おにのめやま

標高 1491
m
上鹿川キャンプ場→45分→鉾立谷→20分→滝上→20分→林道終点→25分→鬼ノ目登山口→60分→鬼ノ目山頂→40分→鉾岳登り口→10分→鉾岳→20分→滝上→50分→上鹿川キャンプ場

この山のすばらしさは、切り立った岩塔の鉾岳の展望である。
鬼の目山

BACK 鹿納山

2005年12月10日

今日はもう一つ、鬼の目山に登ろうと思う。

ここからは、国道に戻る途中に登山口があって、近いのだ。
ガタガタの林道を走って行くと、途中で大崩山の登山口の標識があった。私が大崩山に登ったときは、ここから登ったのいだろうか。すっかり忘れてしまっている。
鹿川キャンプ場を目指す。
キャンプ場は、もう営業していない。
さて、登山口はどこだろうと探したが、細い林道が山側に延びていて、そこに薄れかけたじで、登山口とある。本当にこの道でいいのだろうかと思いながら、林道を歩いていった。樹林の中を歩いて行くが、樹林から抜けたところに指導標がたっていた。よかった。
この登山道入り口からは、すさまじい岩塔がたかく聳えているのが見える。これは鬼の目山ではなくて、その前衛になる鉾岳なのだ。すごい景色である。今日はこの鉾岳の上にも立とうと思っている。
樹林の中に入って、緩やかに登ってゆく。今のところ雪はない。
登山道には、赤テープのかわりにケルンがたっていた。このケルンを目印に登山道を行く。
右手に沢の流れをみて登って行く。道は傾斜をまして、右の沢は谷になって、はるか下に流れの音を聞くようになる。道には大きな岩が目立つようになって、これをロープで越したりするようになった。
鉾岳の岩壁が迫ってくる。巨大な一枚岩が絶壁となって聳えているのだ。岩壁登攀ルートの分岐もあった。道は沢に向かって緩やかに下っていって、この沢の流れを渡る。この流れはすばらしい滑滝を作っていて、その滝は氷がはりついている。滝の全貌をみることができないのが残念だ。
ここからが急登になる。滝の上部まで登らなければいけないのだ。道は急峻である。ロープにすがったりして、岩場を越えて行く道になる。そして、この道が険しくなったのにあわせて雪が目立つようになった。かなりヤバイ道である。登山道の左は、大きく落ち込んでいて、狭い道をトラバースするようにして登って行くのだ。
登山道の雪の上には、登山者の足跡があったのだが、おばさん3人が下ってくるのに会った。彼女らは、登山道が雪で危ないので引き返してきたのだそうだ。
私はどうしようかと思ったがとりあえず行って見ることにした。確かに、崖を横切るところは雪があって危ない。でも雪が凍結しているわけではないので、何とか行けそうである。
ともかく、危なくなったらいつでも引き返す覚悟で歩いて行く。
滝の上部に着いたのは1時半である登り始めて1時間15分たっていた。
ここには鉾岳の展望地の分岐の案内があった。帰りに行ってみることにして、鬼の目山に向かう。
緩やかに登って行くと、広い林道に出た。この林道を右に行く。
沢の入り口があって、ここが鬼の目山への登山口なのだ。ここからは沢の中を登るのだ。雪のついた沢をたどるのは私も初めてである。でも、ついている雪が凍結していないので何とか登っていけそうである。テープやケルンがつまれていて、道に迷うことはない。
この沢は傾斜はゆるやかで、これを20分ほど行くと、沢の突き当たりに尾根への道があった。ここからは樹林の中の急登である。ここでもスズ竹の藪を掻き分けて登らなければいけなかった。この笹薮の登りは長くて、なかなかこれを抜け出せない。ようやく樹林の中に出ると、傾斜は緩やかになって、すぐに山頂に着いた。
山頂は樹林に囲まれていて、雪の小さな広場に山頂標識と三角点があった。
朝から何も食べていないので、ここで休憩。魔法瓶にお湯を入れてもってきている。コーヒーでかりんとうを食べた。時間は245分になっている。時間がなくなってきた。
急いで下山。沢を下って、林道に出る。登ってきた分岐を過ぎてさらに林道を行くと、鉾岳登山口がある。一旦、下って沢を渡る。登山口からは10分の登りで、山頂に着けるはずなのだが15分くらいかかってしまった。笹薮の道をゆるやかに登る。この笹薮を掻き分けて登るのはかなりうっとうしい。
鉾岳山頂に着いたのは335分。山頂標識は樹林の中であったが、ここから一段下ると岩の上に出て、ここからは展望が開けている。ここは鉾岳の岩塔のてっぺんなのだ。下は目もくらむような断崖である。すごい。
時間がないので早々に戻る。
林道から、滝上部に下る。
ここで私は鉾岳展望のピークに立ち寄りたい。ここから10分とあるので、ともかく急いで登ってゆく。かなり急な道である。私は、登りは息がきれるような登り方はしないのだが、今はともかく急いでいる。
登りきったところで、右にトラバースする。崖にロープが横に張ってある。これを越えると大岩の上に出た。ここからは真正面に鉾岳の岩塔を見ることができる。すごい岩壁である。ただ、ゆっくり眺めている暇はなかった。時間はもう4時を過ぎている。暗くなる前に登山口に戻れるか心配である。
急いで引き返す。ともかく危険なのは、滝上部から下の沢を渡るところまでである。ここを過ぎれば、雪はほとんどない、緩やかな樹林の中の道である。
滝上部から下る。雪の急峻な道の下りは、登り以上に緊張させられる。下の沢に着いたのは4時半であった。ここまできて、ようやく一息つくことができた。
キャンプ場に戻ったのは5時であった。

予定では、明日は五葉山と夏木山に登るつもりなのだが、五葉山の標高は1570mである。山頂付近は雪だろう。悩んでしまう。ともかく登山口までは行ってみることにしよう。

国道に向かって車を走らせているうちに、暗くなってしまった。
青雲の橋の道の駅で地図をみていたら、日之影村に温泉があるのがわかった。今日は特に疲れたので、温泉に入りたくなった。ここの温泉は「日之影温泉駅」という駅舎の二階にあるのだ。温泉で汗を流して、出てきたら8時近かった。
真っ暗な中を登山口に向かった。


NEXT 倉木山

BACK 私の九州の山百選


キャンプ場


鉾岳の鋭い岩峰が見えてくる


ケルンを目印に樹林の中を行く


凍った沢を渡る


対岸にはスラブの大絶壁が聳える


滝の上部


林道を行く


沢を登る


鬼の目山山頂


鉾岳への入口


鉾岳山頂


鉾岳山頂から見下ろす






総合TOP My日本の山  My日本の道  日本の旅  自己紹介



















SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送