BACK 御嶽山 継子岳
2010年9月15日
昨日は御嶽山から下っから、すぐ近くの「道の駅日義木曽高原」でビールを飲んでしまって、目が覚めたら0時過ぎになっていた。真夜中に車を走らせて「道の駅奥飛騨温泉郷上宝」に着いたのは2時過ぎであった。
今日の午前中は晴れるのだが、午後から天気は崩れるというので、早めに出発することにした。でも、洗顔などをしていたら結局6時頃の発進になってしまった。道の駅から焼岳が少しだけ見えた。
10kmほど車を走らせて登山口に着く。広い駐車スペースがあって、ここからは樹林の間に笠ヶ岳を見ることができた。
駐車場から車道を少し行くと、道は鎖で閉鎖されている。さらに5分ほど車道を上ってゆくと、右に登山道入口があった。登山口からは一旦沢に下って、新しい木橋で流れを渡る。
鬱蒼とした樹林の中を登って行く。左にさっき渡った沢を見ながら行くのだが、尾根を右に越えると右にも大きな谷があった。
30分ほど登ると林道終点に着いた。ここには焼岳登山口という標識がたっていた。昔はここまで車が入って、ここが登山口だったのかもしれない。振り返ると笠ヶ岳の山並みが見えた。すばらしい眺めだ。
登山口の標識から5分ほど登ったら「白水滝」という標識がたっていた。右側が開けていて、遠くに滝が見えた。落差45mという真っ直ぐに流れ落ちるりっぱな滝であった。
ブナの巨木などを眺めながら10分余り登ると、再び白水の滝を見ることができた。道は山の急斜面をジグザグに登って行くのだが、急斜面の右端に再び出たので再び滝が見えたというわけである。
笹藪の斜面をトラバースするように登って行くと、15分ほどで「鍋助横手」という標識に着いた。なんのことだと思ったら、ここでは樹林が途切れていて、笠ヶ岳の稜線を一望できるのだった。でも、残念なことに笠ヶ岳の山頂にだけ雲がかかっていた。天気予報通り、午後は雨になりそうな気配である。
さらに笹の急斜面をジグザグに登って行く。苔むした緑の岩の間を登って行くと、小さな岩穴の前に「ヒカリゴケ」という標識があった。覗いて見たら緑に輝く小さな点々が見えた。
さらに、苔むす岩がゴロゴロする涸れ沢のような溝を登って行くと、再びヒカリゴケがあった。このあたりはヒカリゴケの生育地なのかと思った。
この先で樹林がまばらになって、振り返ると笠ヶ岳の稜線を眺めることができる。でも、山頂部は雲で完全に隠れてしまっていた。
道が平坦になると雨量観測所の前に着く。観測所というから大きな施設を予想していたのだが、コンクリートの箱のような小さな施設であった。
ここから少し行くと大きな岩の前に鳥居がたっている。秀綱神社であった。ベンチが置かれていたのでここで休憩することにした。登山口からちょうど2時間歩いたところだ。ところが、ここにある標識には峠まで約20分と書かれていた。私のガイドブックには登山口から中尾峠までは3時間30分となっているのだ。1時間も短縮できる…、間違いではないかと思った。(間違いだった)
本当に20分で着けるのかと半信半疑で登って行く。笹藪の中に岩がゴロゴロする溝の道が続き、神社から17分ほどで、焼岳小屋と旧中尾峠のY字路に着いた。小屋に寄ると遠回りなので、旧中尾峠に向う。
Y字路からはけっこう急な登りになった。道の両側は背の高い笹藪で、道にはあいかわらず岩がゴロゴロしている。10分ほど登ると、行く手の展望が開けて岩山が聳えているのが見える。(これは焼岳展望台なのだ)
傾斜が緩やかになると大きな岩の前に着く。ここが旧中尾峠であった。神社からは結局35分かかってしまった。
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