BACK 九鬼山
2012年10月17日
近くに道の駅がなくて、どこで泊まろうかと困ったのだが、「名勝猿橋」があるので、もしかしたらここに観光客用の駐車場があるのではないかと思って行ってみた。予想はドンピシャ、トイレのある駐車場があった。車が1台停まっていた。
夜が明けて、百蔵山の登山口に車を走らせる。今回の登山の目的は、日本百低山の扇山なのだが、百蔵山から縦走路があるので、このルートを行くことにしたのだ。
ガイドブックによると、登山口の手前に総合グランドがあって、ここに広い駐車場があるらしい。
駐車場に着いたのは6時ちょっと過ぎ。早朝のためか、車は1台も停まっていなかった。
駐車場からすぐのところに指導標があって、百蔵山は左となっている。地図と方向が違う…と思いながら歩いて行くと、すぐに指導標があって右折、山に向かって登るようになった。
登山口までは住宅地の中を行くのだ。もちろん舗装道である。…とはいえ、すごく急な道であった。振り返ると三つ峠山が見えた。道のコンクリート壁に指導標が貼られていて、百蔵山への道が二つに分かれる。どちらを行っても百蔵山の肩に出るのだが、私は左の道を行くことにした。
民家の間の急な道を登って行くと、ようやく舗装道が終わった。少し行くと、右に狛犬が立つすごく厳めしい門構えがあった。なにかしら、美術館のようである。その先すぐに貯水槽があって、これを過ぎると登山道になった。入口には緑に塗られた登山ポストがあった。
左に沢を見ながら、鬱蒼とした杉林を行く。沢を左に渡ってからZ字に曲がると、丸太のベンチのある休憩所があった。この先に指導標があって、本格的な登りになった。
道は沢筋に沿って続いていて、杉林の中をジグザグにひたすら登る。沢筋を離れて、山の斜面を左にトラバースするように登って行くと前方が明るくなって、展望が開けた。ここが大同山と百蔵山の鞍部と思ったのだがどうも違う。でも、れしいことに富士山が展望できた。富士山を眺めることができたら、今回の目的の大半は達成できたようなものである。
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