BACK 屋久島観光
2006年4月27日
今日登るモッチョム岳というのはすさまじいばかりの岩峰の山なのだ。ガイドブックの写真では鋭い岩峰を麓から見ることができるのだ。でも、今日の天気はあまりぱっとしないので、その雄姿を見ることはできない。ちなみに、モッチョム岳というのは漢字で「本富岳」と書くのだ。
モッチョム岳の登山口は観光地「千尋の滝」にある。駐車場から遊歩道の入口には新しい祠があって、「屋久島岳参り」の説明板があった。これから私が行く登山道は岳参りの参道でもあるらしくて、昔、一般人はこの先に進入することはできなかったという。
少し行くと左に登山口があったが、千尋の滝展望台に寄ってみることにした。ここからの滝の眺めはすばらしかった。ゆっくりと滝を眺めていたかったが、まずモッチョム岳に登らなければいけない。下山してからの楽しみにして登山口に戻った。
屋久島の登山口の特徴なのだが、そこにはイラストのコース図がたっているのだ。私はちゃんとした地図のほうがうれしいのだが…。
登山口から登り始めたのは7時半である。
すぐに沢を渡る。ロープが張られているので、これにすがって徒渉する。この沢の上流はすばらしいナメになっていた。さっきみた千尋の滝を同じ花崗岩なのだ。
あとは樹林の中をひたすら登るだけである。目指すのは「万代杉」である。屋久島にきて最初の屋久杉を見ることになる。ワクワクするではないか。
深い樹林の中を登って行く。登山道にはあちこちに赤いリボンがつけられていて、これが目印になる。
登山口から歩き始めて1時間、巨大な白い杉がそびえ立っていた。これが万代杉であった。
屋久島には多くの杉が生えているわけだが、「屋久杉」と呼ばれるのは標高500m以上の山地に自生する杉のことで、樹齢は千年を越えるものをいうのだ。この万代杉は樹齢が3000年という。
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