関東百名山
2006/10/11

標高 2367m
光徳牧場→1:00→山王峠→1:05→山王烏帽子山→ハガタテ薙分岐→1:00→小太郎山→30分→太郎山山頂→15分→お花畑→1:30→砂防ダム→30分→志津峠分岐→1:15→T字路→光徳牧場

太郎山は日本三百名山の山である。私は三百名山に期待するところは少ないのだが、この山はすばらしかった。山頂直下は痩せた岩稜で、山頂からの展望もすばらしい。日光三険の新薙はすごかった。
山王烏帽子山から太郎山(右手前は小太郎山)


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1011

朝、外に出ると空は雲っていた。天気予報では1週間ほど晴れが続くはずだったのだが。携帯で天気予報をみると、今日は曇りで降水確率30%であった。なんとかなるだろうと、出発することにした。
駐車場から光徳牧場の売店に向かう。広い園地になっていて、いろんなコースの遊歩道がある。ありすぎて、どれが太郎山への道なのかわからない。
ガイドブックをよく読むと、売店の北のトイレの横に入口があると書いてあった。
ようやく登山口を見つけることができた。遊歩道の表示は「山王峠」となっている。
きもちのいい樹林の中を歩いてゆく。日光周辺の樹林はどうしてこんなにきれいなのだろう。何枚も写真を撮ってしまった。しばらくは平坦な道を行くのだが、傾斜がましてくると階段の道になった。この階段がひどく歩きにくい。
山王峠には8時頃に着いた。山王峠の標識から少し行くと広場があって、ベンチも置かれている。あたりの樹林は紅葉していて、すばらしくきれいである。ここで休憩した。空は雲が被っているのだが、高曇りで山が隠れるほどではない。展望は期待できそうである。
峠から下るとすぐに林道に出て、少し右に行くと太郎山登山口の指導標があった。ここからは樹林の中をひたすら登る。所々に目の覚めるような紅葉があって、疲れを忘れさせてくれる。
しだいに展望が開けてきて、振り返ると木の間越しに奥白根山が見えた。みると山頂付近は雪で白い。つい先日の低気圧が日本列島に嵐をもたらしたのだが、そのとき北アルプスは吹雪いていたという。奥白根も雪が降ったみたいである。
山王烏帽子岳に着いたのは9時である。山頂は樹林に囲まれているのだが、その少し手前は開けていて奥白根や燧ケ岳が一望できる。すぐ隣には男体山が大きく聳えて、下には草紅葉の戦場ヶ原、すばらしい眺めである。
この山王烏帽子の山頂で休んでいると小雨がぱらついた。でも東のほうにうっすらと青空も見えるので、大きく天気が崩れることはないだろう。
山王烏帽子から太郎山との鞍部に下る。急降下である。途中からは太郎山の紅葉に彩られた山腹がきれいだった。鞍部にはきれいなダケカンバの木がたっていて、それがすごく絵になっている。秋の山は本当に楽しい。
振り返る山王烏帽子はきれいな三角形で烏帽子の名の通りである。
急登になる。途中にハガタテ薙の分岐があるが、今は通行止めになっている。いつの台風なのかわからないが、そのときに修復不能なほどに崩壊してしまったらしい。
急登が続き高度をどんどん稼いで行く。視界が広がって後の奥白根山の展望は益々すばらしい。
ハガタテ薙の分岐から35分の登りで小太郎山に着いてしまった。ガイドブックには1時間とあったのでまさかと思ってしまう。私はそんなに足は速くないのだが。
小太郎山の山頂は360度のすばらしい展望であった。うれしくなってしまう。
ずうっと見えていた奥白根山、その右には尾瀬の山々、南側すぐ隣には大きく男体山が聳えている。その右の下には中禅寺湖と戦場ヶ原。東には日光の山々が鋭い峰を連ねている。快晴ではないがこれだけの展望がえられたら大満足である。
北にはこれから登る太郎山が聳えていて、この小太郎山から太郎山に至る稜線はすさまじい岩稜の道であった。痩せた岩場が連なっていて、いかにも険しそうだ。なんかうれしくなってしまう。太郎山ってこんなにもすごい山だったのだ。
ゆっくり休憩するつもりだったが、気がせいて、先を急ぐことにした。
すぐに険しい岩場になって岩峰を越えて行く。すごい高度感。この痩せ尾根の中間に剣が峰があり、さらにいくつかの岩峰を越えてようやく普通の道になるが、これもかなり痩せた稜線の道である。振り返る小太郎山は絶壁の山であった。
樹林の中に入ると、右下には真ん中に池を持つ丸い草原が見えた。下山路はこの中を通るのだ。
太郎山には最後にザレた斜面を急登する。三本松への分岐の指導標を見ると、そのすぐ先が山頂である。
山頂には祠が二つ並んでたっていた。
ここからの展望もすばらしい。苦労して登った山王烏帽子は南の尾根のはるか下にが見えた。南の奥白根の眺めもすばらしいのだが、北側に聳える女峰山・大真名子も迫力である。今通ってきた小太郎山からの岩稜もすごい。
この太郎山というのは本当にすばらしい山だと思う。30分ほど休憩してやまやまを眺めていた。
下山開始。

