甲信越の山百選 
こうしゃさん

標高 1351m
谷厳寺登山口→35分→天狗の飛び石→10分→地蔵尊→30分→三本杉→25分→土用場→20分→薬師の岩屋→15分→西峰→10分→高社山山頂

この山は信仰の山で、登山道には多くの石仏が残っているのだ。雲の中を登ったのだが、山頂で休んでいたら奇跡的に雲が晴れてくれて、北信濃の山々を展眺めることができた。
西峰から見る高社山

 登山口から西峰へ
除雪ステーションに泊まった


ここが登山口かと思った


墓地に登山口がある


鳥居があった


天狗の飛び石


観音菩薩


三本杉


土用場


赤岩口との分岐


霧の尾根を行く


ロープが張られた急斜面を登る


西峰山頂

BACK 虫倉山

2008105

国交省の除雪ステーションに車を停めて寝た。今日の天気は曇りで、夕方からは雨になるため展望は期待できそうもない。
車を610分にスタートさせて、まず高社神社に着いた。神社の前には車が3台ほど停まっているので、ここが登山口かと思った。でも、ガイドブックでは谷厳寺の墓地に登山口があるというので、もう少し車を走らせる。道には高社山登山口の案内標識が親切にたっているので、これに従って車を走らせて行くと神社からすぐのところには登山者用のトイレがあって、さらにもう少し走ると墓地の横に登山道入口の標識があった。
このすぐそばの道は広くなっているので車を停めることができた。
行く手には大きな山塊が聳えているようなのだが、雲が厚くたれこめていてほとんど見えない。今日は天気が悪いのだ。
出発は650分である。ガイドブックでは谷厳寺から中尾根を登ってスキー場に下るコースを紹介しているのだが、車があるので登った道を引き返すしかない。
墓地を横切ったところに登山道の標識はあったが、その先は草の生えた踏み跡で、最初から心配になってしまう。
少し行くと樹林の中に金ぴかの仏像がちらりと見えたので行ってみた。大きな不動明王で、この斜面の下に大日如来と薬師如来があった。大きな仏像で、いったい何ナノだと思ってしまった。帰りにじっくりと見学しようと思う。

畑の中を行くと階段の上に鳥居が見えて、この鳥居をくぐると忠魂碑がたつ広場に着いた。ガイドブックに記載されているので、登山道に間違いないようだ。
この広場から少し行くと左に鉄塔が立っていて、道が杉林に入ると釈迦如来という標識があった。道の左に碑がたっていて、それには釈迦如来が線描されていた。この先、これと同じものがいくつもたっているのだ。
道は鬱蒼とした植林の中を行くのだが、ほとんど平坦である。傾斜はないのだがはっきりした尾根で、進むにつれて自然林が多くなってきた。
釈迦如来から10分ほど歩くと、今度は文殊菩薩という標識があった。でも、ここには碑はなくて、大きな石があるだけであった。線描の碑は壊れたか盗まれたみたいだ。
松林の中を行くようになると、石だけが置かれた普賢菩薩があって、少し行くと「天狗の飛び石」があった。大きな岩の上に線描画の碑がたっていた。天狗が描かれているのかと思ったら、菩薩像であった。高社山は薬師如来を本尊としているらしいのだが、薬師如来の守護神が天狗なのだそうだ。この岩には天狗が飛び上がったときの足跡や手形が残っているというので、じっくり見たがよくわからなかった。
クヌギのきれいな林を行くと右が杉の植林になって、そのすぐ先で林から抜け出した。
草木が茂る明るい尾根になると、今度は地蔵菩薩があった。この石碑をよくみると頭の部分しか描かれていない。石碑の下がなくなっているのだ。地蔵菩薩では展望が開けているのだが、白く霞んでよく見えなかった。
この先も明るい尾根が続くのかと思ったら、すごくきつい登りになって、再び鬱蒼とした林の中に入ってしまった。でも、クヌギやブナなどがきれいな林である。
林に入って5分ほど行くと薬師如来があった。薬師如来なのに描かれているのは菩薩像であった。(私は仏像にかなり詳しいのだ)不思議だ。
少し溝になったかなり急な登山道を登って行く。
傾斜が緩まるとすぐに観音菩薩で、その碑の前にはベンチが置かれている。線描の碑は下半分がなくなっている。また首のところで割れていて、つなぎ合わせた跡があった。
クヌギやブナのきれいな林を行くと、急な登りがあって、これを越えると三本杉の標識があった。ペンキで山頂まで2.3kmと書かれていた。三本杉というので、あたりを見回しても杉の木はまったくなかった。
しばらく平坦な道が続き、勢至菩薩に着いた。ここにある碑は首から先が失われていて、衣紋の部分だけが残っていた。
このすぐ先で、すごく急な登りが始まった。階段の急登が続き、10分ほど登ると行く手が明るくなって稜線が近いことがわかる。
ようやく登り着くと、草地の広場があった。ここがガイドブックにある「土用場」であった。一杯清水という水場の標識があったので行ってみたが、だいぶ下っても着かないのであきらめた。
広場に戻って、ベンチに座ってポッドのコーヒーを飲んだ。暖かいコーヒーでほっとする。行く手には高社山が聳えているようなのだが、厚い雲でよくわからない。
広場から山頂に向かうと、道が二つに分かれていて、右は赤岩口に下る道であった。
ほとんど平坦な尾根道が続き、10分ほど行くと岩だけが置かれた大日如来に着いた。
この先は急な登りである。霧が深くなって、樹木からはしきりに滴が落ちてきて、雨になったのかと思うほどだった。道の草も露を含んで靴が濡れてきた。溝になった道を急登して登り切ったところが八幡社であった。大きな杉の木の下に小さな石の祠が置かれていた。
深い霧の中、狭まった尾根を歩いて行く。道の右は展望が広がっているはずなのだが、霧で真っ白である。
樹林の中に入って、ターンをしたところに「薬師の岩屋」があった。古来、高社山は山自体を御神体としていて、薬師如来を祀ってこの岩屋を奥の院としていたのだ。高社山は山岳修験道の山なのだ。
このすぐ先にはちょっとした岩場があって鎖が下がっていた。これは簡単に越えて、あとは霧の痩せ尾根を歩いて行く。5分ほど行くと傾斜がきつくなって、太いロープが下がるすさまじい急斜面が行く手を遮った。でもよくみたら、ロープの下がっている直登コースを縫うようにジグザグの道がつけられていた。これを登ったら楽そうである。でも、これは帰りに使うことにして、そのままロープにすがって直登した。
ようやくピークに着くと、そこには大きな石の祠がたっていた。標識がないのでわからなかったのだが、ここが西峰山頂であった。
西峰からは痩せた尾根が続き、ゆるやかであるがアップダウンを繰り返す。霧の中でまったく何も見えない。
突然急な登りになって、これを登って行くと櫓のような展望台が見えてきた。ここが高社山山頂であった。到着は925分である。




