2008年晩秋関西登山
おいけだけ

標高 1247m
登山口→20分→鞍掛峠→1:10→鈴北岳→1:00→御池岳山頂→5分→ボタンブチ→5分→御池岳→50分→鈴北岳→1:00→鞍掛峠→10分→登山口

御池山も石灰岩におおわれた山である。私が登ったときは霧氷が白く輝き、カルストの地形とあいまってすばらしくきれいであった。
鈴北岳から見る御池岳


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2008121

今日の19時、名古屋発仙台行きのフェリーで帰るともりなので、今回の登山旅行最後の山になる。今日登るのは鈴鹿山脈の最高峰の御池岳である。
昨日の夜はずうっと雨が降っていたので、天気予報通り晴れてくれるか心配だったが、朝はきれいに青空が広がっていた。
張り切って登山口に向かう。御池岳の登山口は鞍掛トンネルを滋賀県側に抜けたところにある。トンネルを出るとすぐ左に駐車場があって、その奥が登山口である。
今日は最後の山ということで張り切っているので、出発は7時半であった。
登山口からすぐに鬱蒼とした杉林に入って、暗い林の中を急登する。最初は痩せた尾根を登るのかと思ったら、すぐに植林の広い斜面になって、これをジグザグに登って行くのだ。
急な斜面をすごく細い道でトラバースする。ロープが張ってあるのだが、ちょっと怖い。
このトラバースを終えると行く手が明るくなって、送電線の鉄塔の下に出た。ここで展望が開けて、ようやく朝日があたり始めた近くの山が見えた。今日は快晴なのだ。
鉄塔からさらに尾根の左斜面をトラバースして、右にターンして登るとそこが鞍掛峠であった。峠には新しい地蔵堂があって、その中にはかわいらしいお地蔵様が座っていた。
峠からは南に続く尾根を登って行く。すっかり落葉して梢だけになった林の中を登って行く。春にはこのあたりはカタクリの花が咲くらしいのだが、地面は霜柱で埋まっていた。
峠から7分ほどで、再び鉄塔の下に着くと、ここからは北側の山を展望することができた。さらに明るい林を登って行く。けっこう急な登りになると、道はガチガチに凍り付いていた。帰る頃にはこれが溶けてヌカルミになっているのではないかと思ってしまう。(その通りだった)
灌木から抜け出すとすばらしい展望が広がった。行く手に聳えているのは鈴北岳のようだが、山の樹木は真っ白な霧氷でおおわれていた。すばらしくきれいである。緩やかな尾根を登って行き、振り返ると遠くに真っ白な山が見えた。方向から判断すると加賀の白山のようである。そしてその左手前にも白い山が見える。これは笈ヶ岳ではないかと思う。朝の冷たい澄んだ空気のおかげで遠くの山々が展望できるのだ。
東の方角にも、雲の上に白い山が突き出ているのが見えた。中央アルプスにしては独立峰すぎるし、なんだろうと思う。
近くの山も眺めると、すぐ北に聳える山頂部が長く平らかな山は霊仙山のようである。そして、その奥にどっしりと聳えているのが伊吹山である。うれしくなってしまう。
鈴北岳に向かって尾根を登って行くと、道端の草来は霜が付いてキラキラと輝いている。
尾根を登るにつれて、視界はどんどん広がって、白山・伊吹山などの展望が広がって行く。行く手の鈴北岳が近づくと樹木は霧氷で白く輝いている。私はすばらしい時に登山したようである。
朝日があたって輝く霧氷はすごくきれいで、何度も立ち止まって写真を撮ってしまうので、なかなか前に進まない。
ようやく、鈴北岳への急な登りが始まった。溝のようなえぐれた道がまっすぐに続いていて、それがまたすごく急である。道は凍っているので、滑らないように注意しながら登って行く。ようやく傾斜が緩まると、タテ谷の分岐があった。
鈴北岳への道は雪が降ったのか、真っ白である。この雪を踏んで登って山頂に着いたのは916分であった。標準タイムより15分もオーバーしているのは、途中で写真ばかり撮っていたからである。
山頂からの眺めは申し分ない。西には琵琶湖が広がっていて湖東の街が見える。
そして南東には、目指す御池岳が丸く聳えている。この鈴北岳からはすぐ近くのような気がしてしまう。鈴北岳の南には広い草原が広がっている。とても標高1100mの山の上とは思えない平原である。そして、その平原をよく見ると石灰岩が散らばっているのだ。この御池岳もカルスト地形の山なのである。
風がすごく冷たいのだが、この絶景に大満足である。
景色も十分眺めたのでいよいよ御池岳を目指す。
鈴北岳から下ってゆくと、白い雪の間に石灰岩がたくさん散らばっている。カルストの独特の眺めである。どんどん下って平坦地の着くと、そこには元池の分岐があった。山上で一番大きな池だというので行ってみることにした。ガイドブックでは5分ほどで池に着くと書いてあるのだが、200mほど行ったら、池の前に着いてしまった。さらにこの奥にあるのかとも思ったが、この池の写真を撮って引き返した。池の向こうに点在する石灰岩がきれいであった。
分岐から指導標に従って御池岳に向かう。ところが、道は御池岳から左に逸れて、とんでもない方向に向かって下って行く。本当にこの道でいいのか心配になってしまう。
カルスト地形の窪地などを見ながら歩いて行くと、池があった。真ノ池のようなので、道は間違っていないようだ。さらに進むと、トリーネの窪地に下って、それから登り返す。沢のような山間に道が続き、本当にこの道でいいのかと、思いながら歩いて行くと、ようやく御池岳の分岐に着いた。直進するとコグルミ谷・真ノ谷である。御池岳へはここで右折するのだ。