山頂直下にあった分岐から樹林の中を急下降する。大きな岩が門のように両側に立つ間を抜けると、さっきみた草原に着いた。登山道は草原の真ん中にある池の中にまっすぐに続いている。普段は水がないのだが、このまえの大雨で水が溜まったものらしい。ともかく池を横切るわけにはいかないので、池の縁を回りこんで行く。この草原はガイドブックでは「お花畑」と記されてところのようだ。
再び樹林の中に入るとすぐに大きな崩落地に着いた。これが「日光三険」のひとつの新薙のガレ場なのだ。筋あるガレ場
を慎重にトラバースして行ったが、たいしたことはない。これが「日光三険」という険路なのかと拍子抜けしてしまったの。でも、これはとんでもない間違いであった。ガイドブックではこのガレ場が「日光三険」のように書かれているのだが、本当はこのガレ場を渡った後の下降路なのだ。
すさまじい下りが始まった。ほとんどまっ逆さまといった急な下りなのだ。これが延々と続く。しかも、最初は遮るものが何もなくて、すごい高度感である。登山路のすぐ右は白薙の崩落帯で、時々落石の音がする。こんな道を下るのかと絶句してしまうのだ。
ようやく樹林の中に入ってほっとするが、それでも急降下は続く。ガレ場から1時間も下り続けて、ようやく林道に出たときは安堵のため息が出た。
すぐに砂防ダムがあったので、その前で休憩。あとは林道を歩くだけなのだ。
でも、この林道は2時間も歩かなければいけないのだ。
覚悟を決めて林道を歩きはじめると雨になって、だんだん強くなってくる。風はないので傘をさして歩いて行った。
この林道も樹林がきれいで、景色や紅葉を眺めながら行くとそれなりに楽しいウォーキングになった。
光徳牧場の駐車場に戻ったのは25分であった。お腹が空いたので、車の中でお湯を沸かしてカップ麺を食べた。うまかった。

明日は浅間隠山に登るつもりだ。120kmほど走らなければいけない。雨の中を奥日光の湯元から金精峠を越える。尾瀬への分岐を過ぎる。今頃の尾瀬は草紅葉できれいなはずだ。
道の駅白沢に温泉があったので、ここで温泉に入った。風呂から上がったらもう外は暗くなっていた。
さらに車を走らせると、沼田の市街にマクドがあったので、ここでパソコン入力をした。終わったら9時近くになってしまった。


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光徳牧場


牧場の後に遊歩道入口がある


山王峠に着く


林道左に太郎山登山口がある


山王烏帽子山山頂


ハガタテ薙分岐(通行止め)


小太郎山(後は太郎山山頂)


太郎山へは痩せた岩稜を行く


剣が峰


太郎山山頂


お花畑、真ん中は池になっていた


新薙。ガレ場を横切って行く


急降下する。日光三険の一つなのだ


ようやく林道に出た。すぐに砂防ダムがあった




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