高社山山頂


山頂の三角点


西峰に引き返す


尾根から岩塔が見えた


薬師岩に立つ石標


忠魂碑の広場まで戻った
 山頂の展望と下山


山頂には反対側のスキー場から登ってきた二人の登山者がいた。

山頂には石の祠があって、その横に二等三角点があった。
方位盤も置かれている。それによると山頂からは360度の展望で、北信濃の山はほとんどすべて眺めることができるのだ。そして遠く北アルプス見えるらしい。晴れた日に登ればよかったと悔やんだ。二人の登山者が下山していった後でポッドの暖かいコーヒーを飲みながら休んでいたら、驚いたことに霧が晴れてきた。なんというラッキー。
雲海の上に山が連なっている。
さっそく方位盤で確認すると、南に見えるのが根子岳と四阿山で、その左には志賀高原の山、笠ヶ岳や横手山が見える。東には鋭い三角峰の鳥甲山が見えた。展望台に登って西を眺めるとさっき登ってきた西峰の上に妙高と火打が浮かんでいる。西峰への稜線は紅葉に覆われてすばらしくきれいである。その左に浮かぶのは黒姫山と戸隠山だ。方位盤によると、その左には北アルプスが見えるはずだが、さすがに霞んでしまって見えなかった。
今日は展望をあきらめていたのに、なんという幸運。うれしくなってしまう。
コーヒーカップを片手に、360度の景色をいつまでも眺めていた。
10時に下山開始。
登ってきたときは何も見えなかったのだが、振り返ると紅葉の高社山山頂を見ることができた。行く手には、これまた紅葉の西峰が大きく聳えている。
西峰からロープの急斜面をジグザグコースで下った。ラクだった。
展望の開けた平坦な尾根から振り返ると、垂直にそそり立つ山壁に岩塔が突き出ているのが見えた。樹木がジャマをしてよく見えなくて、どこか展望できるところはないのかと探しながら下って行くと、薬師の岩屋から左に道がついているのを見つけた。これを行ってみると展望の岩頭に出た。そこには大きな岩がそそりたっていて、これが薬師岩のようである。そしてさっきの岩塔がよく見える。あれは大黒岩なのだろうか、天狗岩なのだろうか。地図からはよくわからなかったが、すばらしい眺めである。晴れてくれて本当にありがたいと思った。
どんどん下って土用場に着くと、ここからは高社山山頂と西峰が展望できた。登ってきたときは何も見えなかったのだが…。
あとはきれいな樹林を楽しみながらひたすら下って、忠魂碑の広場に戻ったのは1115分である。右の樹林の中に金ぴかの仏像が見えるので、これをゆっくり見て行くことにした。
全部で八体あって、それぞれがけっこう立派な造りで見応えがあった。せっかくなので谷厳寺にも寄ることにした。すごく大きな本堂がたっていた。
車の前に戻ったのは11時半で、ここからも高社山の本峰を眺めることができた。


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