私の近畿の山百選
しらがだけ

標高 721m
Y字路登山口→30分→登り口→1:00→白髪岳山頂→30分→文保寺への分岐→20分→松尾山→40分→高仙寺本堂跡→20分→登山口

白髪岳は予想もしなかった急峻な山であった。これを往復するだけなら、たいした時間はかからないのだが、せっかくなので松尾山に縦走して、寺院跡をめぐって下ることにした。
白髪岳

 白髪岳へ
Y字路


登山口


砂防ダム


急な登りが続く


白髪岳が見えた


白髪岳山頂


BACK 丹波篠山

2009526

24時間営業のマクドの駐車場で寝ていたたのだが、ここには2日連続で泊まってしまった。
5時半頃に登山口に向けて車を発進。昨日、天気がよかったら午後に登るはずだった白髪岳に向かう。篠山市から近いのだ。
登山口に着いたは6時、標識はないのだが登山者用と思われる駐車場があったので、ここに停める。ここで道は字路になっていて、左から登って、右から帰ってくるつもりだ。身支度をして歩き始めたのは610分である。
舗装された道を歩いて行く。すぐに集落を抜けて畑の中の道になって、舗装道は終わって土の道になった。鬱蒼とした杉林を抜け、ヘアピンカーブを過ぎて橋を渡ったところに住山登山口と書いた指導標があった。
指導標から10分ほど行くと東屋が見えてきて、そこが登山口であった。登山道の新しいイラストマップがたっていたのだが、これには松尾山から私が下るつもりの道が書いていない。ガイドブックにも踏み跡程度と書いているので、心配になった。
ここにたつ指導標には山頂まで
680mと書いてあった。すごく近いではないか…と思った。
登山口からは沢を左に見て登って行く。すぐに杉林の中に入って、急な斜面を登る。左に砂防ダムが小さな湖をつくっているのが見えた。杉林から自然林に入ると尾根の上である。ここに立つ指導標には白髪岳山頂まで630mと書いていた。すぐではないかと思ってしまった。ただ、困ったことに腰から右足にかけてがすごく痛い。最近ずうっとこんな感じである。足を引きずるようにして歩いている。状況によっては登山をあきらめて家に帰らなければいけないかも…。
尾根はすさまじい登りになった。急な露岩の登りにはロープが下がっていた。これを越えて少しトラバース道を行くと、今度は階段道が高く聳えていた。これがまた長い登りであった。樹林の間から白髪岳が見える。でも、その山腹には岩壁が聳えたっている。
尾根の急登が続き、行く手が明るくなると尾根を右に曲がる。これが本当の尾根のようである。登山口から登り始めて
30分たっていた。
このすぐ先で樹林から抜け出すと、行く手に白髪岳を眺めることができた。ベンチも置かれていて、休憩するにはぴったりのところであったが、腰の痛みもだいぶ薄らいでいるので、そのまま先を進む。
赤松の混じる尾根を登って行く。緑のきれいな尾根を10分ほど行くと、道には露岩が多くなってきた。そして、それはすさまじい岩場の登りになった。木の根やロープにすがって、険しい岩場を登って行く。
ようやく岩の上に出ると、そこからは痩せた岩尾根を行くのだった。こんなのが山頂まで続くのかと愕然としてしまったが、樹林の中に入ると穏やかな登りになった。
道には露岩も多いのだが、灌木の中を登って行って、そこから抜け出すと山頂であった。
735分、登山口から1時間たっていた。
山頂には二等三角点があって、その横に腰掛けにちょうどいいコンクリートの四角形があった。方位盤だったのかもしれないが、上には何もない。三角点から少し離れた所に、岩場があって、そこに白髪岳とかいた標識がたっていた。所々、樹木がジャマをするが展望はもうしぶんない。遠くの山々まで眺めることができるのだが、なんという山なのかよくわからなかった。




