BACK 天山
2005年11月30日
ついでなので、八幡岳にも登ることにした。
この山も天山から比較的近い。30kmほど車を走らせるだけである。
車を山に向かって走らせて行くと、すばらしい棚田が広がっていた。石積みされたりっぱな棚田である。八幡岳よりは、この棚田のほうがはるかに見ごたえがあるかもしれない。
行く手にはアンテナ塔がいくつも立つ山が見えていて、これが八幡岳なのだ。
そして、この山頂までは車道が通じている。登山意欲を喪失させてしまう…。
車道以外に登山道があるのなら、できるだけ歩きたいと思っている。
地図を確認すると池高原というキャンプ場があって、ここから九州自然歩道が山頂に向かって続いている。これを歩くことにした。
キャンプ場の中の道を行き、左に曲がって車道を渡る。そこからは鬱蒼とした樹林の中の道である。杉林の中を緩やかに登ってゆくと、10分ほどで再び車道に出てしまった。
この車道を右に少し行くと、九州自然歩道の入り口があった。樹林の中を登って行く。
照葉樹の中の道になるとかなりきつい登りになった。行く手にはアンテナが立つ山が迫ってくる。これが八幡山である。
再び車道に出たのは3時半。ここからは車道を歩くしかない。
ヘアピンのカーブが続く。下のほうに大きな山が見える。女岳である。登ってみたくなる山で、九州自然歩道はこの山にも通じているのだ。でも、私の登山予定にはない。
T字路に着く。左が山頂への道、右は展望台である。まず山頂をめざした。アスファルトの道を歩き、アンテナ塔を回りこんで小高い丘の上に出る。ここが八幡岳山頂である。
本当に山頂はアンテナで埋め尽くされていて、どうしようもいない。
T字路に戻って、展望台に向かった。
ここには八幡大菩薩の石碑がおかれていたが、これは平成になってからたてられたものでる。
この展望台に親切な写真の案内板がおかれていて、展望する山が特定できるのだが、遠くの山はかすんでしまっていてよく見えない。
でも直前に登った天山は見えた。かなり高い山で、なにかしら堂々としている。満足。
下の集落を眺めると、棚田が見える。この山腹に一面に棚田が広がっているのだ。これは本当にみごとといっていい。
登山口に戻ってきたのは4時20分であった。
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九州自然歩道入り口から歩き始めた

すぐにキャンプ場がある

車道を渡って樹林の中に入る

照葉樹林の中を行く

山頂のアンテナ群 |