長野県の山 
もらいさん

標高 1717m
真木沢登山口→10分→沢二股→1:00→栗巨木→30分→霧久保沢分岐→20分→茂来山山頂→10分→霧久保沢分岐→20分→栗巨木→50分→真木沢登山口

この山は佐久間平の東に聳える山で、山頂からは八ヶ岳を間近に眺めることができるのだ。私が登ったときは青空が広がるいい天気だったのだが、山頂部には雲がかかっていて、絶景というわけにはいかなかった。
茂来山山頂

 荒船山断念
通行止めの標識があった

登山口から仰ぎ見る荒船山

BACK 鼻曲山

2008108

御代田町のマクドで、これからの登山計画や登山記録の入力をしていたらすっかり遅くなってしまった。荒船山の登山口の内山峠に着いたのは22時を過ぎていた。峠は霧で、小雨が降っている。これで明日はちゃんと晴れてくれるのだろうか。

109

朝、どんよりと曇っていて、山は雲に隠れている。天気予報では久しぶりに晴れるはずなのに…。登山の準備をしていると、登山口に通行止めの標識が立っていることに気がついた。
よく見ると、出世不動付近で二カ所の崩落があって、現場の写真まで載っていた。これはダメだと思った。仕方がないので荒船出世不動の登山口に行こうと思ったが、これについても、不動尊から内山大橋の間で崩落があって通行できないと書いてあるのだが…。
車を走らせたが、やっぱり全面通行止めであった。この山には前に一度登っているので、あっさりとあきらめることにした。


 茂来山登山
茂来山登山口


平坦な林道のような道をゆく


V字の山間を行くようになる


ジグザグの急登


岩がゴツゴツする尾根を行く


霧久保沢への分岐


山頂直下の登り


茂来山山頂


さて、今日はもう一つ、茂来山に登ることにしている。今回の登山旅行では、長野県の山のすべてを登り終える計画であったのだが、これがその最後の山である。
佐久町から三国峠に向かって車を走らせ、途中から右の細い道に入る。行く手には三角形のりっぱな山が聳えているのだが、山頂は雲に隠れている。今日はすっきりとは晴れてくれないようである。登山口に着いたのは820分であった。
登山口の指導標には山頂まで2.5kmと書いてあった。これならラクな登山である。
平坦な広い道が続いていて、まっすぐに上に伸びる林の中を行く。杉の植林かと思ったらカラ松であった。道の右には小沢が流れていて、そのせせらぎを聞きながら歩いて行くのだ。道には石が多くて、水が流れるぬかるみを通ったりするが、すぐにしっかりとした道になった。
登山口から10分ほどで沢の二股に着いた。登山道は左の沢に沿って続いている。
鬱蒼とした林の中を歩いて行く。次第に傾斜がきつくなってくると、いつのまにか沢の流れはなくなっていて、深くきれこんだ
字の山間を登って行くのだった。
行く手には稜線が壁のように立ちふさがって、それにむかってまっすぐに登ってゆく。傾斜はどんどんきつくなって、このまま直登するのかと悲鳴をあげたくなったころで、ターンをして斜めに登るようになった。振幅の大きなジグザグで登って行く。斜面の林がすごくきれいであった。
行く手が明るくなって、ようやく尾根の上に着くと、そこには大きな栗の木がはえていた。私はこうした巨木が好きなのだ。ここに立つ指導標には山頂まで1kmとかかれていた。すぐではないかと思った。
ここからは傾斜の緩やかな尾根を行くのかと思ったら、すぐに、めちゃくちゃに急な道になった。尾根は痩せて、岩がゴツゴツ突き出ている。行く手のピークには巨岩が見える。
このすさまじく急な痩せ尾根を登って行き、ピークに着くと巨岩を右から回り込んでその上に出る。その先は緩やかな尾根になってほっとしたが、すぐにまた岩がゴツゴツと突き出たピークが聳えていた。
きつい登りが続くのだが、すばらしくきれいな紅葉の林になった。どっちを見ても鮮やかな紅葉で、登山はそっちのけで、写真ばかり撮ってしまった。
山の斜面を斜めに登って行くと、ブナの巨木が多いことに気がついた。ブナの林を行くのも、すごく気持ちがいい。
尾根の上に出て、平坦な道を少し行くと分岐があった。霧久保沢に下る道である。ガイドブックでは、これを下山路とするコースを紹介しているのだが、車があるので来た道を引き返すしかない。でも、このコースの途中には「こぶ太郎」という樹齢250年のトチノキの巨木があって、巨木の好きな私としてはこれだけが心残りなのだ。
すばらしくきれいな紅葉の中を登って行く。道は広くなって、傾斜はきついのだが気持ちのいい登りである。
樹林から抜け出すと岩がゴツゴツした登りがあって、その先が山頂であった。
真っ青な空が広がっている。山頂には新しい石の祠があって、その横に三角点がたっていた。
山頂から振り返ると、大きな山塊が聳えていた。頂稜が雲に隠れているのだが、八ヶ岳であった。大きな裾野にはスキー場などが見える。八ヶ岳の左には南アルプスも見えた。
山頂から北は雲で真っ白である。浅間山を見たかった。
暖かな日差しの中、ポッドの熱いお湯でコーヒーをつくってゆったりとした気分で八ヶ岳を眺めていた。
ふと気がつくと山頂の碑には「浩宮様登山記念」と刻まれたものがあった。この山にも登っていたのかと驚いた。
山頂で待っていたら雲が晴れてくれないかと期待したのだが、結局あきらめて下山することにした。
帰りは、紅葉の写真を撮りながら、のんびりと下って、登山口に戻ったのは1125分であった。



 乙女の滝
沢に沿って行く


滝が見えてきた


十石峠に向かって車を走らせて行く。道がすごく細くて曲がりくねっているので、大型車の通行は禁止なのだ。途中に乙女の滝があったので見に行った。

巨岩を挟んで二筋の滝が落ちている。けっこうすてきな滝である。
十石峠には大きな展望台があるので登ってみた。雲が多くてたくさんの山を見ることはできないのだが、異様な二つ岩峰を持つ二子山が見えた。


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