 松尾山
山頂からロープにすがって下る


文保寺の標識があった


松尾山頂


松尾山は白髪山山頂から東に見えるのだが、登山道は北に向かって下って、稜線を半円を描いて歩いて、ようやく松尾山山頂に至るのだ。北の尾根を見ると、すぐに大きなピークがあって、これを越えてまた下るのかと思うと、けっこう気が重くなってしまう。でも、ピークに立つ指導標には、松尾山まで
1.1kmと書いていた。意外と近いのである。
山頂から下る。すぐにすさまじい急下降になった。でも、道にはロープを何本も束ねて張ってあって、これがすごく便利であった。しっかりした手すりになっていて、これにすがって下って行くと安全なのだ。おかげで、すさまじい急下降もラクに下ることができた。
ようやく鞍部に着いて平坦になったところに指導標があって、白髪岳まで
200mとかいてあった。けっこう長い下りだったと思ったのに200m歩いただけなのだ。
道は山の右側を行く。山頂から見えていた大きなピークは山頂を越すのではなくて、巻いてしまうのだ。助かった。再び稜線に出て、振り返ると白髪山が高く聳えているのが見えた。こちら側からだと岩壁は見えないので穏やかな山に見える。
緩やかなアップダウンを繰り返して稜線を行く。時々樹林から抜け出して展望が広がる。ツツジの花も咲いていた。
深い樹林に入ると、左に分岐する道があって、文保寺と書かれた標識があった。ここが文保寺分岐かと思って、さらに歩いて行くと広い鞍部に着いた。ここが文保寺分岐であった。ここは道が五方に分かれているので、すごくわかりにくいのだが、松尾山へは直進して急な尾根を登るのだ。ここから松尾山山頂までは200mほどである。
急な斜面を登って、傾斜が緩やかになると背の低い笹が広がるようになり、少し登ると松尾山山頂であった。広い山頂で、ここは城跡でもあるのだ。樹林の間に少し展望があった。



 高仙寺跡経由で下山
道がはっきりしなくなった


高仙寺の墓所に着いた


阿弥陀堂跡の標識、何もない


車に戻った


この先の道ははっきりしていないらしい。でも、赤いテープを頼りに下り始めた。5分ほど下ると大きな杉が目立つようになって、千年杉があった。私にはどうしても樹齢千年には見えなかったのだが…。
この先が本当にはっきりしなくなった。踏み跡が落ち葉に埋まっていて、いっそうわかりにくい。赤いテープがしばらく見えないと間違えたのではないかと心配になってしまうのだ。
下りになるとロープが張ってあった。これで、登山道に間違いないことがわかって安心した。ロープにすがってどんどん下って、平坦になったところに墓地があった。
石仏と卵形の墓石がいくつも並んでいる。戦国武将酒井氏治の墓で、ここには高仙寺本堂があったのだ。
ここで、道は左にターンするように曲がって、鬱蒼とした林の中を行く。
5分ほど行くと石碑とお地蔵様がたっているのが見え、その奥に愛宕堂と書かれた壊れかけたような御堂があった。ここは高仙寺の宝蔵跡でもあるらしい。
さらに深い林の中を下って行くと、阿弥陀堂跡という平坦地に着いた。ここに三基の石仏があるはずだと、しばらく探したがみつからなかった。
あきらめて、ここから沢に下って行く。
沢を縫うように道は続いていて、丸太を組んだ橋がかかっている。
急な下りの途中に金剛蔵王という神像が祀られていた。ここから急斜面を沢に向かって下って、降り着いた左に滝があった。これが不動の滝である。そそり立つ巨岩の間を細く流れ落ちる滝であった。
滝から5分ほど下ると鉄の橋があって、これをを渡って林道終点に着いた。あとは林道を歩いて行くだけで、杉林のから抜け出すと道には芝生のようにきれいに草が生えていた。この緑の絨毯のような道を少し行くと、民家が見られるようになった。
民家がちらほらする里の道を
200mほど行くと、今朝車を停めた駐車場が見えてきた。945分であった。


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