甲信越の山百選 
かごのとやま

標高 2227m
高峰温泉→15分→うぐいす展望台→35分→水ノ塔山→40分→東籠ノ登山山頂→30分→西籠ノ登山→30分→東籠ノ登山→40分→水ノ塔山→20分→うぐいす展望台→10分→高峰温泉

この山は晴れていたら、浅間山などのすばらしい展望を楽しむことができるのだが、私が登ったときは霧の中で何も見えなかった。もう一度晴れたときに登りたい山である。
登山口から仰ぐ籠ノ登山

 水ノ塔山へ
高峰温泉


スキー場がすぐそばにある


うぐいす展望台


溶岩の道を登る


水ノ塔山山頂

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2008108

道の駅雷電くるみの里に泊まったのだが、夜になったら雨になってしまった。明日は晴れるはずだったのに、携帯で確認したら明日は曇りで、晴れるのは夕方からに変わっていた。朝になっても小雨が降っている状態で、これでは登山ができない…と思っていたら、7時少し前に雨は止んだ。空も明るくなったような気がするので、登山することにした。
山に向かって車を走らせて行く。このあたりはスキー場が多くて、まず池の平に着いた。この先は舗装されていなくて、ガタガタの道を走って行く。行く手に大きな山が聳えていた。これが今日登る籠ノ登山であった。きれいに山が見えるのだから、天気は大丈夫のようだ。(甘かった)
登山口のある高峰温泉に着く。バス停があったので、ここまでバスが来るのかと驚いてしまった。駐車スペースもあるので、安心して車を停めて登山の準備をした。
出発は745分である。きれいな紅葉の林を歩いて行く。カラ松が黄色く紅葉してすばらしくきれいなのだ。10分ほど登ると「うぐいす展望台」に着いた。正面には半分雲に隠れた東籠ノ登山が見えた。雲がどんどん湧き上がってきているのだ。
展望台からは真っ赤な紅葉の中を急下降する。すぐに平坦になって樹林から抜け出すと溶岩に覆われた斜面が広がっていた。その岩にペンキで矢印が書かれている。これを登って行くのだ。

真っ赤な紅葉やカラ松の黄色が本当にきれいである。溶岩の岩場の登りからカラ松の林に入る。カラ松って本当にきれいだと思うのだ。
林から抜け出すと再び溶岩の中の急登になった。この頃から霧の中に入ってしまって、景色が見えなくなってしまった。でも、登山道の左は断崖であることはよくわかる。すごい崩落地帯が続く。巨岩のピークに着いたが、その先にも岩場の登りは続いていた。登って行く斜面は真っ赤な土で、その中に溶岩がゴロゴロしている。
急な登りが続いて、そのうちに大きな岩が重なるようになった。この岩の間を急登すると、突然水ノ塔山山頂に着いてしまった。霧の中で何も見えないのだが、晴れていたら浅間山を間近に見ることができるのだ。




 籠ノ登山山頂へ
霧の稜線を行く


東籠ノ登山山頂


西籠ノ登山への登り


西籠ノ登山山頂



高峰温泉に戻った


ハイマツの間の細い道を下って行く。道には大きな岩が重なっていて、それが濡れていてすごく歩きにくい。
樹林から抜け出したら、下には赤いガレ場が見えた。これが「赤ゾレ」という古い火口壁なのだ。霧で下は見えないのだが、すごい絶壁になっているはずである。
左が赤い崩落の痩せた尾根を歩いて行く。ピークを越えるとそこには山名標識のようなものが立っていた。でもこれは指導標で東籠ノ登山・水ノ塔山の方向を指していた。
痩せた尾根が続いて、岩壁を見ることができる鞍部から樹林の中に入ると急な登りになった。これはかなりきつくて息を切らせながら登って、ようやく行く手に小さな草原が見えてくると、そのすぐ先が東籠ノ登山山頂であった。911分であった。
山頂は岩礫に覆われていて広いのだが、霧の中で何も見えない。山名標識の横には三角点があった。この山は一等三角点の山なのだ。
展望もないので、すぐに隣に聳えるという西籠ノ登山に向かうことにした。東籠ノ登山山頂からは池の平に下ることができるようで、その指導標があった。危うくこの道を下ってしまうところであった。
濃い霧の中を下ってすぐに樹林の中に入った。このあたりの紅葉がすばらしくこいれいであった。紅葉の中に大きな岩が散らばっていて、日本庭園を見ているみたいである。これが晴れていたら、もっときれいなんだろうと思う。
針葉樹の中に入って、緩やかに登って行くとシャクナゲの群落があった。花の時期であったらさぞやきれいなんだろうと思う。
シャクナゲの群落の中を登って、樹林から抜け出すと再び岩だらけの急斜面であった。
岩に書かれた矢印に従って登って行き、傾斜が緩やかになったら、そこが西籠ノ登山山頂であった。937分であった。
霧の中で展望はないのだが、少し休憩する。そこで気がついたのだが、いつのまにか霧雨が降っていた。あまり細かい雨なので気がつかなかったのだが、ザックがビッショリと濡れていた。
下山は登ってきた道を引き返した。霧が晴れてくれないかと期待したのだが、ずうっと霧に中であった。それでも、帰りはきれいな紅葉の写真を撮りながらゆっくりと下った。
登山口の高峰温泉に戻ったのは1133分である。


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