2008年春山陰登山
てんじんやま

標高 777m
登山口→40分→五合目→20分→八合目→15分→林道終点→15分→天神山山頂→10分→天満神社→5分→鈴振崖→15分→八合目→45分→登山口

往復3時間の山なのでたいしたことはないと思っていたが、山頂に近づくにつれてすさまじい岩壁がそそり立つようになった。すごいのは鈴振崖からの展望で、鋭い岩峰が連なっていた。天神山山頂は樹林の中なのだが、一等三角点があった。
鈴振崖の展望

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200855

明け方、雨であった。携帯で天気予報を確認したら、日中は降水確率が60%で、夕方になって晴れるのだ。仕方がないので、今日は停滞を覚悟してのんびりすることにした。お湯を沸かしてコーヒーを作ったり、読書をしたりしていたら、11時頃には空が明るくなってきた。天気は回復に向かうはずなので、もう雨の心配はないのではないかと思う。登山することにした。
天神山は往復3時間の山なので、万一雨になってもたいしたことはない。急いで身支度をして、出発は11時半であった。
左に沢の流れの音を聞きながら歩いて行く。行く手には高い山がそびえている。(これは天神山ではないのだが)
鬱蒼とした杉林の中に入ると道に沿って小さな流れがある。この清流に沿って道は続き、苔むした岩の間を流れるきれいな沢を見ながら登って行く。
進むにつれて次第に傾斜が増してきて、道は自然石でつくられた階段になったが、雨上がりで濡れた岩は滑りやすい。
歩き始めて
30分、傾斜はさらに増して、自然石からコンクリートの丸太の階段になると、すぐに五合目の標識がたっていた。標識には「五合目あたり 足元に気を付けて」と書いてある。ここが五合目なのか、この先の五合目あたりは滑りやすいから気をつけろという意味なのか、よくわからなかった。(でも、この先の標識から判断すると、ここが五合目なのだ)登山口から1000mとも書いてあり、登山口から山頂まで2200mだから五合目あたりで間違いないかもしれない。
急な道を登って行くと巨岩がそそりたつようになった。絶壁となって岩がそびえ立ち、それは苔むしていたり、古木が根を張っていたりする。1時間半で登れるのだからたいしたことはないと思っていたが、もしかしたらすごい山なのではないかと思う。
登山口から1500mを過ぎると右の絶壁に窟があって、そこに石仏が置かれていた。信仰の山でもあるようだ。
この先の急坂を登ると「七合目あたり」であった。「もうひとふんばり」とも書いてある。
傾斜がさらにきつくなって、道の両側にはすさまじい絶壁がそびえる。木の間越しに見上げると、すさまじい岩峰がそびえている。天神山を侮っていたが、大間違いのようである。
あえぎながら急登を続けて、最後にジグザグに登るとそこには「もうすぐ頂上 おつかれさま」という標識があった。そこから少し行くと林道終点で広場になっている。
分岐の指導標に天満神社100mとあるので、まず神社に行くことにした。急な坂を登ると神社の裏に出る。正面に回りこむと、下に参道が続いていて石の鳥居と狛犬が見えた。神社の広場には鈴振岳への標識があったが、その山へ行く縦走路があるのかと思って分岐に引き返した。でも鈴振岳というのは私がこの山で最も期待している「鈴振崖」のことだったのだ。(あとでここに引き返して来ることになる)
分岐から林道に出て、少し行くと案内板がたつ山頂の登り口に着く。
指導標に従って登って行くとすぐにピークに着いた。もう山頂かと思ったら大間違いで、ここから一旦下ってもう一度登り返すのだ。10分ほども尾根を緩やかに登って行かなければいけないかった。道は笹に覆われていて、雨の後のためにズボンがビショ濡れになってしまった。
山頂に着いたのは
12時50分である。山頂は樹林の中で展望はないのだが、ここにたつ三角点は一等三角点なのだ。
山頂で休憩しながら、次に目指す鈴振崖の方向を確認したらさっきの天満神社の先にあることがわかった。指導標にあった鈴振岳は鈴振崖のことだったのだ。

林道に戻り、林道終点からさらにまっすぐに行ったら、神社の鳥居の前に着いた。参道を上って社の前に着く。右に行くと古い鳥居があって、そこに鈴振崖と書かれた指導標がたっていた。
少し下ると鎖の手すりの柵が続き、これに沿って登って行く。足元はゴツゴツした岩である。岩場を鎖の手すりにすがって急登して、方位盤のある山頂に着いた。
すばらしい展望が広がっていた。山頂には明星崖をさす指導標があって、その方向には崖をはさんで岩峰があった。指導標があるのだからから、この急峻な崖を下れるのかと思ったが、山頂は柵で囲われていてその先には進むことはできない。すごいなぁと思いながら、ふと目を左にやると、そこにはすさまじいばかりの岩峰が連なっていた。谷をはさんでそびえるこの岩峰が明星崖だったのだ。地図で確認すると、明星崖の下の谷が今登ってきた登山道であった。

でも、すばらしい眺めだ。天神山というのはすさまじい岩峰の山だったのだ。ただ感激してしまう。
あとは来た道を引き返すだけである。帰りは階段の段差が大きくて、下って行くのが大変だった。それに登ってきたときはまり感じなかったのだが、すごく急な道だったことに気がついた。
濡れて滑りやすい階段を注意しながら下って、登山口に戻ったのは
145分であった。


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天神山登山口


小さな流れに沿って行く


苔むした自然石の階段を登る
五合目あたり


七合目あたり


もうすぐ山頂の標識


天満神社の後ろに出る


天神山山頂


鈴振崖への道


鈴振崖展望台





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