2008年晩秋関西登山
ふじわらだけ

標高 1140m
鳴滝神社→15分→聖宝寺→1:20→八合目→40分→藤原岳避難小屋→→藤原岳山頂→→藤原岳避難小屋→25分→天狗岩→50分→白瀬峠→20分→坂本谷分岐→1:20→白瀬峠登山口→45分→藤原

藤原岳は石灰岩におおわれたカルスト地形の山なのだ。往復するだけではつまらないので、白瀬峠まで縦走したのだが、その下山路はすごくわかりにくかった。
避難小屋から見る藤原岳

 藤原岳山頂へ
鳴滝神社


長い石段を登る


ここが登山道入口


迂回路、仮橋を渡る


石灰岩の谷


三合目


杉林から自然林に入る


表参道と合流する


九合目


石灰岩の道を登る


藤原岳避難小屋


藤原岳山頂への道


藤原岳山頂

BACK 鎌ヶ岳

20081130

道の駅から車を走らせて行くと、御在所岳と鎌ヶ岳がきれいの見えた。今日は快晴である。
藤原岳の登山口には無料の駐車場がないのだ。とくに、今はもみじ祭りの真っ最中で、しかも今日は日曜日なのだ。今回はおとなしく駐車料金を払って、登山に出かけることにした。西小学校前の観光駐車場に車を停めて、身支度をする。
出発は8時であった。
裏登山道を登るつもりなので、その登山口は聖宝寺にある。この道は東海自然歩道のルートである。指導標に従って左折すると、正面には鳴滝神社がある。私が東海自然歩道を歩いたときは、鳴滝神社の裏にテントを張って泊まったのを思い出した。
神社の鳥居の右にある長い石段を上って聖宝寺に向かう。登り口には東海自然歩道の指導標があって、聖宝寺まで300mと書かれている。要は300mの石段を登るということである。長い石段の所々にあと何段と書いた看板があって、その上に「言うは易く行うは難し」などという格言が書かれている。
これを見ながら石段を上って、ようやく平坦になると大きな池がある。ここから100mほど行くときれいなトイレがあって、左が聖宝寺の入口である。ふだんは境内自由なのに、今は祭り期間のためか200円となっていた。
右に行ってお寺の駐車場を過ぎると、左に登山口がある。林道のような道を5分ほど行くと通行止めになっていて、左に迂回路があった。
迂回路は大きな沢に向かって下って行き、砂防ダムの前でこの沢を渡る。丸太を2本組んだ橋がかかっていた。ここから急な登りになる。迂回路だけあって、道は荒れていて、岩礫がゴロゴロしていて歩きにくい。沢を渡ってから5分ほど登ると、大きな岩にかかる滝が見えてきて、ここで本来の登山道と合流した。ここには長命水という標識があったが、その先は崩落していた。
ここからはしっかりした道なのだが、急な登りが続く。登山道は滝をつくっていた沢に沿って登って行くのだ。登るにつれて沢は白い岩盤の溝に変わってきた。この白い岩盤は石灰岩なのだ。
感心しながら登って行ったら、二合目と書かれた大きな標識がたっていた。登山口から15分ほどたっていた。でも、一合目ってどこだったんだろう。
石灰岩の白い谷に沿って登って行くと、この沢に向かって道は下って行って、沢を登るようになった。真っ白な石灰岩の中を登って行く。藤原岳というのは石灰岩の山で、南側は大規模な採掘が行われていて、山が切り崩されつつあるのだ。その姿は痛ましい。関東の武甲山を思い出してしう。
200mほど行くと沢から離れて右に登る。今度は、白い谷の右側を登って行くのだ。道は杉林の中で、少し行くと右から落ちてくる石灰岩の谷があって、これを渡ったところに三合目の標識がたっていた。二合目から16分たっていた。
三合目からは右の沢に沿って登って行く。杉林の広い斜面を登るとようやく朝日が当たるようになって、杉林の中なのだが明るくなった。
