2008年晩秋関西登山
せんざん

標高 448m
登山口→10分→六丁車止め→15分→九丁→20分→十六丁→10分→前山山頂→35分→登山口

小林泰彦の日本百低山に選定されている山で、洲本の方から眺めると小さいながら山容が富士山に似ていることから「淡路富士」とも呼ばれるのだ。山頂には淡路西国八十八カ所一番札所の千光寺の伽藍があるので、純粋な登山というよりは参拝のため山といっていい。
山麓から仰ぐ先山

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2008年11月18日

関西百名山には入っていないのだが、淡路島の山をもう一つ登ろうと思う。日本百低山の先山である。

日本神話ではイザナギ・イザナミが最初に産み出した島がこの淡路島なのだが、日本列島最初の島の最初の山ということで先山の名前がついているのだ。
先山の山頂には、淡路西国八十八カ所第一番札所の千光寺があるのだ。境内には三重塔もたっているというので、けっこう楽しみである。
登山口に向かって車を走らせていったが、登山口に着かなく前に道がなくなってしまった。引き返して、ガイドブックをよく読んだら、やっぱり間違えたことがわかった。
そんなわけで、登山口に着いたのは11時半である。
入口には手書きの登山口の標識があった。
歩き始めたが、舗装された道が続く。すぐに三丁の標石があった。この登山道は千光寺の参道でもあって、丁石は山頂の十八丁まで続くのだ。丁石は古いものと新しいものが混在していて、一丁も欠かすことなく置かれているのだ。ゴールが十八丁とわかっていると、自分がどこまで登ってきているかの目安になって、本当に助かる。
鬱蒼とした林の中に舗装道が続く。石の祠を過ぎると四丁である。
六丁に車の通行止めがあって、道の左にはお地蔵様が4体たっていた。車でここまで来れると思うのだが、丁石が立つ参道を車で走るのはちょっと抵抗を感じてしまうのだ。
この先も舗装された道が続くが、5分ほど行くと階段になった。そこには七丁の石標がたっていた。遊歩道として整備された道で、すごくしっかりした階段である。
ジグザグに続く階段を上って行く。けっこうきつい登りである。
途中一カ所だけ展望が開けて、下に高速道路が見えた。
5分ほど階段を上ると土の道になって、傾斜が緩くなった。照葉樹の濃い緑の中を歩いて行くと、林の切れ間から先山山頂が見えた。
山頂が十八丁なので、中間の九丁には仏像が刻まれた大きな岩があった。見ると彫られているのは不動明王である。この巨岩の横にも不動明王の石仏がたっていたが、この表情がすごく面白かった。
鬱蒼とした照葉樹林の森が続き、十二丁からはすごくきつい登りになった。一旦平坦な尾根道になったが、十四丁からは急なジグザグの道になった。石垣が組まれた斜面をジグザグに登る。十六丁からは緩やかな道を行くと、すぐに分岐があった。右折して山頂に向かうのだが、直進方向に下ったところには木の鳥居がたっていた。
山頂に向かって上がって行くと、廃屋のような民家が突然現れた。掲げられている看板をみたら東の茶屋であった。営業はしていなかった。
この茶屋から石段を上ると踊り場に「淡路四国第一番霊場」と刻まれた石柱がたっている。その横にはすごい巨木が聳えていた。
踊り場で右折して急な石段を上って境内に着く。立派な本堂がたっている…と思ったら、これは不動堂であった。その横にもりっぱな建物、これは庫裏のようである。この前を通って再び石段を上がると、左に展望台があった。その前で右折して、急な石段を上ると赤い仁王門があって、両脇にたつ仁王像はかなり立派なものであった。
門をくぐって境内に入ると、右に三重の塔、左に鐘楼がある。正面が本堂である。さっきの不動堂のほうが立派に思えた。
仁王門の左奥に、十八丁の標石があった。これが丁石の終点である。
本堂に続く参道の両脇には狛犬の代わりに、なぜかイノシシがたっている。不思議だ。
ともかくここが先山の山頂なので、山名の標識とか三角点はないのかと、境内を探して歩いたが、そんなものは見つからなかった。仕方がないので、本堂の前で記念写真を撮った。
境内に置かれたベンチにすわって、温かいコーヒーでおにぎりを食べた。
あとは上ってきた道を引き返して、車に戻ったのは1320分であった。
車を走らせて、薬師堂の前に車を停めて振り返ると山頂には三重の塔の先端がのぞいているのが見えた。


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舗装道を歩いて行く


四丁


六丁の車道終点


しっかりした階段を上って行く


九丁


廃屋かと思ったら東の茶屋だった


展望休憩所、でも展望はなかった


仁王門をくぐって千光寺境内へ


山名標識はなっかので本堂の前で記念写真





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