甲信越の山百選 
だいげんたやま

標高 1598m
旭原登山口→30分→謙信ゆかりの道分岐→1:45→弥助尾根→50分→大源太山山頂→1:40→謙信ゆかりの道分岐→20分→旭原登山口

この山はほとんど無名の山である。私は谷川岳馬蹄形連峰を縦走したときに初めて見た。大岩壁をもって聳える姿は圧倒的な迫力で、必ずこの山に登ると心に決めたのだ。
あれから3年、ようやく大源太山の頂に立つことができた。私の絶対お薦めの山である。
蓬峠から見る大源太山

 登山口から信玄ゆかりの道分岐へ
登山口


沢を徒渉する


沢に沿って行く


信玄ゆかりの道分岐

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2012723

今日は天気が悪いと思っていたのだが、朝、空はけっこう晴れている。携帯で天気予報を確認したら、湯沢は晴れになっていた。今日まで、4日間もぐうたらしていたので、さっそく登山に向かう。
今日登ろうとしているのは、谷川連峰の一郭にそびえる大源太山である。私が朝日岳から蓬峠経由で谷川岳に縦走したときに、信じられないほど鋭角にそびえる岩峰を見た。これが大源太山だったのだ。この時、必ず登ると心に決めていたのだ。
道の駅から湯沢に車を走らせ、カーナビに従って、左の細い道に入る。これをどんどん走って行くと、スキー場の先で道が荒れてきた。ガタガタの道を走って行って、沢にかかる橋を渡り、大きくカーブして上って行くと、林道の突き当たりが登山口であった。かなり広めの駐車場であったが、車は1台も停まっていなかった。
ここで身支度をした。昨日、衣類はすべてコインランドリーで洗濯したばかりなので、気持ちがいい。
出発は6時半であった。登山口には登山カードのポストがあって、標識には山頂まで3.5kmと書かれていた。
杉林の中を歩いて行く。15分ほど行くと登山道は沢の流れに突き当たる。沢にはロープが張ってあって、ここで徒渉するのだ。ガイドブックには丸太橋があるとなっているのだが、流されてしまったらしい。この徒渉はけっこうきつかったが、それでもなんとか飛び石で渡ることができた。
沢の流れを左に見て歩いて行くと、指導標が立っていた。「謙信ゆかりの道入り口」となっている。この道がガイドブックに紹介されているコースである。でも、私は真っ直ぐに大源太山を目指すのだ。



 痩せた岩尾根(弥助尾根)へ
支流をハシゴで越える


沢に下ってこれを徒渉する


大源太山が見えた


やせた岩場の尾根を行く


直進して、沢に沿って歩いて行く。支沢が右から流れこんでいて、この流れを渡った先には梯子が取り付けられていた。崩落したので、この梯子が取り付けられてらしい。この梯子を越えた先で、岩がゴロゴロする沢を渡り、さらに沢に沿って歩いて行くと、登山道は流れに降りて行く。ここは二つの沢の合流点で、ここで再び徒渉するのだ。この徒渉もきつかった。でもステッキを流れの中についたりして、なんとか渡ることができた。

登山道は二つの沢の間の尾根を登って行く。ようやく沢から離れたと思ったのだが、今度はすさまじい急登の連続であった。虎縞のロープがつけられた急な登りが続く。急登ではあるが、ロープにすがることなく登って行く。
ロープの道は連続していた。一つを登り切ったと思うと、次のロープの下がる急坂が現れるのだ。
ようやくロープがなくなって、傾斜は緩まる。…といっても、それは比較の問題で、きつい登りの連続には変わりがないのだ。ブナ林の中、急登を続けると、頭上が明るくなって、視界が開けた。行く手には大源太山と思われるピークが見える。でも、すごく遠い。
今度は岩場が現れた。岩場にロープが下がっている。
岩場を越えて、右にトラバース気味に登ると緩やかな尾根歩きになった。樹林の尾根であるが、時々視界が開けて、下には湯沢の町並みを見ることができる。行く手には高く大源太山がそびえている。草の茂る間を過ぎると、一転、岩場の急登になった。ロープが下がる険しい岩場が続く。
視界は開けて、眺めは最高である。行く手の大源太山に続く尾根を一望することができる。緩急の登りがまっているのだ。
やがて尾根はやせた岩場になって、これを慎重に登って行く。展望はますますすばらしく、湯沢とそれを取り囲むスキー場のゲレンデが一望できる。




 大源太山頂へ
痩せた尾根をアップダウンする


雲が稜線を越える


山頂への登り


山頂に着いた


大源太山山頂


次第に山頂が近づいてくると、山頂直下は断崖絶壁となっていることがわかる。すごい山である。
ここまで尾根は緩やかに続いていたのだが、山頂直下の急登が始まった。すさまじい岩場の急登である。溝になって、ぬかるんだ道をロープにすがって急登して、ようやく登り切ったと思ったら、その先にはまだ山頂に続く険しい尾根が続いていた。

まだかよ…と思って、尾根を行くと、大きなスラブがあってそこに真新しい鎖が取り付けられていた。傾斜は緩やかなので、鎖に頼るほどでもないのだが、この岩場を慎重に越える。その先には山頂に向かって真っ直ぐに登山道が続いている。これを登ったら山頂…と思ったのだが、登り切った先にまたピークがあった。私がいままで山頂だと思っていたのは間違いで、その奥が山頂だったのだ。
このころ、雲がわき上がってきて、稜線を雲が乗り越えて、滝雲となって流れ落ちつつあった。大源太山の山頂にも、薄く雲がかかり始めていた。山頂はもうすぐなのに、ここまできて、雲の中に入ってしまうのか…。と思いながら最後の急登をする。この登りはきつかった。

ようやく登り切ると指導標がたっている。ここが山頂である。926分であった。
山頂は思ったより広くて、ゆっくり休むことができた。もちろん、山頂には私一人である。

谷川岳方向は厚い雲で、蓬峠に向かう道はすさまじい岩場の下降になっていた。私は時間と天気の状況で、蓬峠経由で謙信ゆかりの道を下ろうと思っていたのだが、あまりの険しさにあっさり諦めることにした。
下山は945分に開始。この下りはきつかった。登りではたいしたことがなかった岩場が、下りでは足場がみつからなくて、すごく慎重に下らなければいけなかったのだ。かなりへっぴり腰で、無様なかっこうで下ることになった。下山路では登山者とすれ違う。けっこう人気のある山なのだ。
沢に降り着いたのは1128分、帰りの徒渉も大変だった。あやうく流れに落ちそうになったりした。登山口の車に戻ったのは12時少し前である。

湯沢に向かって車を走らせると、途中に「謙信手植えの松」跡があったので立ち寄った。今の松は三代目なのだ。ここには庚申塔がたくさん置かれていて、これがけっこう楽しかった。
今日は「道の駅南魚沼」に泊まる。ここには昨夜も泊まったのだが、暗くなってから着いて、今朝はすぐに出発したので、このできたばかり道の駅でのんびりするのだ。


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 謙信手植の松跡




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