長野県の山 
くわのみね

標高 1623m
登山口→40分→展望のピーク→1:10→南峰→20分→鍬ノ峰山頂→15分→南峰→40分→展望のピーク→25分→登山口

大町の西に聳えるこの山の頂からは、北アルプスの大パノラマを展望できるのだ。私が登ったとときは、すばらしくいい天気で、紅葉も美しく大満足の登山ができた。
鍬ノ峰山頂

BACK 三ノ沢岳

2008103

明日は大町の近くにある鍬ノ峰に登るので、松本に向かって車を走らせた。松本ではとりでんでラーメンを食べて、(私は松本に来たときは必ずここのラーメンを食べるのだ)それからスーパー銭湯に行った。サウナでたっぷり汗をかいて、ガソリンも満タンにして、それから大町に向かった。飯田ではガソリンがすごく高くて、松本までガマンしていたのだ。(リッター20円も違うのだ)
ガス欠の心配もなくなったので快適に車を走らせ、池田町で道の駅を見つけて泊まった。

104

明日から天気は崩れるようなのだが、今日は天気がいい。これから登る鍬ノ峰は北アルプス展望の山なのですごく楽しみである。
信濃常盤から西に車を走らせて餓鬼岳登山口をめざす。私のカーナビにはこの道が記載されていないので、けっこう苦労してしまった。ガイドブックにある「唐子山の神」を見つけて、やっと道が確認できた。この先に二股があって、左は餓鬼岳への道、私は右の道を行く。

車がたくさん停まっているのが餓鬼岳登山口で、それを通過してさらに狭い林道を走って、3つめの橋を渡ったところに鍬ノ峰登山口があった。すぐ先に駐車スペースがあって、車が1台停まっている。私以外にもこの山に登る人がいるのだ。
歩き始めたのは75分である。登山口からは檜林の中の急な階段の登りだった。尾根がけっこう狭くなるところを過ぎ、檜林から広葉樹林に入って、急な道を登ると送電線の鉄塔の下に着いた。登山口から15分たっていた。
この先は笹藪が道を覆うようになったが、露はついていなくて濡れることはなかった。10分ほど登ると樹林が途切れるところがあって餓鬼岳が見えた。今日は展望が期待できそうである。
ここから砂礫のザラザラする急な道を
5分ほど登ったら展望のピークに着いた。目の前には針木岳が大きくそびえていて、そこから南に連なる山並みも見える。山頂からの展望がすごく楽しみになった。
少し下って紅葉が混じる樹林の中を登って行く。5分ほど登ると行く手が明るくなって尾根の上に出た。ここで左に曲がっては明るい尾根を行くようになる。紅葉の始まった林の中を行くと、行く手に鍬ノ峰の山頂がちらりと見えた。まだ時間がかかりそうだ。
緩やかな尾根が続いて、ルンルンで歩いて行くと、突然大きな岩が立ちふさがった。そこにはロープが張ってある。た。この巨岩の右をトラバースするのだ。これはけっこう緊張した。
これを過ぎると短いが急な下りがあって、そこからは崖のトラバースであった。樹林の中なのだが、トラバース道はすごく細くて、張られているロープもなにかしら心細い。これを慎重に通過したら、今度はすさまじい下りであった。鞍部についてほっとした。
崖の縁を行くと、行く手に鍬ノ峰の山頂が見えた。紅葉がきれいである。このあたりでは展望が開けて、有明山や餓鬼岳を眺めることができるのだが、雲がわいてきていて、山頂には雲がかかり始めている。晴れているうちに山頂に着いて、北アルプスを眺めたい。急ぐことにした。

ところがここからがすさまじく急な登りであった。笹藪の中の急登が続く。10分ほど急登して展望の開けたピークについた。ここが南峰だと思ったのだが、山名などの標識はいっさいなかった。ここが南峰ではないのだろうかと思う。ガイドブックでは南峰まで2時間かかることになっているのだが、まだ1時間15分しかたっていない。ここは「展望のピーク」なのではないかと思った。さらに急ぐ。
ピークから緩やかに下って行くと、紅葉に覆われた鍬の峰の大きな山塊が見えた。山腹には巨岩をかかえていて、すごい眺めである。
振り返ると、山頂にかかっていた雲がとれて、餓鬼岳がきれいに見えた。針ノ木岳も見える。うれしくなってしまった。
景色に気をとられていたので、急な登りが苦にならなくて、意外と速くピークについてしまった。ここが南峰かと思ったら三角点があって、鍬ノ峰山頂に間違いなかった。時間は
832分、登山口から1時間半で登ってしまった。早く山頂で北アルプスを展望したいという思いが足を速くしたらしい。
山頂からの眺めは本当にすばらしかった。左から餓鬼岳・唐沢岳、そして不動岳・七倉岳から針木岳に続く稜線。針木岳の右にも爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳が見える。
今日は本当に天気がよくて、北アルプスのパノラマをくっきりと見ることができるのだ。大感激である。
鹿島槍の右にも山が続いているので、これを見るために笹藪に入ったら、露がついていて、ズボンがびしょ濡れになってしまった。
下山開始は9時少し前。
登りで苦労した岩場とトラバース道はすごく怖かったが、これを過ぎたらあとはラクな道で、紅葉を眺めながらどんどん下り、登山口に戻ったのは950分であった。


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池田町の道の駅


餓鬼岳との分岐があった


鍬ノ峰登山口


送電線の鉄塔の下に着く


岩壁をトラバースする


紅葉の尾根を行く、行く手に南峰山頂


南峰山頂


鍬ノ峰山頂が見えた


鍬ノ峰山頂



車に戻った





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