長野県の山 
きめんざん

標高 1889m
地蔵峠→15分→作業小屋→30分→下の展望地→30分→樹間の展望地→40分→上の展望地→30分→鬼面山山頂→20分→上の展望地→30分→樹間の展望地→20分→下の展望地→20分→作業小屋→10分→地蔵峠

鬼面山は伊那谷と中央アルプスが展望できる山なのだが、私が登ったときは霧の中で何も見えなかった。悔しいことに、登山口に戻るころには晴れてきた。もう少し山頂に居ればよかったと悔やんだ。
鬼面山山頂

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2008101

飯田市近くの公園の駐車場に車を停めて寝た。テレビでは明日は台風が再接近するようなのだが、天気は夕方には晴れてくるらしい。午前中は雨なのだが昼から曇りになって、夕方は晴れるのだ。これなら登山ができるのではないかと思う。
朝はシトシトと雨が降っていた。10時くらいまで公園の駐車場で晴れるのを待ったが、雨は降り続いている。とりあえず、鬼面山登山口の地蔵峠に向かう。細かく曲がりくねる道を行くのだが、工事車両の通行が多くて、その大型車両とすれ違うのにずいぶん待たされたりした。大鹿村から峠に向かって上って行くと、峠で道路は通行止めになっていた。でも、ここに鬼面山の登山口があるのだ。
11時前に着いたのだが、まだ小雨が降っているので昼まで様子を見ることにした。車の中で、ラーメンをつくって食べたりしていると、12時ころに雨がやんだ。空も明るくなったような気がするので、鬼面山に登ることにした。
登山口には地蔵峠地蔵菩薩像という標識がたっていて、この標識に従って山道に入るとすぐに地蔵菩薩を祀った祠があった。
この先は尾根がものすごく痩せていて、この痩せ尾根は急登してピークに着くと少し下って再び急登するというアップダウンを繰り返すのだ。登りはかなりきつい。
登山口から10分ほど登ったところにはトタンの小屋があった。山小屋ではなくて、山作業用の小屋であった。
急な登りを続けると、雲の中に入ってしまって、白い霧の中を行くようになった。
木の根が網のように張り出した急な道を過ぎると、樹林から抜け出して明るい尾根に出た。真っ白な霧の中で何も見えないのだが、ここがガイドブックにある「下の展望台」だろうと思う。登山口から
30分経過していた。
この先は痩せた岩稜を登る。こんな険しい登りが続くのかと思ったら、長くは続かなくて、すぐに樹林の中の登りになった。
かなりきつい登り終えてピークに着くと、そこには「1585m貴の峰  山頂まで1.6km」という標識があった。標高から判断すると、ガイドブックにある「樹林の展望台」のようである。もちろん雲の中で何も見えない。
この先、平坦な尾根を行くが、すぐに急な下降になった。鞍部に着いて登り返すあたりから尾根は広くなって、ブナのきれいな林になった。霧に霞むブナ林もけっこうすばらしいのだ。
霧にかすむブナの巨木を眺めながら登って行く。けっこうきつい登りが続き、ピークをいくつか越えて行く。道は徐々に左に曲がってゆき、針葉樹林の中に入ると倒木が苔むしている。これがけっこうきれいなのだ。
鬱蒼とした針葉樹林の中の急登が続く。
きつい登りのときは、腕時計の高度計で山頂までの標高差を何度も確認してしまう。高度計の標高で、もう山頂が近いのではないかと期待して、急な道を息を切らせて登ってピークに着いたが、その先にまたピークが聳えている。がっかりしてしまうのだ。
今度こそ山頂と思って、
ピークに登り着いたがこれも山頂ではなかった。30mほど平坦な尾根を行くと、突然行く手が明るくなって、樹林から抜け出した。そこが山頂であった。1345分の到着。
山頂には展望のための櫓が組まれている。その前に小さな山名の標識があって、すぐそばにあった三角点は一等三角点であった。
山頂は雲の中で展望はない。晴れていたら伊那谷を一望でき、中央アルプスの眺めもすばらしいのだ。
何も見えないのだが、それでも櫓の上に上ってみた。上は丸太を並べた床なのだが、そこには隙間があるので、なにかしら怖い。おそるおそるこの櫓の上から山頂広場の写真を撮った。
山頂でコーヒーを飲んでパンをかじった。休んでいるうちに晴れてくれないかと期待したが、その気配はまったくない。
あきらめて145分に下山を開始した。山頂からの下りで道を間違えてしまった。走るように下って行ったが、道がどんどんか細いものになって行く。これはおかしいと思って引き返した。左に尾根が見えたので、それに向かって強引にトラバースして行くと登山道に合流することができた。登りでも踏み跡がかすかで迷いそうになったのだが、下りでは本当に道がわかりにくい。
山頂から40分で貴の峰に着いて、さらにどんどん下って、下の展望台に着く頃には霧が晴れて日が差すようになった。青空が広がって行く。天気予報は正しかったのだ。もう少し山頂に居ればよかったと思ってしまった
地蔵峠に戻ったのは1515分であった。


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通行止めになっていた


痩せた尾根はアップダウンが続く


山作業の小屋があった


霧の中に入った


ここが展望台?


貴ノ峰


白い棒は中部森林管理局の境界見出標


ようやく山頂


鬼面山山頂





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