BACK 大江山
2007年6月12日
さて、次は丹後半島の先端に聳える依遅ヶ尾山に登る。大江山からは50kmほど走らなければいけない。
国道を北上して依遅ヶ尾山の近くまで来ると、右が切り立っていて左がなだらかに裾を引く山が見えてきた。この特徴的な形の山が依遅ヶ尾山である。
吉永の集落から山に向かって上って行く。山道を曲がりくねって走って行くと、依遅ヶ尾山とかかれた標識があって、そこに広場がある。これが登山口の駐車場であった。
歩き始めたのは9時20分である。
広いしっかりした道を歩いて行く。今は草が生えているが、もとは立派な林道だったのだろうと思う。2度ほどターンして、縄文時代の家のようなカヤで造られて小屋の前に着いた。「ありが棟」という表札がかけられていた。このすぐ先が登山道入口である。登山道入口には「山頂1.3km そこ すぐ」と書かれた標識があった。
緑の中を登ってやがて樹林の中に入る。歩き始めて20分のところに「ここでいっぷく」という標識があった。そこは少しだけ展望が開けている。でも、まだ20分しか歩いていないのに休憩してるわけにはいかない。いっぷくの標識は無視した。
さらに10分ほど登ると「鳥居500m」の標識がある。ガイドブックにも標高460m付近に石の鳥居が倒れていると書いてあるのだが、結局鳥居を見ることはできなかった。
次に「あと300m」の標識があって、最後には「もうちょっと」という標識があった。すぐ先に大きな岩が重なっていて、この岩の左を抜けるとそこが山頂であった。
土盛りの囲いの中に石積みの祠があった。祠の中には役の行者の石仏がおかれている。
この祠の前には依遅ヶ尾山頂と書かれた標識が置かれている。でも、この囲いの向こうがもう少し高いので行ってみると、東に続く踏み跡の脇に三角点があった。
山頂からは真っ青な海が見える。日本海である。東に山々が重なる岬が見えるが、これが丹後半島の先端の経ヶ岬である。山から眺める海の景色に大満足である。
あとは登ってきた道を引き返して、車の前に戻ったのは10時45分である。
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登山口の駐車場

ありが棟

登山口の標識

山頂まで300m地点

依遅ヶ山山頂
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