2008年晩秋関西登山
たかみやま

標高 1248m
舟戸登山口→1:10→高見峠(大峠)→1:00→高見山山頂→35分→平野分岐→10分→小峠→35分→高見峠→40分→舟戸登山口

一度登ったことがあるのだが、今回はコースを変えて舟戸からコースを登った。この道は昔の和歌山街道なのだ。山頂はすばらしい霧氷であった。この時期に登って本島によかったと思った。
高見山山頂

2000年5月の登山記録
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20081122

今日登る高見山は日本三百名山の山で、8年前に一度登っているのだが、その時は奈良県側から登ったので今回は三重県の舟戸から登ることにした。
昨日の夜に登山口を目指してやってきたのだが、通り過ぎてしまって、ずいぶん山の上まで走ってしまった。引き返してきたら、犬がさかんに吠えていたところが登山口であった。
ここから林道を少し戻って、路肩が広くて明かりがついているところに車を停めて泊まった。
朝、7時半くらいに登山口にやってきたが、高見山を見上げると山頂は雲に覆われている。天気は昼から回復してくるはずなので、登山口でパソコン入力をして時間をつぶした。
9時に出発。登山口にはイラストマップの標識があって、それによるとこれから歩くのは「和歌山街道」と呼ばれる道なのだ。コース途中にはいろいろ見所があるようで、楽しみである。
まずりっぱな橋で舟戸川を渡る。すぐに大きな五輪塔がたっていた。これは蘇我入鹿の首塚だという。でも、これはメチャクチャに新しいもので、とても1400年以上も前のものとは思えない。奈良の飛鳥寺にも蘇我入鹿の石塔があったが、あれはすっかり風化してしまっていた。だれか近世になってから、蘇我入鹿を偲んでこの五輪の塔をたてたのかもしれない。
檜林の中を緩やかに登って行くと、今度は能化庵という寺院跡があった。蘇我入鹿の妻と姫君が首塚を守るために庵をむすんでいたのだという。
檜林の急な坂を登って尾根の上に出ると、展望が開けて近くの山を見ることができた。でも、山の名前はよくわからない。
痩せた尾根になると、両側とも深い谷で流れの音が聞こえる。
登山口から20分ほど登ったところで突然林道に出てしまった。どっちへ行ったらいいんだと思ったら、すぐ右に近畿自然歩道の指導標があって、そこが登山道入口であった。ここから高見山山頂までは2800mとなっていた。
林道から登山道に入るとススキが道を塞いでいて、こんな道で大丈夫なのかと思ったが、少し行くと杉林の中の広い道になった。すぐに大二木茶屋跡があった。和歌山街道の名残である。
その先で再び林道を横切る。林道の向こうに高見山が聳えているのが見えた。
檜林がいつのまにか杉林になっていて、その中を広い道が続いている。歩いて行くと何度も林道が分岐・合流する。そのたびに道が広くなって行くような気がする。舗装はされていないものの林道のようなしっかりした登山道である。
急な斜面をジグザグに登って行くと、しっかりと舗装された林道に出た。この車道を少し歩くと高見峠で、車がたくさん停まっていた。ここからなら山頂まで1時間ほどで登れるのだ。
峠には本居宣長の歌碑がたっている。本居宣長は伊勢松坂に住んでいたので、この道は何度も往復したらしい。
白雲に 峯はかくれて 高見山
見えぬもみちの 色ぞゆかしき

