2006年冬九州登山
おうぎやま

標高 1661m
内の八重登山口→25分→えぼし岩→25分→重ね岩→25分→イチイの古木→15分→扇山山頂→30分→重ね岩→40分→登山口

扇山の登山道は昨年から寸断されたままだ。雨の中の登山はきついかったが登山道からは岩峰群を見ることができたし、イチイの古木がすばらしかった。
イチイの古木

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2006年1213

夜半から雨になった。扇山の登山口に車を停めていたのだが、荒れた林道で落石も多いところである。登山口は崖のようになっているので、落石が心配で気が気でなかった。
夜が明け始める頃、雨はますますひどくなった。
明るくなって登山口の標識をみると、文字がすべて消されている。これは多分、登山道が崩壊しているのだろうと思う。雨もひどいので、引き返すことにした。
荒れた林道を下って行く。けっこう怖い道である。
舗装された道まで戻って、ほっとした。
さて、どうするかである。扇山にはもう一つ登山口があって、内の八重登山口という。今年の春に私が登ったコースである。
ともかく行ってみることにした。川の流れに沿った細い道を行く。これも国道なのだ。川がダム湖になって、ようやく上椎葉村に着く。ここに観光客用の駐車場があったので、車を停めて休憩。雨は降り続いている。
扇山の登山は3時間もあれば往復できる。雨具で登ろうか、どうしようかと悩んでしまう。冬のこの時期に雨の中登るというのは、ほとんど無謀である。凍えてしまう。
10時半ころに登山口に向かって車を発進させた。雨も小降りになってきたような気がする。
こちらの登山口までもすごいダートな道を走らなければいけない。しかもあちこちが工事中である。今年もこの付近は大雨にあっていて、沢などはすさまじい状況になっている。
登山口まで300mほどのところで行き止まりになった。道が崩壊していて、ショベルカーが稼動していた。
その工事現場の少し手前に車を停めて歩くことにした。300mほどならまったく問題ない。
雨具を着込む。雨は降り続いている。3時間だけの山行だからなんとかなるだろう。
ショベルカーで掘り返されて道を行く。
崩落した道をみて歩いて行くと、登山口の石碑がある。これはふるさと創生事業で平成三年にたてられたものだ。
登山口から入ると、すぐに荒れた沢があって、この涸れた沢の岩を越えてゆく。
沢の右の登山道に渡って、この道を行く。
右に曲がって沢から離れて、斜面を斜めに登って行く。傾斜は緩やかで歩きやすい道である。なんどかターンを繰り返して登ってゆくのだが、道が樹木で覆われるということもないし、岩を越えて行くということもない。
行く手に大きな岩が立ちはだかる。これが烏帽子岩である。この基部を左に捲いて尾根に出ると、そこからの景色がすばらしい。
扇山の山腹には岩壁が聳えている。そして岩の塔もみえる。けっこうすごい山なのである。
樹林の中をゆるやかに登り、巨岩の前を右折する。なぜかその岩には赤いペンキで火の用心と書かれていた。
みちは開けてブナやナラの木の樹林を見ながら斜面を斜めに登ってゆく。なんどかターンをする。
大きな倒木の下をくぐって、ターンすると尾根の上に出た。ガイドブックでは途中に重ね岩があるのだが、気がつかずに通り過ぎてしまったようだ。
ここからはほとんど平坦な道である。道の両脇の冬枯れた樹林を眺めながら歩いてゆく。冬の雨の中を歩いて行くのだが、ちっとも寒くない。さすがに九州である。これなら、雨でも登山できるのではないかと、変な自信がついたりする。
山頂まで550mという標識のところには、巨岩の重なりがあって、そこに生える古木がすばらしい。なにかしら前衛的な活花を見るみたいだ。
ここからすぐのところにイチイの古木がある。その根本に置かれた標識には「縄文時代から生えているかものイチイの古木」と書かれている。
木は中が空洞になってしまっているのだが、その幹は屋久島でみた縄文杉に似ている。
梢だけの潅木の中を行くと、やがてシャクヤクの群落がある。このシャクヤクの木が道に覆いかぶさっていて、これを掻き分けて登って行くと、山頂まで5分の指導標があった。
山頂到着は1310分。二等三角点があった。
雨が降っているので、記念写真を撮ってすぐに下山した。
帰りは注意しながら下って、重ね岩を見つけた。登山道から少し左に入ると岩塔が聳えているのが見えた。これは烏帽子岩から見た岩塔であった。
あとは順調に下る。道はゆるやかで、岩が出てるとか段差があるとかといったものではないので、走るようにして下ることができる。
登山口に戻ったのは2時であった。
雨の登山であったが、順調であった。

明日は白鳥山と烏帽子岳に登るつもりだ。林道がちゃんと登山口まで通じていることを祈るしかない。
上椎葉村のスーパーで買い物をして、それから観光駐車場に車を停めた。


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工事現場を抜けて行く


扇山登山口


涸れた沢に沿って登る


えぼし岩に着く


火の用心とかかれた巨岩


大きな倒木があった


山頂まで550m付近


イチイの古木に着く


シャクナゲが道をふさぐ


扇山山頂





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