっているのに、高い駐車料を払うのもしゃくなので、登山口からは離れてしまうが、雷神社のすぐそばの駐車場に車を停めた。


1129

さて、ガイドブックの登山口には車を停めるところがないので、どのコースを歩くか考えてしまった。私のいる駐車場からさらに山に向かって走ると、キャンプ場やスキー場がある。そこなら車を停めることができるんではないかと考えた。
林道のゲートがある突き当たりは雷山国際キャンプ場である。名前はひどくりっぱなのだが、この施設はすでに廃業しているらしくて、荒れ果てたところであった。
ゲートをくぐって車道を歩いて行く。この先にはマイクロウェーブ中継所があって、ゲートの向こう側はその施設敷地内ということなのだ。
車道を10分ほど登ると登山道入り口があった。地図では登山道に合流する山道があるように書かれていたが、少し心配だったのだ。この登山口から5分ほど樹林の中を登ると、大きな石の祠が並ぶ広場に着く。ここが雷神社上宮であった。指導標がたっていて、雷山山頂まで524mと書かれていた。
杉の林の中を急登する。この林から抜けて、背の低いブナの林の中を行くころには、すさまじく急な登りになった。両手で木の根や枝に掴まって登って行く本当に急な道である。
雷山山頂に着いたのは840分。山頂には大きな岩があって、そのそばに錆びた鉄板に「雷山」と刻まれた標識があった。三角点もあると思ったら、それはよくみると測量基準点であった。三角点とどう違うのか、よくわからない。
山頂からはすぐ下に無線アンテナ塔が見えた。ここからも登山道が通じているらしい。
山頂で考えた。車の前から歩きはじめて、まだ1時間もたっていない。これで帰るのはもったいないので、ここから井原山まで縦走することにした。雷山の標高は955mなのに対して、井原山は983mでこちらのほうが標高が高いのだ。是非登ってみたいではないか。
山頂からは草原の道を行く。行く手にはいくつかのピークが見えるのだが、井原山はどれなんだろうと思ってしまう。はるか遠くに見えるピークがあるのだが、まさかあんな遠くではあるまいと思っていたが、まさしくこれが井原山であった。
縦走路を行き、最初に鋭いピークに至る。ここがガイドにある944m峰らしい。展望が開けていて海が見えた。でも行く手には、まだまだ山並みが連なっている。
草原からすぐに樹林の中に入る。落葉樹の林で、葉がまったくない梢だけの林の中を行く。道は尾根沿いの道で、アップダウンは極端ではなくて、比較的歩きやすい。
ブナの林を抜けて行くと洗井谷コースの分岐があった。稜線から洗井谷コースを覗くと、すさまじく急な道であった。
雷山と井原山の中間にピークがあって、私はこれを一つの目標にしていたのだが、いつの間にか通り過ぎてしまっていることに気がついた。
行く手にはなだらかな山が近づいてくる。笹原の間の道を行くと、井原山自然歩道の分岐があった。そこからは少し急登したら井原山の山頂であった。
井原山の山頂は広々としていて、展望が開けている。登ってきた稜線の道を振り返ると、山並みが重なっていて、いかにも遠い。でも、この縦走路はけっこう楽しかった。大満足でである。
来た道を引き返して、車に戻ったのは11時半であった。



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荒れたキャンプ場跡のゲートを越える


雷山神社上宮


雷山山頂


944mピーク


縦走路を行く


洗谷分岐


井原山直下の自然歩道分岐


井原山山頂





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