甲信越の山百選 
まがりだけ

標高 1642m

曲岳登山口→15分→めまい岩→20分→展望ブリッジ→15分→曲岳山頂→30分→八丁峠→12分→黒富士分岐

この山を知っている人はいないと思う。私は新花の百名山の黒富士に登るためにやってきたのだが、曲岳から縦走したのだ。すさまじい岩場の連続で、ひとつの山として登る価値が十分あると思った。
林道から仰ぐ曲岳

 登山口からめまい岩へ
道の駅信州蔦木宿


電波塔が見えてきた


曲岳登山口


悪場の連続


めまい岩に着いた

BACK 守屋山

2012108

昨日泊まった道の駅「信州蔦木宿」は、10月の三連休のせいか、車でいっぱいであった。
韮崎から「韮崎昇仙峡線」に入って、山に向かって車を走らせると、深田久弥公園の標識があった。茅ヶ岳の登山口がすぐ近くだということだ。
カーナビまかせで曲がりくねった道を走って行くと道が分岐していて、登山口へは鋭角に右にカーブするのだが、この道は通行止めになっていた。カーナビで見ると、登山口までは4kmほどとなっている。平坦なら1時間ほどの行程だが、登り道なので1時間半くらいかかりそうだ。たいした山でもないので止めようかとも思ったが、ここまで来て引き返すのも悔しい。この分岐に車を置いて歩くことにした。
舗装された林道をひたすら歩いて行く。
30分ほど行くと、行く手に電波塔が見えてきた。地図を見ると登山口の手前の観音峠近くに送電線表示がある。さらに10分ほど歩くと茅ヶ岳の登山口があった。茅ヶ岳への登山道はコンクリート製丸太の階段になっていて、ちゃんと整備された道であった。ここから登ると金ヶ岳と茅ヶ岳の中間鞍部に着くのだ。昔、茅ヶ岳に登ったときは金ヶ岳を省略してしまったので、いつかもう一度登りたいと思っているのだ。黒富士を止めて、茅ヶ岳に登ろうかと思ったりしてしまったが、計画通り黒富士に向かう。
ここから10分ほど行くと緩やかに左にカーブして、そこに曲岳の登山口があった。私は曲岳経由で黒富士を往復するつもりなのだ。登山口には「注意!熊やイノシシが出没」という標識が立っていた。本当に熊が出るのかと、こわくなった。
登山道に入るとすぐに急な登りである。けっこうきつい登りではないか…と思いながらさらに行くと、半端でないすさまじい急登になった。なんなのだ、この山は…と思ってしまう。
大きな岩に赤い矢印が書かれていて、これに従って右にトラバースすると、すぐにロープにすがって岩を登るのだった。そのすぐ先に、剃刀のように痩せた岩の衝立があって、これを登るのか…と思ったら、右をトラバースするのだった。ほっとしたのも束の間、次はロープにすがって岩稜の上に登る。登り切ったところには「めまい岩」という標識があった。ここから右に痩せた岩尾根が伸びていて、その上にたったらめまいがするほどすごいらしい。私はそんな危ないことはパス。



 曲岳山頂から八丁峠へ下る
めまい岩から平坦な尾根を行く


ロープで岩壁を下る


展望ブリッジ


曲岳山頂


山頂から八丁峠に下る


めまい岩から登山道は左に行くのだ。痩せた尾根なのだが傾斜は緩く、樹林の中なので高度感もなくて安心して歩いて行ける。…と思ったら、すぐに急な登りになって、ロープにすがって登るようになった。冗談だろうといいたくなる険しい岩場であった。ようやくピークに着いたと思ったら、今度は岩壁をロープにすがって下るのだった。

下ったすぐ先に「展望ブリッジ」という標識があった。その標識の矢印方向を見ると、痩せた岩尾根の先に巨岩の展望台らしきものが見える。もちろん、私は近寄らないことにした。
木の根が張り出す急斜面を5分ほど登ると緩やかになって、少し平坦な尾根を行くと樹林から抜け出し、曲岳山頂に着いた。山頂の広場は樹木に囲まれていて展望はない…と思ったら、展望舞台という大きな岩の展望台があって、ここから金峰山をはじめとする奥秩父の山々を眺めることができるらしい…のだが、雲がわき上がってきていて、見ることはできなかった。山頂に戻る。
山頂の真ん中に山梨百名山の山名標識があって、そのすぐ傍には三等三角点があった。

すさまじい岩場の連続で、膝がガクガクするのでここで休憩することにした。すごく長い時間かけて登ってきたような気がしたが、時計をみたら登山口から50分しかかかっていないのだった。
八丁峠を指す指導標にしたがって、山頂から急降下する。傾斜が緩まると林の広い原で、このあたりは初夏にアヤメが咲くという。でも、晩秋の今はまったくその片鱗もない。
広い尾根を緩やかにアップダウンしてゆく。鮮やかな緑の林を行くと、左右に指導標がたつ鞍部に着いた。左に下ると観音峠で、右に下ると平見城となっている。ここが八丁峠なのかと思ったら、そうでもないらしい。でも、ここから観音峠に下れるのなら、帰りはこの道を行こうと決めた。あの曲岳の険しい岩場は下りたくない。
ここから
10分ほど林の中を行くと八丁峠の指導標があった。それは来た道の方向を指している。やっぱりさっきのところが峠だったようだ。そしてここは升形山と黒富士の分岐にもなっていた。升形山10分、黒富士25分となっている。


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