2002年1月26日
この週末は天気があまり良くないのだそうだ。
低気圧がやって来ていて、夕方から大雪になりそうだという。
これでは1泊でどこかの山に登るというわけにもいかないので、夕方遅くならないうちに帰って来れる山に登るしかない。
ところが、手近な山は見つからなくて、仕方がないので東海自然歩道を歩いてみることにした。
昔、松本に転勤になったとき、東京の高尾から松本まで歩いたことがある。
大阪に住んでいたときに、東海自然歩道をかなり集中して歩いて、青山高原から以西の箕面までは踏破していた。そのため、東の起点である高尾山から松本まで歩いてみようと思い立ったのである。
高尾山から松本までは4日かかった。
私の登山の基礎は、この東海自然歩道を歩くことによって出来たと思っている。五万分の一の地図の見方とか磁石の使い方、山道の歩き方、道端でビバークしたり、そうしたことは全て、この東海自然歩道を歩くことによって覚えてきたことである。
ともかく、先々週に忍野から中山湖に至る自然歩道を歩いたのだが、ものすごく懐かしくなって、もう一度、東海自然歩道の東の起点を訪ねてみることにした。
東京近郊の山を登るときのJRは始発の5時10分と決めているのだが、寝坊をしてしまって6時の電車になってしまった。
宇都宮線で赤羽まで行って、埼京線に乗り換えて新宿。新宿からの中央線は、ちょうど河口湖まで行く快速に接続できた。
高尾で京王線に乗り換えて高尾山口へ。もう8時過ぎだというのにあまり登山者は多くなかった。
駅から両脇にお店が並ぶ細い道を行く。
ケーブルカーの清滝駅前の広場に出るが、その入り口の左手に薬王院へ登る登山道があって、そこに東海自然歩道の起点の案内が立っている。
懐かしい。
広いしっかりとした道を沢に沿って登って行く。
道はコンクリートで固められていて、車が通ったりする。
30分ほど登ると分岐点があって、指導標にはどちらに行っても「高尾山頂2.9km」と書いてある。階段になった登山道らしき道を行くことにした。少し登ると神社があって、これが「金毘羅宮」である。ここからは展望が開けていて、八王子の街と遠くには都心の密集した街が見える。でも、都心部は濁った雲のようなものがかかっている。
都会の空気は汚れているか…。
ここから道は平らになって、すぐにさっき別れた道と合流する。
突然、建物の屋根が見えて、これがリフトの山上駅。さらに進むと大きな建物があってケーブルカーの高尾山駅である。
道は参道になって、道の両脇に大きな杉並木が続き、灯篭も並んでいる。
薬王院は近い。
薬王院は立派な社殿で、石段を何度か登って行く。
本殿の横を抜けると、再び静かな登山道になる。
ほとんど平らな道を行き、最後に少し登ると高尾山山頂である。
山頂広場には二等三角点があった。
ここで休憩。
山頂から城山を目指して下る。
ずいぶん急な下りであった。山頂を過ぎると人も少なくなって、ようやく静かな登山を味わうことができるようになった。「これより奥高尾山」の標識があった。
まず、一丁平に着く。一丁平は新しい休憩施設もあって、開けたところである。
道は霜柱が融けて、泥道になっている。この一丁平も地面はそんな感じで、休憩せずにそのまま通過した。
ここまで来ると城山は近い。行く手にアンテナ群が見えてくる。
登りつくと、そこは広場になっていて、大きな茶屋もあった。たくさんの人が休憩している。ここからは相模湖を見ることが出来た。
このころ、少し雪のようなものが降ってきた。天気が悪くなるのは夕方からなのに。
城山から相模湖に向かって下る。
ほとんどの人は城山から景信山、陣馬山に縦走するのだが、私は東海自然歩道を歩くためにこの縦走路からは別れなければいけない。
急な道をどんどん下って行く。
下の街の家々が次第に大きく見えるようになって、西村の集落に着く。
東海自然歩道の入り口には案内板が立っていて、すぐそばにトイレがあった。
集落を抜けると大きな道路に出た。車がどんどん走って行く。これは甲州街道である。
この道を渡り、さらに急な道を下る。道は遊歩道として整備されていて、ジグザグに下って行く。下に吊り橋が見えた。
弁天橋である。
弁天橋を渡ったところはキャンプ場になっていて、バンガローも建っている。
ここからは再び急な道を登り、登り着くと再び舗装道路にでる。
この道は「嵐山」の麓をぐるりと巡っている道路である。少し歩くと、嵐山の登り口に着いた。
ここは、姫次から東海自然歩道を歩いたとき、暗くなってたどり着いたところである。
あとは相模湖駅まで、家並みの中を歩くだけだ。
私は、東海自然歩道にもう一度チャレンジしてみようと思っている。
東海自然歩道を歩くことから登山を始めて、日本アルプスを登り、日本百名山、日本二百名山、日本三百名山を登ることができるようになった。今再び、自分の原点である東海自然歩道に立ち戻るというのも素敵なことではないか。
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高尾山駅

高尾山登り口

東海自然歩道の起点

遊歩道に入る

山上は賑やか

蛸杉

参道を行く

高尾山頂三角点

奥高尾の登山道に入る

城山茶屋

弁天橋

相模湖ダム
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