ダイヤモンドトレールを行く.


いわわきさん 標高 897m

南海紀見峠駅→3紀見峠→三合目→根古峰→南葛城山分岐→岩湧山東峰→岩湧山山頂→滝畑集落

このコースは2度歩いてしまった。このページの文章は最初のときのもので、写真は2度目に歩いたときのものである。デジカメのデーターを間違って消してしまったのだ。
岩湧山は和泉山脈第二の高峰である。山頂はカヤトの草原になっていて、晴れていたら淡路島まで見渡せるという展望の山なのだ。
岩湧山山頂.

 紀見峠駅から根古峰へ
南海線紀見峠駅


線路を渡る


林の中の道をひたすら行く


反射板がある根古峰山頂


BACK 金剛山



2003
1214

紀見峠駅には意外と早く着くことが出来た。
今日の天気予報は完璧な晴れのはずなのに、どんよりと曇っている。それでも雨が降る気配はないので、元気に歩き始めた。
線路に沿って山側に登って行くと電車のトンネルの上で道の分岐があって、ここからは谷川に沿って登って行く。深い樹林の中の舗装道路で、薄暗い。
登山道の入口は「越ヶ滝」なのだが、道端に小さな小屋があって、その下に流れが小さな滝を作っているのが見えた。これが越ヶ滝であった。もっと大きな滝を想像していたので、少しがっかりした。それでも私は滝が好きなので、下まで降りていった。近くまで行って見たのだが、やっぱり小さくて迫力はなかった。
さて、ここからは稜線に向かってひたすら登って行く。
稜線までは急な登りが続く。目指すのは「3合目」で、これは岩湧山の3合目なのだ。
この3合目でダイヤモンドトレールのルートと合流する。3合目というと、ここからひたすら山頂に向かって登りが続くような気がするのが、この山はそうではない。
岩湧山へは稜線がともかく長くて、なんか岩湧山を登っているという気はしない。

高度もあまりなくて、ただひたすら尾根の道を歩くだけである。そして、道のほとんどが樹林の中である。
地図に三角点の表示を見つけた。根古峰という。
せっかくなので、その山頂を踏んでおこうと、少しだけルートを外れて登ってみた。
山頂には変電施設があって、金網で囲われている。藪の中を探してみたが三角点を見つけることはできなかった。



 岩湧山から施福寺へ下山(写真は滝畑へ)
南葛城山との分岐


岩湧山の山頂直下


岩湧山山頂、娘と一緒に登った


山頂を振り返る


送電線鉄塔の下をくぐる


滝畑集落を行く


滝畑ダム


途中、五ツ辻という標識があって、ここは道が本当に五つに分岐している。
さらに少し行くと、岩湧寺への分岐があった。指導標にイラストマップがあって、園地になっているようだ。

ようやく樹林がから抜け出ると、階段になった道があって、黄色のカヤトの中を登って行く。ここで登山者を追い越した。山に入って初めて人に会った。
岩湧山は鋭いピークではなくて、ほとんど傾斜のない道を行く。
その道に突然、岩湧山と書かれた看板が立っていた。そこで5人ほどの登山者が写真を撮っていた。この山名の書かれた看板の横に、ダイヤモンドトレールの石のプレートが置かれていた。私はこれを写真に撮った。
ここから少しだけ離れたところにベンチがあったので、ここで少し休憩…と思ったら、ここからもう少し先に山頂広場があった。
この広場の真ん中には、方向指示盤が置かれている。広場の隅にはダイトレの説明板が建てられている。
ここで休憩することにした。
魔法瓶からお湯を注いで、ポタージュスープを作り、パンを食べていたら犬が寄ってきた。
ずいぶん人懐っこい犬で、吠えるということもなく、私の傍にちょこんと座って餌をくれるのを待っている。
山頂にいた登山者の話を聞いていると、いつもここにいる犬のようだ。野良犬ではなくて、ちゃんと首輪をしているのだ。
さっき記念写真を撮っていたグループはいつのまにか10人ほどになって、彼らはシートを敷いてそこに座り込んで、食事を始めた。犬はそっちへ行ってしまった。

カヤトの中の道を下る。
今までは、ほとんど登りはなかったという気がしていたのだが、やっぱりそれなりに登ってきていたようで、長い急な下りであった。
下りきったところは舗装道路が走っていて、そこを少し行く。
滝畑の集落を歩いて行くが、途中で左に山に向かって登って行く道があるはずである。
人家のコンクリートの壁に何かしら絵地図のようなものが掛けられているのを見て、なにかなと思いながら通りすぎたら、そこにいた人に声を掛けられた。
施福寺に行くのならそこの階段を登るんだと教えてくれた。この絵地図は風化してしまって絵がほとんど読み取れないのだが、登山道の案内地図だったのだ。
細い階段を上り、人家の間の細い道を行くと山道になった。
歩いて行くと、登山道の脇には時々石仏が立っている。施福寺に向かう道なんだと思ってしまう。
山道を歩いて行くと、お寺の屋根らしきものが見えてきて、これが施福寺のお堂の屋根だった。
突然、立派な参道に出て、人がずいぶん多い。石段を登って行くと、途中に弘法大師の御髪堂というのがあった。
このお寺は弘法大師ゆかりの寺なのだ。
施福寺というのはずいぶん立派なお寺で、本堂もすばらしい。
境内をうろうろしていたら、バスガイドさんが旗をもって団体を連れてきたりした。
境内の端が展望台になっていて、ここからは岩湧山を眺めることができた。
茶店があったので、ここでバスの時間を訊いた。走ったらバスに間に合いそうなのだが、ここでのんびりしてみたくなって、次のバスにした。
ダイヤモンドトレール全コースを歩けたことに、売店で買った缶ビールで一人で乾杯した。


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