私の近畿の山百選
ひがしとこのおさん

標高 839m
登山口→25分→鉱山精錬所跡→50分→床嶺の家跡→15分→東床尾山山頂→10分→床嶺の家跡→45分→登山口

私にとってこの山は、登山口にあるカツラの巨木が目的のほとんどだったのだが、雨による増水のおかげで、途中の渓流がすごくきれいだった。私が登ったとき、山頂は霧の中で展望はなかったのだが、三角点は一等三角点であった。
登山口の大カツラ

 登山口から床尾峰の家跡へ
まず、橋を渡る


崩落で橋が埋まっていたりする


鉱山精錬所跡地に着く


渓流を縫うように行く


急斜面をジグザグに登る


床嶺の家は倒壊していた

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20091112

昨日はずうっと雨で休養日にしたのだが、夜も雨は降り続いていた。でも、朝になったら一応、雨は止んでいた。
今日は東床尾山に登る。この山は2時間ほどで戻って来れるので、雨になってもなんとかなるだろう。
登山口に向かって車を走らせて行くが、小雨が降っている。今日の天気予報は曇りになっているのだが…。
私は巨木が大好きなので、東床尾山の登山口にあるという「糸井の大カツラ」はすごく楽しみなのだ。そして、その期待が裏切られることはなかった。駐車場のすぐ先に、このカツラの木が見える。細い木が丸く囲んでいて、独特の姿なのだ。登山の身支度もせずに写真を撮っていた。
雨はなんとか止んでいるので、登山を決行。
登山口はこの大カツラの後ろにある。まず、木橋で沢を渡る。そこに立つのは「近畿自然歩道」の指導標であった。山頂までは1.7kmなので、近い。
木橋を渡ってからは沢の左側につけられた道を行き、すぐに砂防ダムの横を過ぎる。道は沢の急斜面につけられていて、崩れたあとのようなところもあり、けっこう緊張させられるのだ。明るい樹林の平坦地を過ぎると、道は沢に下って行って、これを二本の木橋で渡る。今度は流れを左に見ながら歩いて行くと、すごい崩落の跡に着いた。木橋の上に土石が積み上がっているのだ。そして、その先は流されていて、沢の流れを徒渉しなければいけなかった。でも、小さな流れだから簡単に渡れた。
このすぐ先に、ベンチが置かれた広場があって、「鉱山精錬所跡地」の説明板がたっていた。床尾山は昔、金山でもあったのだ。
流れに沿って歩いて行くのだが、昨日の雨で増水しているようで、流れがいくつもの滝をつくって、すごくきれいなだ。きれいな渓流を眺めながら行くと、杉の倒木がたくさん積み重なっているのが見えてきた。台風の被害によるものなのだ。
渓流を縫うように木橋を何度か渡る。本当にきれいな渓谷で、何度も立ち止まって写真を撮ってしまう。

東床尾山まで0.9kmの指導標を過ぎると、急な登りが始まる。沢から離れて、左の急斜面をジグザグに登って行くと、今まで見てきた沢とは別の流れにぶつかる。道は二つの沢の間の尾根をジグザグに登っていたのだ。こちらの沢は流れが細いのだが、滝のように流れ落ちている。これもすごくきれいである。この沢は渡ることなくターンして再びもとの沢にぶつかる。これでこのまま尾根に上って行くのかと思ったら、また沢のすぐそばまで引き返してしまうのだ。でも、こっちの流れも、すごい滝をつくって流れていた。要は傾斜がすごくなってきているのだ。
いよいよ稜線に向かっての急登が始まる。ジグザグに檜の混じる林を登って行く。斜面を斜めに登って行って、ようやく指導標の立つ尾根の上に着く。山頂へは右に行くのだが、左に床嶺の家(避難小屋)という指導標にあるので、行ってみた。平坦地があって、そこには倒壊した山小屋があった。



 東床尾山山頂へ
西床尾山への分岐


小屋があった


山頂に向かって霧の中、登る


東床尾山山頂


分岐に戻って少し行くと、また指導標がたっている。ここから左に下ると西床尾山にいたるののだ。私も帰りはこの道を下りたいという誘惑にかられてしまうのだが、このコースは羅漢谷を下ることになるので、降雨後は増水して危険なのだ。あきらめるしかない。

自然林と植林の境界の尾根を行く。緩やかに下って登り返すと、ピークに小屋が見えてきた。山頂の神社だろうかと思ったら、ただの小屋で、しかも入口はすべて塞がれていた。ガイドブックにある植林小屋なのだ。ここから山頂までは100mと書かれているので、すぐだと思ったら、この先かなり急な道を下ってしまうのだ。鞍部の鬱蒼とした植林から抜け出すと霧で真っ白である。褐色の草に覆われた尾根を急登すると、ようやく山頂であった。845分になっていた。
山名の標識は小さいものなのだが、三角点は一等三角点であった。山頂は遮るものがなくてすばらしい展望…のはずなのだが、霧の中で何も見えない。しかも風が強く寒いので、早々に下山を開始した。
登って来た道を引き返すだけなので、走るようにして下って行く。傾斜が緩やかになったところで、近畿自然歩道の指導標に助右衛門桜と書かれているのに気がついた。矢印は対岸をさしている。確かに渓流のむこうに桜の古木たっていた。満開のときはさぞやきれいなんだろうと思う。
車の前に戻ったのは940分である。

車を走らせて行くと、途中に不動の滝があったので、寄ってみた。細い流れが45度ほどの角度で岩溝を流れ落ちていた。


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