このあたりから道は雪に覆われるようになって、注意しないと迷ってしまいそうだ。
梢だけの林に入って、その中を登って行く。梢の林はオオイタヤメイゲツという木なのだそうだ。
このあたりの地形はちょっと複雑で、起伏がいたるところにあって、登ったり下ったりするのだ。御池岳は独立峰ではなくて、カルスト台地の中の一番高い丘といった感じである。

時間は10時になって、温かくなってきたためか、霧氷が溶けてバラバラと降ってくる。大きい固まりに当たると、それなりに痛いのだ。
道に苔むした石灰岩が多くなって、この間を縫うように登って行くと山頂であった。
山頂には山名が刻まれた古い角柱がたっている。三角点はないのかと探したが見つからなかった。山頂は樹林に囲まれて展望はよくない。ガイドブックには南に少し下ったボタンブチが展望所になっているというので、行ってみることにした。
石灰岩が重なる中を300mほど下ると樹林から抜け出して展望が広がった。標識がないので、ここがボタンブチかどうかはわからないのだが、とりあえず展望できるのでここで十分である。ここからは鈴鹿山脈の南の山々を一望できるのだ。御在所岳はわかるのだが、鎌ヶ岳や藤原岳はよくわからなかった。
山頂に引き返して、コーヒーを飲んで休憩。この頃になるとだいぶ雲が多くなってきた。朝早く登って正解だったようである。
あとは登ってきた道を引き返すだけである。
鈴北岳に戻ると、朝見えていた白山などの遠くの山は雲に隠れてしまっていた。そして霧氷も溶けてしまっている。
ぬかるみ始めた登山道を、滑らないように慎重に下って、登山口に戻ったのは12時少し前であった。

これで、今回の登山旅行は終了である。本当は中国百名山を終わらせたかったのだが、雪のせいで21座を残してしまった。これは来年の春に挑戦するしかない。でも、関西の山にもだいぶ登ることができたので、関西百名山の残りは32座になった。これも来年で終わらせてしまおう。
ともかく無事登山を終えたので、あとは
19時発のフェリーに間に合うように名古屋に向かって走るだけである。


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鞍掛トンネル


登山口


鞍掛峠


二つ目の鉄塔の下をくぐる


白くなった尾根を行く


行く手に鈴北岳


鈴北岳への登り


鈴北岳山頂


元池分岐


御池岳への道


右折して御池岳に向かう


石灰岩の道


御池岳山頂


ボタンブチ




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