BACK 冷水山
2009年5月20日
昨日は道の駅龍神に泊ったのだが、他に車がほとんどなかった。ただし、道の駅でたった一店営業しているラーメン屋さんが遅くまで灯りがついていて、その前に車が3台ほどずうっと停まっていた。
この道の駅から矢筈岳の登山口までは40kmほどもあるので、朝早く出発した。5時15分、まわりの山々には霧がかかっている。今日は晴れてくれるのか心配になった。
登山口に着いたのは6時10分。舗装された林道の左に登山口の標識がある。この前に車を停めて歩き始めた。
コンクリートで固められた林道を歩いて行く。これなら車で来れたかもしれない…と思った。
右に深い谷を見ながら歩いて行くと10分ほどで下に滝が見えた。ガイドブックにある鷲ノ川の滝である。滝に降りて行く道が見つからないので、これは帰りに寄ることにした。
樹林の林道を歩いて行くと、沢がすぐ近くを流れるようになって、大きな砂防ダムがあった。沢はきれいな渓流で、小さな滝をつくって流れている。
歩き始めて30分が過ぎたが、登山口の丸太橋が現れない。おかしい、もしかしたら通り過ぎてしまったのかと心配になった。でも、もう一度ガイドブックをよく読んだら、林道歩きは55分もかかるのだった。なぜか私は30分と思いこんでいたのだ。
石橋を渡って、流れの右側を行くようになった。すぐに芝生の広場があって、林間広場という標識があった。道はだんだん狭まって、土の道になった。歩き始めて45分、ようやく登山口の標識があった。丸太橋ではなくて、りっぱな木橋がかかっていた。
木橋を渡ると、鷲ノ川に流れ込む沢に沿って登って行く。道は階段になっていて、それがどこまでも続いている。やがて沢から離れて、右の急な斜面を階段で登る。
杉林の中の登りが続くのだが、この道にはピンクのツツジ花が満開であった。
満開のツツジ感激しながら登って行って、ようやく尾根の上に着いた。傾斜が緩くなってほっとしたのだが、すぐにまた急登になった。尾根に着いても急な登りは続くのだ。
急登の途中、狭い平坦地があって、そこには丸太を横たえたベンチが置かれていた。登山道に入ってから30分経過しか経っていないので、そのまま登り続ける。
ここから300mほど急な道を登ると、道に虎縞のロープが張ってあった。このロープにすがって登ると、道は左に曲がる。ここが主稜線の出合で、ロープはまっすぐ稜線を下らないようにするために張ってあったのだ。
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