私の近畿の山百選
かさがたやま

標高 939m
大鳥居→55分→笠形神社→40分→笠ノ丸→20分→笠形山→20分→笠ノ丸→1:00→仙人滝→50分→笠形神社→30分→大鳥居

笠形山は晩秋平野の北にあって、一等三角点の山である。登山口の笠形神社には杉や檜の巨木が聳えていて、昭和36年の姫路城大改修時に心柱とした檜の記念碑がある。
笠の丸から仰ぐ笠形山山頂

 大鳥居登山口から笠形神社へ
大鳥居の登山口


笠形寺の辻塀


石畳の参道を行く


道には石仏が置かれている


林道脇にあった東屋


笠形神社に着いた

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20091121

昨日は福崎のマクドでパソコン入力をしていたため、夜遅くなって笠形山の登山口に来て泊まった。大きな鳥居のある広場なのだが、一晩中灯りが付いていて、すぐそばに水洗のトイレもあるのだ。
今日で、関西百名山を登り終えるので、今回の登山旅行最後の山になる。
この山には今年の春にやって来たのだが、歩き始めてすぐ、どうにも腰が痛くて歩くことができず断念したのだ。今度こそ、山頂を踏むつもりである。

駐車広場からは二本の道があるのだが、トイレの前の車道を行くことにした。鹿除けの柵があるので、この扉を開けて中に入る。
鬱蒼とした杉林のなかを5分ほど歩くと、左から合流する道があって、そのすぐ先に指導標がある。道は二つに分かれていて、登山道は右を行くのだ。直進方向の林道はこの先、笠形神社直下まで続いている。歩くのがイヤだったら、車で林道終点まで行って、そこから登るのだったら1時間ほどで山頂に立つことができる。でも、私はそんなアンチョクな登山はしたくない。
右の道に入ると杉林から抜け出して、行く手にお寺が見える。これが笠形寺である。左に段々畑を見ながら緩やかに登って、笠形寺に着く。境内には高野槙の巨木が見えるのだが、朝早いので中に入ることはできなかった。
石仏群を右に見て石段を上ると、蔵王堂の前に着く。市川町指定の重要文化財である。
ここから参道に戻って、鬱蒼とした杉林を緩やかに登って行く。道は石畳になっていて、所々に丁目を刻んだ石仏がたっている。間伐されて明るい林になると、突然、車道を横切る。これはお寺の前で分かれた車道なのだ。林道を横切ったところには笠形神社まで40分という標識があった。
再び石畳の道を行くとすぐに林道に出て、ここからは林道歩きになる。
簡易舗装された林道を緩やかに上って行くと、右に東屋がある。これが休み堂であった。お堂と名前がついているので、なにか祀っているのかと思ったのだが、ただの東屋であった。
林道はカーブを繰り返して急な斜面を上って行く。休み堂から10分ほどでコンクリートで固めた急な道が右に分かれる。この急な道を行くとすぐに、左に笠形の屋根の東屋があった。
鬱蒼とした林の中をジグザグに上って行く。車道なのにけっこうきつい登りで、これは普通の車では上れないだろうと思ってしまう。笠形神社に着いたのは
8時ちょうどであった。
笠形神社はすばらしく立派な神社であった。まず大きな拝殿が目につく。これは明治に笠形寺の本堂を転用したものなのだ。拝殿からまっすぐに上って行くと本殿がある。でも、この途中、杉の巨木が聳えたっている。町指定の天然記念物「笠形神社の大スギ」である。高さ50mで、根回り9.5mもある巨木なのだ。このすぐ先には「国宝姫路城芯柱跡」という石碑があった。昭和34年に姫路城の大修理が行われたのだが、その時、天守閣の芯柱に使われたのが、笠形神社御神木の檜だったのだ。



 笠形山山頂へ
神社の裏から登山道が始まる


仙人岩・仙人滝の分岐


笠の丸


笠の丸から一旦、下る


笠形山山頂


神社本殿の後ろに登山口がある。笠ノ丸まで
40分と書かれていた。檜の林に入り、小さな流れを左に見て登って行くと、10分ほどでベンチのある展望広場に着く。南の展望がすばらしかった。
ここから再び樹林に入って5分ほど行くと、仙人岩・仙人滝の分岐があった。笠の丸まで15分という標識もあって、丸太を渡した階段道になった。すぐに林から抜け出して笹原が広がる。振り返るとすばらしい展望である。景色を眺めながら呼吸を整え、さらに登ると再び植林の中に入ってしまう。丸太の階段の急登が続き、傾斜が緩まると、岡部川の水源という標識がたっていた。どんなものかと行ってみると黒い泥濘の沢があった。これが水源ということらしい。
さらに階段を急登してようやく東屋が見えてくる。ここが笠ノ丸であった。笠ノ丸展望という眺望図もあるのだが、遠くは霞んでいてよく見えなかった。ここから行く手を眺めると、東屋のたつ草原の山頂が見える。これが笠形山の山頂であった。
笠ノ丸からの下り口には山頂まで30分という標識がたっていた。雑木林の中を5分ほど下って鞍部に着くと、神崎町へ下る道があった。
このすぐ先には九合目の標識が立っていた。ここまで合目の標識はまったくなかったのに唐突である。
道の両側には背の高い笹が生い茂り、それを広く切り開いた道を登って行く。林から抜け出すと東屋がたっていて、登山道はこの東屋の中を通って山頂広場に着くのだ。
山頂からは360度の展望である。今日はこの山でおしまいなので、山頂でのんびりしてしまった。山頂広場の真ん中にあるのは一等三角点であった。
この笠形山からは千ヶ峰までの縦走路があるのだ。千ヶ峰には今年の春に登っているので、どれが千ヶ峰なのかと探してしまった。また、西には昨日登った雪彦山もあるはずなのだが、よくわからない。でも、360度の展望はすばらしい。今回の登山旅行最後の山頂は快晴にめぐまれて、とても幸せだ。
山頂で下山路のことを考えた。山頂から登って来た道を引き返したら一番簡単なのだが、それではあまりにもつまらない。そこで笠ノ丸からは蓬莱岩を経由して、私の大好きな滝、仙人滝を観て、それから荒れた林道を下るつもりである。でも、林道歩きもおもしろくない。ガイドブックや登山口にあった案内図では、仙人滝から笠形神社に行く道があるようである。実際、登って来る途中でその分岐の指導標も見ている。指導標はしっかりしたものだから、迷う心配はないだろう。(大間違い、とんでもない道だった。)そこで、笠の丸から仙人滝を観て、山の南斜面をトラバースして笠形神社に戻ることにした。



