2006年冬九州登山
くらだけ

標高 682m
駐車場→15分→倉岳山頂→15分→駐車場

倉岳は、山と渓谷社版「九州百名山」の山なのだが、山頂直下まで車道が通じていて、登山対象として面白い山とはいえない。おまけに私が登ったときは厚い雲の中で展望もまったくなくて、ほとんど無駄骨みたいな登山だった。でも、倉岳は天草の最高峰で、山頂には一等三角点が置かれているのだ。
倉岳山頂の一等三角点

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2006年12月9日

歴史民俗資料館でのんびり見学していたら
11時半を過ぎてしまった。今日の登山の倉岳に向かわなければいけない。
車を走らせて行くが、雨は降り続けている。これなら、朝一番で登ったほうがよかったと悔やんだ。
カーナビに従って、山の北側、栖本町から林道に入る。ところが、入口には全面通行止めの看板がたっている。困った。しかたがないので山の南側、倉岳町から入ることにする。山を大きく回りこまなければいけない。ずいぶん時間を無駄にしてしまった。
急な山の斜面をジグザグに登ってゆく。道は曲がりくねっていて、しかも細い道で運転にはかなり気をつかう。山頂部に近づくと霧の中に入ってしまった。
登山口の駐車場に着いたのは1245分である。霧の中で何も見えない。霧雨が降っている。ともかく山頂を目指すことにして、準備をする。雨具を着込んだ。
山頂には鳥居をくぐって石段を登る。その上にはバンガローが並んでいて、管理寮もあるのだが、今は営業していない。霧の中、階段の道をゆるやかに登って行く。道はコンクリートで固められているのが、それが濡れていて滑りやすい。樹林の中の道を歩いて行くと、広場に着いた。そこには東屋がたっていて、その左には車道が通っている。これはさっきの駐車場から続いている道なのだ。
広場から再び階段の道を登ってゆく。左には平行してさっきの車道が続いている。
歩き始めて15分、左に石の鳥居があって、そこから石段が続いてその突き当りに祠がある。登山道はこの石の祠の横に着く。これが倉岳神社の祠なのだ。すぐ下には駐車場があって、けっきょく車で山頂まで来ることができるということである。
祠から少し石段を登ると広場に着く。ここが倉岳山頂であった。山名の標識はないのだが、三角点がある。
倉岳は天草の最高峰で、ここからの展望はすばらしいというのだが、霧の中で何も見えない。
新しい四角な碑があって、そこには倉岳霊水の由来が刻まれている。霊水ってどこにあるんだと思ったら、この碑の前に四角な蓋があって、これを持ち上げたら、そこは小さな井戸になっていた、その下に水が見えた。
山頂のさらに奥には古い祠がいくつかたっていた。もう崩れかけているような祠である。祠には石仏が納まっていた。
引き返す。山頂直下の駐車場に下ったら、石の鳥居の横に新しい石碑がたっている。道路開通記念碑で、この山頂までの道は平成三年に開通したのだそうだ。得意げな文章がきざまれていた。登山者としては、余計なことはしないでくれ…という気分だ。
来た道を下っていったが、滑りやすいので途中から車道を歩いた。
車に戻ったのは120分である。
私はここからさらに矢筈嶽を往復しようと思っている。九州自然歩道の道を行く。
歩いて行くと分岐があって、右が小ヶ倉観音への道、左が湯舟原への道。湯舟原の道を行く。林道があって、これを歩いて行く。
右に遊歩道があったのでこの道に入ったが、少し行くと藪に覆われてしまってとても歩けそうもない。再び林道に戻って、これを歩いて行くが、どうにも様子がおかしい。磁石で方向を確認したら、西に向かうはずが東に向かっていた。しかたがないので引き返した。
分岐を見逃したのだろうかと気をつけて戻っていったんぼだが、けっきょくわからなかった。雨も降るので、矢筈嶽登山はあきらめるしかなかった。

天気予報では明日は晴れるはずなのだ。
小川岳登山口までは100km以上走らなければいけない。


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登山口駐車場


鳥居をくぐって石段を登る


東屋の横を過ぎる


ひたすら石段を登る


山頂直下の鳥居


倉岳山頂


ここから矢筈岳を目指したが…



道をイバラが覆って矢筈岳は断念





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