2006年冬九州登山
にのだけ

標高 681m
登山口→50分→二の岳山頂→50分→三の岳山頂

みかん畑から眺める二ノ岳・三ノ岳の眺めはすばらしくきれいで、たのしいハイキングが楽しめる山である。山頂からは有明海の向こうに雲仙普賢岳を眺めることができる。でも、私が登ったときは、雲の上に山頂が少し見えただけであった。
三ノ岳から二ノ岳

BACK 大障子岳


2006年127

緩木山の登山口に車を停めて寝ていたのだが、朝、天気予報通りに雨であった。
3時間半ほどの登山なので、登山を決行しようと思ったのだが、腰から右足にかけて痛くてとても歩けない。
5分ほど歩いたが、どうにも痛くてたまらないので、登山はあきらめることにした。
天気予報では3日ほど悪天が続く。しかたがないので観光にあてることにした。
地図とにらめっこをして考えたのだが、熊本の県立装飾古墳博物館に行って、それから天草に行くことにした。九州南部の観光はほとんどすんでいて、天草にでも行くしかないのだ。
そうすると、予定していた登山の順序が変わってしまう。それもしかたがない。
装飾古墳館は楽しかった。
それから天草に向かったのだが、途中、温泉を見つけたので、ここでのんびりした。腰がいたいので、温泉にゆっくり浸かって少し癒さなければと思ったのだ。
3時間ほどいて、外に出たらもう暗かった。
天草に向かって車を走らせたが、道の駅をカーナビで探して、「道の駅きくすい」に泊まることにした。


128

この道の駅きくすいには船江田古墳という大きな古墳がある。道の駅の奥に芝生でおおわれた丘が聳えているのだがこれが前方後円墳なのだ。登ってみた。昨日の温泉のおかげか、なんとか歩くことができる。よかった。
古墳の上に登ってみたが、その奥は畑になっていた。
もう一度携帯で天気予報を確認すると晴れ時々曇りに変わっていた。今日は登山ができそうである。ここから一番近くの山は二ノ岳・三ノ岳である。まずこの山に登ることにした。
車を走らせて行くと、向こうに二つ並んだ山が見えてきた。方向からするとこれが二ノ岳と三ノ岳らしい。けっこう整った姿の山である。
みかんの段々畑の中を走って、きれいなたたずまいの野出集落に着く。
ガソリンスタンドの前に登山口の標識があった。そこに車を停めることはできないのだが、駐車場の案内があったので、少し道を戻ってそこに車を停めた。
出発は9時少し前になってしまった。
ガソリンスタンドの前の登山口から、集落の中の急な道を登ってゆく。親切に指導標が設置してあって、集落の中の細かな道も間違えることはなかった。この道は九州自然歩道で、その指導標がたてられているのだ。
車道の突き当たりに石垣があって、そこから山道になる。
照葉樹の原生林の中を登って行く。さすがに九州自然歩道のコースで、整備された階段の道である。ただ、階段の道はけっこう疲れるのだが…。
15分ほど登ると「ほっと一息えびね坂」という標識があって、これを登ると林道を横切った。
その少し先には「胸突き八丁坂」の標識がたっていた。驚いたことに「この坂は脚力を競うコースです。あなたは主役になれますか」とかかれていて、コースの長さ80m、平均で3分なのだそうだ。こんなところで競争させてどうするんだと思ってしまう。私はまだ腰から右足にかけて痛いので、こういう挑発にのることはできない。ゆっくりと登っていった。
ここら急な道を15分ほど登ると石の祠があって、その中には石仏が納められていた。ここが二の岳山頂である。三角点があった。
すばらしい展望が広がっている。有明海が一望できて、干拓地の広がりがきれいだ。海の向こうには雲に一部隠れているが雲仙普賢岳が見える。
そして、これから登る三の岳が見える。するどい三角峰で、あの山までわずか45分で行けるなんて思えない。でも、三ノ岳は本当に秀麗な山で何枚も写真を撮ってしまった。
ゆっくり景色を楽しんでから三の岳に向かって出発した。
急な階段の道が延々と下まで続いている。途中、檜の林に入ってジグザグを繰り返し、林から抜け出ると真っ直ぐに鞍部まで下る。下りきったところで林道に合流して、舗装された道をしばらく歩くのだ。
右に三の岳登山口があって、ここからは深い樹林の中に入る。照葉樹林の中を急登する。登山道に大きな岩が点在するようになると傾斜はさらにきつくなって、これを登ると山頂である。10時半であった。
山頂は有明海側が開けている。雲仙普賢岳の山頂が雲の上に浮かんでいた。さっき登ってきた二の岳も見える。山の形としては三の岳のほうがきれいなようだ。

山頂の少し奥に、石の祠が並んでいるところがある。注連縄で四角く囲われている。
景色をもう一度楽しんで下山開始。来た道を引き返すのだ。
林道まで下ると20人ほどの団体がやってくるのが見えた。この山にも団体がやってくるんだと、少し驚いた。
二の岳に登ると5人の登山者がいた。けっこう人気のある山なのである。
登山口に戻ったのは12時少し前であった。
私の車の前にバスが停まっている。運転手がいて、すぐに動かしてくれたが、このバスがあの団体を運んできたのだ。運転手に訊くと、九州の里山を毎日のように登る会なのだそうだ。


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道の駅きくすい


石人があった


ここから歩き始めた


登山道入り口


ホット一息えびね坂


胸突き八丁の坂


二ノ岳山頂


二ノ岳から階段を急降下する


車道に出る


照葉樹林の中を登る


三ノ岳山頂





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