甲信越の山百選 
みずがきやま

標高 2230m
みずがき森林公園→40分→林道終点→1:00→不動滝→1:40→瑞牆山山頂→1:10→桃太郎岩→20分→富士見平→1:00→みずがき森林公園

瑞牆山は岩塔がそそり立つ山で、遠くからみるとすごく目立つ山なのだ。今回は不動滝コースを登ったのだが、途中、一人の登山者にも会うことなく、静かな山行ができた。
金峰山から見た瑞牆山

 登山口から不動滝へ 1996年日富士見平コース登山記録


みずがきの森公園管理寮前の道を行く


林道終点、登山道が始まる


いきなり岩場があった


岩壁の下を行く


手すりに注意の橋


不動沢を渡る

BACK 金峰山

2010819

今日は瑞牆山に登る。昔登ったときは一番ポピュラーな富士見平からコースをとったが、今回は不動滝を経由するコースを登るのだ。
車は二日続けて「みずがきの森公園」芝生広場の駐車場に停めた。天気予報では今日はずうっと曇りなのだが、朝は晴れている。天気が悪かったら止めようと思っていたのだが、この天気なら出発するしかない。
今回の登山はすごく不安なのだ。不動滝コースというのは、昔はなかった登山路で、すさまじい岩登りの道だったらどうしようと思っているのだ。ダメだったら引き返すつもりで出発した。65分の出発である。この山は5時間50分の行程なので、ゆっくりの出発でいいのだが、最近、午後は雲がわき上がって天気が崩れることが多いので、早めに出発した。
管理寮の前の車道を歩いて行く。遊歩道もあるのだが、これは迷路のように錯綜しているらしくて、迷ったら困るので車道を行くことにしたのだ。
10分ほど歩くと小川山林道が分岐して、この先は未舗装になった。樹林のなかをのんびり歩いて行くと、分岐から15分ほどで林道終点に着いた。車が1台停まっていて、その横にテントが張ってあった。不動滝コースを登ろうとしている人がいるのだ。ちょっと心強く思った。
登山道入口にたつ指導標には不動滝まで50分と書かれていて、その下に熊出没注意の標識があった。
すぐに砂防ダムの大きな堰堤があって、この左を登って行く。平坦な樹林の道を15分ほど行くと、突然、岩場が現われた。もう、岩場が始まるのかと思ったが、これを越えたら、再び樹林の緩やかな登りであった。でも、道には大きな岩が点在するようになって、ふと、樹林の奥を見上げたらすさまじい巨岩が壁のようにそそり立っていた。やっぱり瑞牆山は岩の山なのだ。苔むした大きな岩の間を歩いて行くと、大岩壁の下に着いた。私は谷に沿って歩いていて、その谷の両側には大岩壁がそそり立っているのだ。
道が緩やかな下りになって沢の流れに着く。そこには新しい橋が架かっていて、銀の鎖の手すりがつけられていた。ガイドブックには「不動沢の道は
2005年に手入れされて歩きやすくなった」と書いてあるので、このように整備されたということなのだ。でも、その橋の前には「手すりに注意」という標識が立っている。銀の鎖の手すりは頑丈な造りではないのだ。この先、真新しい橋や階段に混じって、古い丸太の桟などが現われるのだが、これはほとんど朽ちてしまっている。古い指導標も見かけたが、標示がとれて柱だけになっていたりする。これが整備される前の状況らしい。
大きな岩の間を登って行く。時々、樹林の間から対岸に聳える岩塔がみえる。すごいところを歩いているのだ。
登山口から40分ほどで、不動沢を左に渡る。ここには鎖の手すりの新しい橋がかかっていた。道は本当に整備されているのだ。鬱蒼とした樹林の中を歩いて行く。小さな支沢にもちゃんと橋がかかっていた。さらに15分ほど行くと再び支沢を渡ったが、その上流は明るくなっていて、岩壁がみえる。それが不動滝であった。
指導標の前から右に少し入ると、滝の前に出る。大岩壁を滑るように水が流れ落ちている。そして岩が削られて、丸い溝をつくっていた。すばらしい造形の滝である。この滝を眺めながら休憩した。





