ダイヤモンドトレールを行く.


にじょうざん 標高 517m

屯鶴峯登山口→穴虫峠→二上山馬の背→雄岳→大津皇子陵墓→馬の背→雌岳山頂

ダイトレはいよいよ古代浪漫あふれるコースになる。二上山には悲劇の大津皇子の陵墓があって、また山頂からは大和三山が散らばる飛鳥を一望することができる。古代史の好きな私にはたまらない道なのだ。
二上山.

 二上山
ここから二上山登山道に入る


二上山稜線に着いた


二上山雄岳山頂


二上白玉稲荷大神の石碑があった


雌岳山頂

BACK 屯鶴峯


2002年11月2日

屯鶴峯登山口からがダイトレの本当のコースである。

近鉄の線路に沿って歩き、陸橋で線路を越える。ここが穴虫峠。変わった名前である。
さらに10分ほど歩くと、ダイトレの指導標があって、二上山の登山口。
私は、この登山道は直接二上山に登っていくと思っていたのだがそうではなかった。長い尾根の道をたどるのである。尾根に出ると、遥か向こうに二上山の独特な双耳峰が見えた。
アップダウンのある尾根を歩いていく。この尾根には送電線の鉄塔が2つあって、これが現在地の目印になる。

2つ目の緑に塗られた鉄塔を過ぎて、20分ほど登ると二上山の雄岳、雌岳の鞍部に着いた。ここが「馬の背」。十字路になっていて、稜線を横切って東に下ると當麻寺である。
ダイトレは馬の背から雌岳山頂を通って竹内峠に下るので、雄岳に登るためにはここから往復することになる。馬の背にザックをおいて出発。二上山を登るのにテント一式を背負ってきてるのは、もちろん私くらいのもので、重い荷物から解放されてほっとした。
15分ほど登ると雄岳山頂に着く。
山頂には神社があった。ここで写真を撮っていたが、この場にふさわしくないようなサングラスのお兄さんが、前に木の机を置いて立っている。この人は何なのだろうと思っていたら、実はこの雄岳の入山料を受け付けている人だった。
200円払って、ついでに写真のシャッターも押してもらった。このお兄さんに、すぐそばに大津皇子の墓があることを教えてもらった。山頂の一角に石柱が立っていて、「大津皇子の墓一丁」と書かれていたのだが、なんかずいぶん遠いような気がして、そのまま帰ろうとしていたのだ。(1丁とは109mです)
大津皇子は悲劇の人。天武天皇の長子(母太田皇女は鵜野讃良皇后の姉)で人望が厚く聡明でもあったが、天武天皇が崩御すると皇后は我が子草壁皇子に皇位を継がせるために、謀反の罪をきせて自害に追い込むのだ。ところが因果応報、草壁皇子は皇位を継ぐことなく早世、結局皇后が皇位を継いで持統天皇となるのだ。
大津皇子の陵は宮内省の管理になっていて、りっぱな佇まいであった。
お参りをしたのですぐに下る。
分岐でザックを回収して、雌岳に登って行く。
二上山の三角点はこの雌岳にあるのだが、標高は雄岳が517mで雌岳の474mよりの高いのだ。
雌岳の上はきれいに整備されていて、真ん中には大きな日時計があった。その前に三角点があった。

この山頂からは飛鳥がきれいに見渡せて、大和三山が見えた。絶景である。
ここで軽く食事をして、すぐに岩屋峠に向かって下る。


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