2006年冬九州登山旅行
  ぬきさん

標高 711m
吹上峠→25分→大平山→30分→四方平分岐→15分→貫山山頂→35分→中峠→10分→茶ヶ床園地→25分→吹上峠

この山はすばらしいカルスト地形の山なのだ。山には白い羊の群れのように石灰岩が散らばっている。北九州にこんなすばらしい山があったのだ。
四方平から貫山

2006年1128

朝の5時に新門司港に着いたがまだ真っ暗である。
貫山に向かうルートはカーナビ任せのため、どこをどう走っているのかよくわからないまま、6時頃に登山口の吹上峠に着いた。まだ暗いので明るくなるのを待つ。仙台だと十分明るくなる時間なのだが、九州は西にある分だけ夜が明けるのが遅いのだ。
7時になってようやく明るくなってきた。
峠の駐車場から県道を挟んだ向こうに山が聳えている。これが大平山を経由して貫山に続く尾根なのだ。
草原に覆われた斜面をジグザグに登って行く。
登るにつれて道の両脇には大きな岩が点在するようになって、この白い岩が石灰岩なのである。この一帯は北九州国定公園で国内有数のカルスト台地なのだ。カルスト台地については山口の秋吉台しか思い浮かばないのだが、九州にこんな広大なカルスト地形が広がっているとは思いもしなかった。
傾斜が緩やかになると石灰岩の巨岩の間を行くようになった。山頂の方向は雲がかかっているのだが、振り返ると広大な草原が広がっている。この山は展望だけでもすばらしい山だと思ってしまう。
大平山を目指して尾根を登って行くと、白い石灰岩の群れが霧の中に浮かび上がってくる。この幻想的な眺めに、何度も立ち止まって写真を撮ってしまう。
大平山の山頂は気がつかないうちに通り過ぎてしまった。
その先の展望台に着くと「群羊原」の説明板がたっていた。霧が晴れてきて、展望台からは白い石灰岩がまるで羊の群れのように広大な草原に散らばっているのが見える。本当にすばらしい眺めだ。
展望台から少し下ると中峠への指導標があった。ガイドブックではここから中峠〜四方平〜貫山のコースを紹介しているのだが、それは遠回りになるので、私は直接四方平に向かうことにした。
急な道を下って鞍部のようなところに着くと十字路になっている。ここで交わる道が中峠からくる道なのかと思ったらそうではなかった。指導標は貫山へは直進となっているので、目の前に聳える山に向かって登ってゆく。防火線のような道が一直線に山頂へ向かって伸びている。これを登りながら振り返ると、大平山の眺めがすばらしくきれいだ。山腹に白い石灰岩が散らばり、山の手前にはトリーネという石灰岩台地特有の大きな窪地が見える。カルスト台地の景色にただ感動する登山である。
傾斜が緩やかになって、少しゆくと字路に指導標がたっていた。ここが中峠からのルートが合流する四方平である。左折して貫山山頂に向かう。行く手に貫山がそびえているはずなのだが、雲がかかって真っ白である。
緩やかに下って行くと林道と交差したが、そこにはバイクなどが登山道に侵入できないように柵が設けられていた。
草原の中を急登して行くが、このあたりに石灰岩はみられなかった。
傾斜が緩やかになってほとんど平坦な道になると山頂である。山頂には巨岩があって、その真ん中に山名の書かれた円柱がたっていた。山頂からはすぐ下に海が見えた。この山頂は厚い雲がかかっているのだが、下に見える海は日が射して青く輝いていた。
休んでいたら野良犬がやってきた。こんな山の上にどうしてウロウロしてるんだろうと見ていたら、後から3匹やってきた。ちょっと怖い。すぐに出発することにして立ち上がったら逃げていった。
四方平に戻って振り返ると、雲の間に貫山の山影が見えた。でもすぐに雲に隠れてしまって、結局、貫山の全体を眺めることはできなかった。
四方平からは直進して中峠を目指す。
広い尾根を緩やかに下って行くのだが、この途中のカルストの眺めもすばらしくて、何枚も写真を撮ってしまう。
下りが急になると下に舗装道路が見えてきた。ここが中峠なのだ。舗装された道に下ると真向かいには草原におおわれたりっぱな山があって、その山頂に向かう踏み跡が伸びている。でも、この山には登らないのだ。
舗装道を右に歩いて行くと中峠の指導標があった。目指す茶ヶ床園地はこのまま舗装道を行くのだ。左に聳える山に登りたい気もするのだが…。
石灰岩の白い岩の群れを見ながら下ってゆくと、茶ヶ床園地の駐車場が見えてくる。
茶ヶ床園地はベンチや説明板が設けられていて、群羊原を一望できる展望台なのだ。大平山とその裾野に散らばるたくさんの白い石灰岩の群れがすばらしくて、飽きることがない眺めである。
ここから直進すると平尾台自然観察センターなのだが、今日は月曜日なので休館である。しかも、そこまでは舗装された道を歩くことなってしまうので、右折して直接、吹上峠に向かうことにした。
最初はしっかりした遊歩道だったが、進むにつれて草に覆われるようになった。前日の雨のせいか、露がびっしりついていて、ズボンはびしょ濡れになり、靴の中まで水浸しになってしまった。
遊歩道をなんの考えもなしに歩いていったら山に向かう急な登りになってしまった。引き返す。磁石と地図で吹上峠への踏み跡を見つけたが、草茫々の道で、再びビショ濡れなってしまった。

峠の駐車場へ着く直前に、石仏がいっぱいあるのが見えたので立ち寄った。弘法大師の像があるで、八十八箇所にちなんだものなのだろう。
駐車場に戻ったのは1020分である。


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吹上峠の駐車場


登山道入口


大平山への登り、白い石は石灰岩


群羊原展望台


行く手のピークが四方平


四方平の分岐


林道と交わる


貫山山頂


中峠に下る


茶ヶ床園地







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