杉林の急登の途中に四合目があって、さらに7分ほどで五合目であった。区間の距離が短くなった。
五合目から少し行くと、ようやく鬱蒼とした杉林から抜け出して明るい自然林を行くようになった。展望も開けて、振り返ると養老山地が見える。
傾斜が緩まって平坦地に着くと、そこが六合目であった。日差しはあるのだが風がすごく冷たくて寒い。仕方がないので雨具を出して着込んだ。ゴアテックスの雨具は風を防いでくれるので温かくなった。防風衣(ヤッケ)ってこんなときに使うものなのかと納得した。手袋も軍手だったのを分厚い毛糸の手袋に変えた。
道には石灰岩が散らばるようになって、右には再び石灰岩の岩盤を持つ谷が続いている。
白い谷はすごくきれいで、これを眺めながら登っていたら、「注意この先ガレ場」の標識がたっていた。どんなすごい道になるのかと緊張したが、道が少し荒れているだけでまったく問題なくて、七合目に着いた。
この先は緩やかな登りで、道は階段状につくられていた。再び「注意このさきガレ場」の標識を見て、杉の木の混じる林を登って行くと、表登山道と合流した。ここが八合目のはずなのだが標識はなかった。
ブナのきれいな林の中を緩やかに登って行く。山の斜面をジグザグに登って行くのだが、大きな震幅で何度もターンをするのだが、ちっとも高度が上がらない。もういいからまっすぐに山頂に向かおうよといいたくなってしまう。
斜面の左をトラバースするように登って尾根の上に出ると九合目であった。そこはすばらしい展望所でもあった。遠くに海とその左には養老山地が連なっている。
景色に満足して山頂を目指して登って行く。あと1区間だけなのですぐだろうと思っていたのだが、これが遠かった。行けど行けど山頂には着かない。
石灰岩の散らばる明るい疎林の中を登って行く。振り返るとすばらしい展望が広がっているのだが、九合目から20分歩いてもまだ着かない。いったいどうなっているんだ、と叫びたくなるころにようやく小屋が見えた。九合目から30分ほどたっていた。
小屋は二棟建っているのだが、その左側が休憩舎のようなので、中で休憩することにした。小屋の前にはベンチも置かれているのだが、外は冷たい風が吹いていて、ここで休む気にはなれない。
小屋には二人の登山者がいた。私は持ってきたポッドのお湯でコーヒーをつくって飲んだ。アンパンがうまかった。さて、これから藤原岳山頂に向かうのだが、私のガイドブックには天狗岩が最高点になっているのだが、小屋の南には展望丘があって、これが山頂のような気もする。面倒なので二つのピークを踏むことにする。
小屋から展望丘に向かう。緩やかに下って行くと、指導標がたっていて、そこには藤原岳展望台とかかれている。山頂と書かれていないのが気になるのだが、ともかくどんどん歩いて行く。
行く手には丸い丘のようなピークが聳えていて、笹原の山腹に登山道が続いているのが見える。
この登りから振り返ると小屋が見えて、そして眼下には池がある平坦地が広がっている。
山頂に着くと、そこは石灰岩が石垣のように積まれていた。その上に藤原岳とかかれた標識がある。やっぱりここが山頂なのだろうか。でも、三角点はなかった。
とりあえずここで記念写真を撮った。この頃、空には厚い雲がかかって、視界が閉ざされようとしていた。でも、下界は日が差して明るいのだが。
南に見える山の頂きは雲に隠れてしまっていて、雲がどんどん湧き上がっていた。北の山はまだ望むことができて、左が絶壁となった山が見える。これが天狗岩のようである。すごい、山頂部は石灰岩に覆われているようだ。楽しみである。