 仙人の滝経由で下山
笠の丸から蓬莱岩に向かって下る


柱が二本立っていた


樹林の中に東屋があった


仙人滝に着いた


沢を登り切ったところに指導標があった


ベンチのある展望地に着いた


ススキの原を下る


登山口に戻った


笠ノ丸に戻ったのは
950分である。ここから指導標にしたがって、西に連なる尾根を下る。下山口には蓬莱岩まで40分という標識があった。
尾根を緩やかに下って行き、檜林から抜け出したところに門のような柱が二本たっていた。この先は笹原の斜面が広がっている。これが鹿ヶ原のようである。
雑木林に入って下って行くと、鞍部に「右リフレッシュパーク」の指導標があった。ここから登り返して着いたピークで道は左折する。赤松の混じる尾根を下って行くと、なぜか東屋がたっていた。そのすぐ先で道は尾根から離れて左に急降下する。落ち葉に埋まった階段道が、ジグザグに続いている。すごい急な下りである。
階段道が岩がゴツゴツと突き出す道に変わると、岩尾根の先に指導標がたっている。ここからまっすぐに
20m下ると蓬莱岩である。少し下ると大きな岩があった。林の中の岩でこれが蓬莱岩かどうかはよくわからなかった。この岩の先にも赤いテープが見えたので、もう少し下るのかもしれない。でも、それでは20m以上になってしまう。この岩を蓬莱岩ということにして、指導標から左折して仙人滝を目指す。トラバース道を少し行くと、再び岩の尾根を急下降するようになって、10分ほどで指導標に着いた。ここで道は左折してトラバース道を下って行く。杉林の中を行くと、笠形神社との分岐があった。ここの指導標もしっかりしたもので、道は大丈夫のようだ。でも、その前に仙人滝を観て来なければいけない。私は滝が大好きなので、見逃すことはできないのだ。
分岐から滝まではすぐだと思ったのだが、急な道をずいぶん下らなければいけなかった。尾根を右から左に越すと、ようやく流れの音が大きくなってきた。急な道を下って、平坦になると「滝上部へ」という指導標があった。そのすぐ先が仙人滝であった。黒い岩壁から二筋の滝が落ちていて、それが下の方で合流する落差10mの滝である。
滝から引き返す。上の分岐までは引き返さず、すぐ先の「滝の上へ」という指導標に従って、涸れた沢を登る。大きな岩が累々とする急な沢である。登って行くと傾斜はどんどんきつくなって、踏み跡も定かでなくなった。本当にこのまま登って大丈夫なのかと心配になった頃、指導標が見えた。これが、笠形神社への道であった。
あとはしっかりした道だろうと思ったら大間違い。すさまじい急斜面をトラバースして行くのだが、これが細いかすかな踏み跡で、しっかり木の枝や岩につかまらないと滑り落ちてしまいそうなのだ。これには緊張させられた。すごい岩場の登りもあって、これが一般道とは思えない。いかにも滑りやすい土の斜面を必死で登って、ようやく傾斜が緩まる。そこからトラバースして行くと、小さな流れを渡る。これが仙人滝の上部であった。
涸れ沢を登り始めて1時間もたったような気がしていたが、時計を見たらまだ20分しかたっていなかった。
沢を渡った先で道はようやくはっきりしたものになって、指導標もたっていた。檜の急な尾根を登り、自然林の斜面をトラバースして行くと、ベンチの置かれた展望地に着いた。ここからススキのトラバース道を行き、植林に入ると、すぐに指導標のある分岐に着いた。ここが今朝登ってきた登山道との合流点であった。1115分になっていた。
あとは登って来た道を引き返すだけである。
笠形寺では高野槙の下まで行ってみた。樹齢500年と推定され、高さは21mもあるのだ。私はこうした巨木も大好きなのだ。
笠形寺から車道に出ると、今度は今朝通らなかった右の道を行ってみた。こっちの道が参道で、石仏もいくつかたっている。すぐに金網の柵に着いて、その向こうが大鳥居の広場であった。1153分になっていた。

これで、今年(2009年)の登山は終了である。仙台を出発したのが1010日だったので、今日が42日目である。ずいぶん長い旅になってしまった。でも、あとは来年の春までは冬眠するのだ。
今年は、中国百名山と関西百名山を登り終えたので、あと残っているのは関東百名山の20だけである。私が会社を辞めたとき、日本全国の山を登るという目標をたてたのだが、これなら来年で終えることができそうである。
さあ、家に帰ろうとカーナビをセットしたら、高速を使っても900km以上も走るのだった。


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