峠の広場からは鳥居をくぐって石段を上る。石段を上りきったところには広場があって、お墓のような碑がたっていた。最勝塔というらしい。
樹林からすぐに抜け出して、すっかり落葉した林の中を登って行く。
峠から15分ほど登ったところで、溶岩流のような岩石の帯があった。苔むした緑色の岩石に埋まった斜面である。
この前を左折してさらに登ると、すぐに展望広場に着いた。ここからは視界が開けて、南の台高山地を眺めることができる。台高山地の山にも登るつもりなのだが、ここから見るとけっこう雪が多そうである。どうしようかと思ってしまった。ベンチもあるので、ゆっくり眺めていたかったが、風が冷たいので先を急ぐことにした。
梢だけの林の広い尾根を登って行く。進むにつれて傾斜がきつくなって、急斜面をジグザグに登るようになった。息を切らせて登って行くと、三脚を背負った登山者が降りてきて、山頂は霧氷がすばらしくきれいだという。楽しみが増えた。
急登を続けて行くと視界が開けて、下に集落が見える。台高山地の眺めもすばらしい。
でも山頂が近づくにつれて、雲の中に入って景色は霞んでしまった。
すっかり雲の中に入ってしまって、尾根に登り着くと、その向こう側は一面の霧氷であった。すばらしくきれいである。この尾根の左上が山頂であった。
山頂には社がたっている。
私は社の後ろに登り着いたのだが、そこには二等三角点があった。そして、ここから見える宇陀・曽爾の山々のイラスト板があった。でも、雲の中なのでなにも見えない。
社の正面に回り込むと、こちらの霧氷はさらにすばらしい。何枚も写真を撮ってしまった。
社から下って行くと展望台があって、そこにはここから見える台高・大峰山のイラスト板があった。これも残念だが何も見えないのだ。悔しくなってしまう。

展望台の下は休憩所になっているので中に入って休んだ。中は風がないのでずいぶん温かく感じる。
ここでポッドに熱いコーヒーを飲んで一息ついた。冬の山での暖かい飲み物は、本当にありがたいのだ。
入れ替わり立ち替わり登山者がやってくる。私は登ってきた道を引き返すつもりだったが、小峠から登って来た人に道の状況を訊いたら、雪が支障になることはないらしい。登ってきた道を単純に引き返すのはつまらないので、小峠に下って、そこから大峠に歩くことにした。
山頂から下って行くと霧氷がすばらしくきれいで、何度も立ち止まって写真を撮った。霧氷の尾根を下って行くとすぐに雲の下に出て、視界が広がった。霧氷の間から曽爾の山々が展望できる。これらの山のすべてに私は登ってきたのだ。うれしくなってしまう。
尾根を下って行くと左に笛吹岩があった。登山道から少し外れているのだが、岩の上に立つと台高山地が一望できる。でも、山頂付近は厚い雲に覆われていた。
どんどん下って行くと、しだいに霧氷は少なくなって、おにぎり型の大きな岩の前に着いた。揺岩といって、「多武峯 大職冠 藤原鎌足公」と三度唱えると、この岩が揺るぎだすのだという。
尾根にはいろんな名前の岩があって、そのつど説明板がたっているのだ。左の100m下にある岩に石を投げて当たったら息子が授かるという「息子岩」をすぎて、さらに下ると今度は大きな国見岩があった。神武天皇が大和に攻め入ったとき、この岩に登って四方を展望したのだという。
さらに急な道を走るように下ると平野との分岐があった。山頂から下り始めて30分が経過していた。この分岐から小峠までは500mである。
分岐から少し登って、ピークから一気に急斜面を下る。すごく急な下りだったが、10分ほどで小峠が見えてきた。高見峠(大峠)ほど広くはないのだが、ここにも車が数台停まっているのが見える。
鳥居をくぐって林道に降り立つ。この林道を左に歩いて行くと、すぐに山道の入口があった。林道を歩いても大峠に着くことはできるのだが、車道を歩きは面白くないので山道を行く。ここから大峠までは1.4kmである。
杉林の中を緩やかに上って行くと、右下には林道が見えた。山道を歩いて行くと、盗人岩とか石畳道とかの標識があった。でも、ずいぶん古い標識で、この道は通る人が少ないようである。

行く手が明るくなったら下に高見峠の広場が見えて、最勝塔の広場に出た。石段を下って高見峠の広場に降り立つ。けっこう車が停まっていて登山者もちらほらしている。考えたら今日は土曜日であった。
あとは登ってきた道を引き返すだけである。
どんどん下って行くと、登りでは見逃したブナの巨木があった。案内板に巨木と書いてあったので期待していたのだが、巨木というほどものではなかった。
舟戸の登山口に戻ったのは135分であった。登山口にはあの騒々しく吠える犬がいたのだが、飼い主がいて、その人と話し込んでしまった。


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登山口から橋を渡る


蘇我入鹿の首塚


尾根が狭まって両側から流れの音


林道に出た


林道のような道を行く


高見峠


落葉した灌木の中を登る


展望広場に着いた


高見山山頂


展望台から山頂を振り返る


笛吹岩


平野分岐


小峠


車道から遊歩道に入る


高見峠に戻った

高見山の霧氷




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