 天狗岩から白瀬峠、下山
白瀬峠


天狗岩山頂


鉄塔のピークに着く


白瀬峠(白船峠)


坂本谷分岐


鉄塔の丘、ここで道が二つに分かれていた


時々道が二つに分かれる


最後の鉄塔の丘


炭焼き小屋に着く


釣り堀、この先は閉鎖されていたのだ


車道を歩いて藤原に戻った


小屋に引き返して小屋の右の道をたどる。石灰岩の散らばる平原が広がっていて、この中を緩やかに上って行く。本当にこれはカルスト地形そのもので、山陰の秋吉台を歩いた時のことを思い出してしまう。
カルストの平原から灌木の林に入ったが、灌木の中にも石灰岩は散らばっていて、苔むした大きな石灰岩の重なりはすごい眺めだ。
白瀬峠の分岐に着いたのは1142分、最高点の天狗岩に12時には着きたいと思っていたので、まずまずのペースである。
縦走路は右に行くのだが、直進して天狗岩に向かう。石灰岩の中を登って行くと、道から左に離れたところに標識が見えるので踏み跡をたどると、天狗岩の標識の前に着いた。標識には標高1165mと書いてある。さっきの展望台は1140mだったので、こちらのほうが25m高いではないか。でも、ガイドブックを見たら、藤原岳の標高は1140mと書かれていた。
石灰岩が重なる天狗岩ピークは、雲の中で何も見えなかった。
このピークから左に尾根を行くと広場に着いた。北を指す標石もあって、ここが山頂広場になっているらしい。
ともかく冷たい風が吹き、雲で展望もないので早々に分岐に引き返した。
分岐から白瀬峠に向かう。さっき白瀬峠を通過したばかりなのだが、縦走路の先の下山口も白瀬峠というのだ。すっかり落葉して梢だけになった林の中を行く。林の下は紅葉が敷き詰められてけっこうきれいなのだ。
緩やかな下りが続く。尾根をたどっているのだが、広くて尾根のような気はしない。緑の背の低い笹の原になったり、カヤトの褐色の原になったりする。そうした広がりの中に梢だけの林がつくられている。
分岐から20分ほど歩くと、送電線の大きな鉄塔が見えてきた。この鉄塔の丘に着くと、そこには三角点があった。今回の登山で初めて見た三角点である。1143.4mという標識もあった。このピークのほうが藤原岳展望台より高いではないか。頭上は灰色の雲がおおっているのだが、晴れた下界は展望できる。このピークは冷たい風が強く吹いているのだが、下は日が差していかにも温かそうである。
この先、狭まった尾根を歩いて行くと、再び鉄塔の下に着く。そこにたつ指導標には白船峠と書かれている。白瀬峠の間違いではないかと思いながら灌木の林の尾根を10分ほど下ると峠に着いた。
ここにある標識には「白船峠、別名白瀬峠 1008m」と書かれていた。さっきの標識は正しかったのだ。それにしても、避難小屋の指導標には白瀬峠と書いておいて、途中で名前を変えないでほしい。
峠からは「坂本谷 山口バス停」という標識に従って下って行く。山の斜面をトラバースするように下って行く。道には分厚く落ち葉が積もっていて、石が隠れていてもわからない。慎重に足を運ばなければいけなかった。10分ほど下ったところで沢を渡ると、その先ははすごく細いトラバース道があった。緊張させられた。
峠から20分ほどで坂本谷との分岐に着いた。以前は、白瀬峠から坂本谷を下るのが一般的だったのだが、土石流でこの谷は通行止めになっていて、今は尾根につけられた送電線の巡視路をたどるのだ。
この尾根道には頻繁に赤いペンキ印があって迷う心配はない。10分ほど下ると鉄塔のたつ丘に出た。このあたりは雲の下になっていて、明るく晴れた展望が広がっていた。
でも、困ったことにこの鉄塔の丘で道が二つに分かれていた。どっちにもペンキ印が付いているので悩んでしまう。たぶんどちらの道でも登山口に着くことができるのだろうが、私のガイドブックの地図を確認して、右の道を行くことにした。
ペンキ印は頻繁についているのだが、10分ほど行ったらまた分岐があった。直進する道と尾根から左に下る道である。ここは直進して尾根筋を行くことにした。どんどん下って行くと、梢だけだった林に紅葉の木が見られるようになった。
再び鉄塔の下に着くと、そこからは鬱蒼とした植林の中を急降下するようになった。どんどん下ると、石灰岩の細い谷に沿って行くようになる。ジグザグに急降下して、傾斜が緩まってこの谷から離れると、壊れかけた炭焼き小屋に着いた。ここを右に歩いて行くと、広い国道に出てしまった。おかしい、東海自然歩道に入るつもりだったのに、どこで間違えたのだろうと引き返して、地図で確認すると、がっちりしたゲートで塞がれた道がある。これは通行止めなんだろうと思ったのだが、よく見たらこれは鹿などの獣が侵入するのを防ぐゲートだったのだ。これを開けて道を進む。この頃雨が降り出した。仕方がないので傘をさして歩いて行く。再びゲートがあって、その先を右折すると鱒の釣り堀がある。この横の道を行く。鬱蒼とした樹林の道で、東海自然歩道の標識があるのだが、めちゃくちゃに荒れている。私はこの道を歩いているはずなのだが、こんなに荒れた道だったけと思ってしまった。
樹林から抜け出したところに再び獣除けの柵があったが、ここには扉がなかった。仕方がないので柵を乗り越える。ここのすぐ先で広い車道に出たが、そこには東海自然歩道の案内として、獣除けのために道は閉鎖されているので、「屋根のない教室」を通行してくださいと書かれていた。私が歩いた道は今は使われていないのだ。荒れているわけである。道端に朽ちて倒れた東海自然歩道の指導標があった。なんか痛ましい。
雨も止んで、車道をのんびり歩いて行くと虹がかかっているのが見えた。集落に入って聖宝寺に近づくにつれて、人や車が多くなった。もみじ祭だったことを思い出した。
駐車場に戻ったのは1435分であった。

明日は御池岳に登るのだが、登山口までは意外と近くて、途中に買い出しできそうなところもない。どこに泊まろうかと思ったら、ガイドブックに藤原簡易パーキングというのが記載されている。車を走らせたら、簡易どころか道の駅のような立派な駐車場であった。ここに泊まることにした。


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