沢を徒渉する。橋はもう架けられてない


沢から離れて林の中を登る

巨岩の重なる溝を登る


富士見平からの登山道と合流する


瑞牆山山頂
 不動滝から瑞牆山山頂へ


登山道に戻って瑞牆山を目指す。指導標には山頂まで
1時間40分と書かれていた。
シャクナゲの林の中を歩き、大きな岩の間を登って行くと、道は緩やかな下りになって、沢の岸に着いた。ここで沢を右に渡るのだが、橋はかかっていない。でも、水量がすごく少なくて簡単に渡ることができた。でも、考えてみたら、不動滝を過ぎたら、ずいぶん荒れた道になっている。どうやら整備されたのは不動滝までだけらしい。この先は荒れた道を行かなければいけないと覚悟した。
鬱蒼とした樹林のなかに苔むした巨岩が立ち並び、その間を縫うように登山道が続いている。原始のままの山を歩いているという感じだ。
徒渉して30分ほどはいかにも深山という雰囲気の中を歩いて行くのだ。沢からずいぶん離れて、急な登りが続くので、もう山頂への急登になったのかと思ったらそうではなかった。緩やかな下りになりと流れの岸に着いて、そこに王冠岩という標識があった。対岸を見上げたら大きな岩が聳え立っている。その岩の上が王冠にみえないことはない。王冠岩から沢に沿って5分ほど行くと、右・瑞牆山の標識があった。ここから沢を離れてすさまじい急登が始まるのだ。…と思ったら、最初は樺の木などの明るい雑木林の中を緩やかに登って行くのだ。でも10分ほどで針葉樹になって、この暗い林の中を急登するようになった。溝のような道には巨岩が重なていて、これを乗り越えて行くのだ。険しい登りが35分ほど続く。
ようやく傾斜が緩まって、行く手が明るくなったら、右黒森区という標識があった。昨日の金峰山登山の途中で祠があったのが黒森区だったが…。この標識の前を左折すると、すぐに新しい指導標がたっていた。ここが富士見平からの登山道との合流点で、山頂までは
10分と書かれていた。
もう10分だけだと喜んだが、山頂まではそんなに甘くはなかった。すさまじい巨岩が重なっていて、これをロープにすがって越えたり、梯子を上ったりするのだった。きつかった
林から抜出したら、そこが山頂であった。大きな一枚岩と巨岩の重なりの山頂であった。
雲が湧き上がってきていて、遠くの山々を展望することはできないのだが、近くの岩峰群を眺めることはできる。すぐ下にはすさまじい岩塔がそそり立っている。これが有名な「大ヤスリ岩」であった。そして、山頂の左には岩峰群の連なりが見える。すばらしい眺めである。山頂には私一人、この絶景を独り占めなのだ。
景色を眺めながら休憩していたら、雲が湧き上がってまっ白になってしまった。もう何もみえない。私は滑り込みセーフで登頂できたのだ。
下山しようと準備していたら、老夫婦が登ってきた。もう10分早かったら景色が見れたのに…。



 山頂から富士見平へ
山頂から下って行く


桃太郎岩の横を下った


小川山分岐


富士見平に着いた


快適な尾根道を行く


山頂からの下りは険しかった。大きな岩を次々と越えて下って行くのだ。これなら不動滝のコースの方がラクだったのではないかと思ってしまった。巨岩の間を下って行くと、右手に大ヤスリ岩が聳えている。上の方は雲で霞んでいた。

岩場を慎重に下って行く。1時間ほど下ったら、新しい木の階段がかかっていた。このあたりから道はきちんと整備されて歩きやすくなった。さらに5分ほど下ると、巨岩の横に階段がつけられている。これを下って振り返ると、この巨岩は真っ二つに割れていた。これが桃太郎岩なのだ。このすぐ先は広場になっていて、ベンチも置かれている。
広場の先は岩だらけの沢で、これを徒渉するのだ。これが天鳥川である。昔のイメージではすごく大きな川だったような気がしたのだが…。
川を渡ったら急な登りになった。大きな岩だらけの道を登って行く。10分ほどで傾斜が緩まると、小川山の分岐があった。立ち寄ろうかとも思ったが、指導標を見たら小川山までは4時間となっていた。止めた。
ここからは山の斜面をトラバースするように歩いて行く。15分ほど行くとテントがみえてきて、そこが富士見平であった。
ここで水場に寄った。ここの水は冷たくて本当においしいのだ。
水場から5分ほど下ると、林道の分岐がある。指導標に従って右折するとすぐに林道終点で、ここからは林道を歩いて行くのだ。
林道を5分ほど歩くと道が左にカーブして、そこに指導標がたっている。みずがき林道を指す尾根の道に入る。あとは尾根の上に続く道を下って行くだけである。道は整備されていて、しかも、石や岩がまったくない快適な道である。落ち葉が降り積もったのか道が柔らかいのだ。
なんて快適な道なんだと感激しながら下って行く。アップダウンもあるが、走るように下って行くと、20分ほどで左がみずがき林道、右が芝生広場の指導標に着いた。右の芝生広場に向かう。尾根から右に急下降する。尾根から離れてしまったのかと思ったら、この先も尾根道であった。尾根が右折したのだ。
どんどん下って小川を橋で渡ると、草地の平坦地になった。少し行くと、左に舗装道がみえてきたので、遊歩道から離れて車道に下る。車道を200mほど歩いたら、みずがきの森公園に着いてしまった。1130分であった。


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