甲信越の山百選 
おおぎさん

標高 1138m
扇山→25分→コタラ山→1:20→大久保山→15分→扇山山頂→50分→梨の木平→40分→鳥沢→40分→猿橋→45分→総合グランド

扇山は日本百低山に選定されていて、山頂から眺める富士山は大月市の「秀麗富嶽十二景」に選ばれているのだ。私は百蔵山から縦走して山頂に立ったのだが、鳥沢宿に下山したために、国道を延々と歩くことになった。
国道から仰ぐ扇山

 百蔵山から扇山山頂へ
東尾根の下り口


急な道を下る


宮谷への分岐


大久保山山頂


梨の木平下り口


扇山山頂

BACK 百蔵山

2012年10月17日

百蔵山から扇山までは
2時間15分もかかるので、あまりのんびりもしておれない。
山頂から少し下ると、すぐに東尾根の下り口があった。ここに立つ指導標にはコタラ山まで20分、扇山まで2時間と書かれていた。
この先、けっこうきつい下りになった。木につかまったりしながら、スリップに気をつけて下る。標高差100mを一気に下るのだ。
傾斜が緩やかになると、気持ちのいい自然林を行く。途中、けっこう痩せた尾根もあって、両側がすっぱり切れ落ちている。でも、樹林の中なのであまり高度感はないのだ。
一つのピークを越えてからどんどん下って行くと、宮谷への分岐があった。ガイドブックで確認するとコタラ山は過ぎてしまっていて、ここが最低鞍部であるらしい。
この先は緩やかなアップダウンを繰り返す。きれいな緑の自然林になったと思うと、檜の植林帯になったりする。私のガイドブックには標高818mの「カンバの頭」というピークが記載されているのだが、これも気がつかないうちに通過してしまった。
9時を過ぎた頃、きつい登りになった。すると鈴の音が聞こえてきて、登山者が一人下ってきた。今日初めて人と会った。
扇山山頂までは標高差300mを登るため、きつい登りが続く。途中、傾斜がゆるまったりするのだが、すぐにまた急登になる。
ようやく大久保山の山頂に着いたのは940分である。山頂広場の真ん中に立つ木の根元に山名の標識が置かれていた。ここは樹林に囲まれて展望はきかないので、記念写真を撮って、すぐに扇山に向かった。
広い稜線を緩やかに下ると、梨の木平への降り口があった。私は扇山を往復して、ここから下るつもりなのだ。
けっこう急な登りがあって、ようやく山頂に着いた…と思ったら、ここで左に折れて、さらに広い尾根を行くのだ。カラ松などの気持ちのいい林を抜けて行く。登りがきつくなって、これを越えるとと草原の広がる山頂に着く。
山頂に三角点はないのかと探したがなかった。広場の真ん中に四角い石が置かれていて、形はまったく違うのだが、これが三角点かと思ったりした。
扇山からの富士の眺めも「秀麗富嶽十二景」の一つで、6番「扇山からの朝富士」となっているのだ。時間はもう10時になろうとしているので、朝富士というわけにはいかないのだが、富士山はきれいに見える。でも、山頂には雲がかかり始めていた。
頭上には青空が広がっていて、暖かい日差しの中で休憩した。もちろん山頂には誰もいなくて、私一人である。



 鳥沢宿へ下山
分岐からひたすら下る


つつじ群生地の分岐


梨の木平に着いた


国道20号線に出た


諏訪春日神社


下山開始は
1015分。登って来た道を引き返して、梨の木平分岐に戻る。ここからは鳥沢に向かって、檜林を急下降するのだ。ひたすらジグザグが続く。
10分くらい下ったところに指導標があって、「つつじ群生地10分」と書かれていた。今の時期、ツツジの花を見れるはずはないので、そのまま通過した。
さらに10分ほど下ると、赤い社があって、その先に水場があった。さらに15分ほどジグザグに急下降すると、ようやく梨の木平登山口に着いた。
ここからは車道歩きである。すぐにバス停があって、その先道がY字路になっている。左がりっぱな道なのだが、これはゴルフ場への道なのだ。
車道はこのゴルフ場を大きく迂回して行くのだ。20分ほど歩いたところに、梨の木平・扇山を指す指導標がたっていた。車道を歩かなくても、登山道があったようだ。
すぐに広い車道に合流すると、そこは「桂川ウェルネスパーク」の分岐であった。広い駐車場があった。
住宅の中を行くようになって、高速道路をトンネルでくぐる。民家の間の細い道を行き、振り返ると扇山が大きくそびえていた。
国道20号線に出たのは1150分。JR鳥沢駅に着くつもりが、少し西に出てしまった。私はJRに乗って猿橋駅まで行くつもりだったのだが、鳥沢駅に戻るのが面倒で、このまま国道を歩いて猿橋に向かうことにした。国道20号線はもとの甲州街道である。昔、私は高尾から松本まで甲州街道を歩いたことがあるのだ。その昔を懐かしみながら歩いて行った。所々に古い家並が残っていて、けっこう楽しいのだ。
歩いて行くと、行く手に百蔵山が見えたり、振り返ると扇山が眺めれたりで、飽きることはない。国道の新猿橋の上からは「名勝猿橋」を眺めることができた。
すぐに右折して、昨夜車を停めた駐車場に向かう。駐車場には5台しか停めれないないので、満車であった。
猿橋の写真を撮って、あとは総合グランドの駐車場に向かう。猿橋を渡った後は県道505号線を行こうと思ったら、百蔵山登山道の指導標があった。これを行くことにして、緩やかに登って行くと諏訪春日神社に着いた。この境内を抜けて高速道路の高架をくぐったが、その先がわからない。しかたがないので、結局車道を歩いて、総合グランドの駐車場に戻った。時間は1310分であった。


BACK 日本百低山






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