BACK 白鳥山
2006年4月25日
白鳥岳から下山して国道に出る。昨日、車を走らせたときに韓国岳の登山口は確認してある。
登山口から遊歩道に入ると、すぐにT字路になっている。右はつつじヶ丘に行くみちで、その正面には溶岩流の跡と思われる岩の一帯があった。
左に行く。行く手には白い煙を吐く硫黄山が見えてくる。
車道から上がってくる階段と合流すると、まず地獄廻りの指導標がたっている。行って見たいが、先を急ぐ。
急な登りが続く。火山の道で、草木はまったくない。合目毎にしっかりと指導標がたっているので、これを目安に登って行く。
5合目は展望台になっていて、えびの高原、不動池・白紫池の眺めがすばらしい。今日は快晴だ。
どんどん登りはきつくなる。登山路の右手には大浪池が見えてきた。霧島山にはたくさんの火口湖があるのだ。
このあたりで風がものすごく強くなった。帽子が飛ばされそうになって、クリップをつけた。これは100円ショップで買ったものなのだが、役に立つ。すさまじい強風で体が飛ばされそうになったりもした。
8合目あたりで左の火口壁に寄ってみるとすごい眺めだった。絶壁になっていて、はるか下に火口原が見える。外輪は険しく切り立っている。すごい。以前この山に登ったときは雨の中であったために、こんな景色を見ることはまったくできなかったのだ。
もう一度来てよかった。
山頂は巨岩でおおわれていて、そこに山名の標識がたっていた。
展望がすばらしい。なによりも行く手に聳える高千穂峰がすばらしい。
縦走路には新燃岳、獅子戸岳が聳えている。これを縦走してゆくのだ。
深田が日本百名山としてあげたのは「霧島山」であって、韓国岳ではない。百名山完登を目指すひとはこの韓国岳を登るだけでよしとするのだが、それは誤りではないかと思うのだ。私もそうだったのだが…。霧島山のすばらしさは、この縦走路を歩いて初めて味わうことができるのだと思う。
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