みやのうらだけ

標高 1935m
黒味岳分岐→10分→投石平→35分→最後の水場→35分→栗生岳→20分→→宮之浦岳山頂

私は宮之浦岳には当分登るつもりはなかった。この山に登ってしまうと日本百名山が終わってしまうからだ。快晴に恵まれ、宮之浦岳は百名山の最後を飾るにふさわしい素晴らしい山だった。
永田岳から仰ぐ宮之浦岳.

 投石平から最後の水場へ
投石岩屋


安房岳の麓を捲いてゆく


木道が現れた


水場

BACK 黒味岳


2006年430

投石平から歩き始めようとして、大きな岩岩屋があることに気がついた。これがビバークなどができるという投石岩屋であった。
稜線の縦走路を行くことになる。すばらしい展望の道である。しばらく登って振り返ると、投石平が一望できて、その上には黒味岳が聳えていた。すばらしい眺めだ。

縦走路には投石岳(なげしだけ)、安房岳(あんぼうだけ)、翁岳(おきなだけ)という山々が聳えているのだが、登山道はその山頂を通ることなく続いている。山頂に行きたいと思うのだが、登山道がみつからないし、山頂というのは巨岩の重なりそのもので、その上に登ることはできそうもない。
でもそうした山々を展望しながら歩いてゆくことができるのだ。今日は天気も快晴で、すばらしく楽しい登山路である。
緩やかな登りが続く。行く手には宮之浦岳と永田岳を見ることができる。あそこまで登るのだ。なにかしら、うれしくてワクワクする登山である。
宮之浦岳の手前に大きく聳える山は安房岳である。これもすばらしい山なのだが、山頂に向かう道はないようで、登山道はこの山麓を巻いて行くのだ。突然、木道が現れて、山あいをくねって続く。
遠くに特徴的な岩峰が見えた。これが翁岳…と思ったが遠すぎるような気がする。地図で調べたら、翁岳から北に延びる尾根の上にある「小楊子山」であった。すばらしい山容である。
宮之浦岳が大きく迫ってくると、きれいな沢が現れた。木道はこの流れに沿って行く。きれいに澄んだ水で、これが宮之浦岳最後の水場なのだ。
翁岳には登山路があるみたいなので、注意しながら歩いていった。ガイドブックを読むと、この水場のすぐ先に、翁岳の分岐があると書いているのだが、結局気がつかずに通り過ぎてしまった。





 栗生岳へ
人形のような岩塔


翁岳を振り返る


栗生岳の標識


水場から少し行くと山あいから抜けて展望が開ける。真っ正面には宮之浦岳が大きく聳えている。(…と思ったのだが、これは前衛峰の栗生岳で、宮之浦岳はこの後ろに隠れているのだ)登山道は、栗生岳へ続く右の尾根につけられているのだった。
この尾根道に入ると、左に大きく曲がる。これを登って行くと、右に人の形の岩塔がたっていた。何か名前がついているのだろうか。
登山道から振り返ると、大きな岩を山頂に載せた特徴的な山が見える。これが「翁岳」であった。この翁岳から右に山稜が続いている。この山稜のピークは安房岳、投石岳である。そして黒味岳も望むことができる。素晴らしい展望に、ルンルン気分で登って行く。
巨岩の重なる山頂が近づいてくる。鋭く切り立つ岩塔に着くと、ここは栗生岳(くりおだけ)であった。この頂きの巨岩の下に踏み跡があったので登ってみた。大きな岩の上に出る。巨岩のスリットがすぐ下にあって、そこから登山道が真っ直ぐに伸びている。この行き着く先が宮之浦岳の山頂であった。宮之浦岳は本当にすぐそこだ。やっと、ここまで来た…うれしさに、つい頬がゆるんでしまう。
この岩の上に標識はなかったが、これが栗生岳山頂ということで満足することにした。

下に降りると、巨岩の前に「くりお岳 標高1867m」と書いた標識があって、ほこらを指す矢印があった。行ってみることにした。巨岩に狭い隙間があって、この中に入ると立派な石の祠が祀られていた。




 宮之浦岳山頂へ
宮之浦岳まで30m


これを越えると山頂


宮之浦岳山頂


宮之浦岳に向かって最後の登りだ。
栗生岳から少し下って、それから山頂に向かって急登する。道は丸太の階段を設けてあるのだが、浸食が激しいようで、あちこちで崩落していた。段差も大きくて、けっこうこれが歩きにくい。
この道から振り返ると、大きな岩が折り重なる栗生岳を間近に見ることができる。そして、この左には鋭くそそり立つ翁岳、すばらしい眺めだ。
行く手には巨岩か重なるピークが近づいてくる。巨岩の間を抜けると、傾斜は緩まって木道になった。
宮之浦岳まで30mの指導標を過ぎると、本当に山頂はすぐであった。

憧れの宮之浦岳山頂に着いたのは11時である。さすがに登山者がいっぱいであった。山名標識の横に黒い三角点があった。一等三角点であった。
山頂からは、すぐ隣に聳える永田岳がすばらしい。これからこの山にも登るのだ。
今日はすばらしい天気で、屋久島の中心部の山々を一望できる。屋久島は一月に37日雨が降るなどといわれるほど雨の多いところなのだが、こんな快晴に恵まれるなんて、私は本当にラッキーである。
私はこの宮之浦岳の登頂で、日本百名山・二百名山のすべてを登ったことになる。今日の快晴は、私を祝ってくれているみたいだ。


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