きんぽうざん

標高 636m
金峰山は薩摩半島の中ほどに位置して、ほとんど山頂の近くまで車で行けてしまう。この山には一ノ嶽・二ノ嶽・三ノ嶽と3つのピークがあって、これを遊歩道が結んでいるのだ。
金峰山山頂

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2005年216

朝、登山開始する頃には雨が止んでいた。昨夜に比べると風もなく静かである。
一応、雨具を着込んで登り始めた。
まず、神社に向かって歩いて行く。コンクリートの道を緩やかに登って行くと、すぐに鳥居の前の広場に出た。
ここから左折して鳥居をくぐって石段を登る。
社殿の左に登山道があって、この階段の道を登って行くと三叉路に着いた。山頂に向かう道と稚児の宮への道と東岳に向かう道である。
まず、山頂に向かった。
山頂にはシメ縄を張った石があって、その前に仏像が置かれていた。その横に三角点もある。
引き返して稚児の宮に行った。稚児の宮というのは、釣りの好きな少年が溺れ死んだのをこの岩穴に祭ったところ、清水がしたたるようになったのだそうだ。それは死んだ少年の母の涙というのだが…。
三叉路から少し下ったところに大きな岩があり、その下に祠があった。
これが稚児の宮である。
三叉路に引き返して東岳(二ノ嶽)に向かう。階段の道をかなり下って行く。鞍部から登り返して山頂に着く。祠は屋根だけで、その下に大きな石が置かれていて、前に観音像があった。この山の御神体は石なのかと思った。
この後ろには展望台がある。霧で何も見えないのだが、一応登ってみた。真っ白であった。

来た道を引き返すと、途中に駐車場に向かう道が分岐する。この道を行くことにした。同じ道を通るのはイヤだ。
階段の道をどんどん下って行く。こんなに登ってきたという気がしないのだが、ともかく下って行くと駐車場入り口についた。
さて、この山にはもう一つのピークがある。北岳(三ノ嶽)で、この山頂にも登ることにした。
駐車場から出て、車道を渡ったところに「金峰山仁多尾林道完工記念」という石碑が立っている。その横に踏み跡があった。これが北岳への登山口である。
入り口がはっきりしないのだが、樹林の中に入るとすぐに鳥居があって、石段の道になる。手すりのついた急な石段で、これを
10分ほど登ると山頂である。
山頂には山神と書かれた碑がたっていた。その横には錆びた宝剣も立てられている。
駐車場に戻ってきたのは8時40分であった。
わずか
1時間余りの登山である。ちょっとものたりない。
雨具を着込んで行ったのだが、雨に降られることはなかった。今日はもともと雨のつもりで、登山はあきらめようと思っていたのだから、登れてラッキーだった。

さて、今日はもう一つ、当初の予定の冠岳にも登ることにする。

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鳥居から始まる


金峰山山頂


稚児の宮


二の嶽(東岳)の祠


二ノ嶽の展望台


三ノ嶽(北岳)山頂





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