私の近畿の山百選
かなくそだけ

標高 1317m
連状口→35分→小朝頭→1:00→金糞岳山頂→30分→白倉岳→30分→金糞岳→1:30→連状口

この山は滋賀県第二の高峰で、山頂からは日本アルプスや御嶽山・白山まで眺めることができるのだそうだ。ところが私が登ったときはあいにくの曇りで何も見ることはできなかった。
白倉岳から金糞山

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2007年919

昨日は登山記録の入力で遅くなってしまって、登山口の直下のキャンプ場に着いたときは真っ暗になっていた。キャンプ場は閉鎖されていたので、その前に車を停めて寝た。
朝、6時に行動開始。登山口までの林道がどうなっているか心配だった。なにしろ、林道の入口には通行止めの看板があったのだから。看板は脇によけてはあったのだが、心配だったのだ。でも、この林道はすべて舗装されていて、簡単に登山口に着くことができた。
私が歩き始めたのは「連状口」という林道の第二出合である。この下にも登山道入口はあったのだが、上のほうからにしてしまった。

林道からは樹林の中の急な登りで、道には岩がゴツゴツとつきだしていてすごく歩きにくい。10分ほどで傾斜が緩やかになると、そこには連状頭という標識があった。ここからはほとんど平坦な道が続く。
困ったことに、今日は曇りでガスっている。その霧が登山道の笹や樹木にかかって、露をいっぱい含んでいる。道は樹木に覆われていて、これを掻き分けてゆくものだから、たちまちズボンはビショ濡れになってしまった。
登山口から30分ほどで小朝の頭に着いた。このピークのすぐ東が鳥越峠なのだが、そこからくる道はなかった。でも、このピークから緩やかに下って行くと、5分ほどで左から広い道が合流した。これが林道から登ってくる道のようだ。
道には笹薮がすごくて、背丈ほどの高さもあって、これを掻き分けて歩かなければいけなかった。安平路山の悪戦苦闘を思い出してしまった。
それに、この山も蜘蛛の巣が多い。何度も蜘蛛の巣に顔を突っ込んでしまった。
深くえぐれた溝のような道を登って行く。霧でブナの林がかすんでいる。
登り始めて1時間15分のところに山頂まで20分の標識があった。でも、その下にマジックで10分と書かれていて、さらに「+3分」という字が書き加えられれていた。本当は何分かかるんだ。(私はしっかり20分かかってしまった。)
10分ほどで、樹林から抜け出して視界が開ける。でも、霧で何も見えない。再び樹林の中に入ったりするが頭上は明るい。
山頂に着いたのは8時半であった。
山頂広場の真ん中に、山名を刻んだ石柱があって、その後には「地籍図根三角点」があった。この三角点はふつうよく山頂で見るものとは違うのだ。
山頂で少し休んでから白倉岳を往復した。
山頂から下って行く道が二つあった。右の道はすぐに下ってゆく道で、左はほぼ平坦な道がある。悩んだが、磁石で方向を確認して、西に向かう左の道をとった。これは正解だった。晴れていて、白倉岳が見えていたらこんなことで悩む必要はないのだが。
笹の道を緩やかに下って行くと鞍部に着く。そこには左に下る細い道があった。これは深谷に下る道なのだ。この険しい沢コースを下る気はしない。
行く手の白倉岳の方向の霧が少し晴れると、山腹に大きな岩が見える。登山道はこの巨岩の横を通って行くのだが、そのあたりは岩場になっていた。ロープにすがってこの岩場を越える。霧が流れて展望が少し開けると、深谷の眺めがすごい。振り返ると金糞岳も見えた。
ようやくピークに登りついたと思ったら、そこから山頂まではけっこう距離があるのだ。山稜は長くていくつかのピークを越えて行かなければいけない。ピークに着くたびに山頂だと思うのだが、その都度、期待は裏切られるのだ。

白倉岳山頂は稜線を行く平坦な道の途中にあって、とつぜん標識を見つけてこれが山頂かヨと驚いてしまった。小さな広場になっているが、際立ったピークではないのだ。でも、この山頂には二等三角点がおかれていた。
あとは引き返すだけである。
金糞岳山頂まで戻ってきたら話声がする。3人の登山者がいた。かれらは大津の人だという。少し話をした。人と話すのは久しぶりなのだ。
来た道を引き返したが、蜘蛛の巣はあまりなかった。(登りで私が蜘蛛の巣を顔を突っ込んだりして壊して来たからだ…)それに笹についた露も来たときほどではなかった。
登山口に戻ったのは11時を少し過ぎた頃である。
これで関西百名山の北に位置する山は終わった。



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登山口


荒れた道である


小朝頭


すごい笹薮の道になった


深くえぐれた溝の中を行く


金糞岳山頂


白倉岳への道


白倉岳山頂


登山口に戻った





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