2009年晩秋山陰登山
てんぐやま

標高 610m
登山口→15分→意宇の源水場→30分→磐座→15分→天狗山山頂→40分→登山口

この山は素戔嗚尊の伝説のある山で、登山道の途中には磐座があったりするのだ。山頂からは島根半島や宍道湖が展望できるというのだが、私が登ったときは雨で、まったく何も見えなかった。
磐座

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20091027

今日は大山の三鈷峰に登るつもりで近くの駐車場に泊まっていたのだが、夜になって雨が降り始め、朝になっても道路は濡れた状況であった。とりあえず大山に向かって車を走らせると、行く手に聳える大山は厚い雲に覆われていた。せっかく大山に登るのに、雲の中を歩くのでは遠路はるばるやってきたかいがない。あっさり、大山登山は止めることにした。でも、米子市街に戻ろうとしたら、下界は日がさしている。大山はダメでも、他の低い山なら登れそうである。次の登山予定は天狗山と嵩山なのだが、これらは標高が低いので登れそうである。9時少し前になってしまったが、車を走らせた。
熊野大社を過ぎて少し行くと、天宮山参道という標識があった。天宮山というのが天狗山のことなのだ。林道に入って、さらにどんどん走って行くと駐車場があった。ここにも「天宮山駐車場」と書いてあった。けっこうたくさん停まれそうな駐車場なのだが、この先も林道は続いているので、もう少し行ってみることにした。ガタガタの道であったが、ちゃんと登山口に着くことができた。私は林道歩きはきらいなのだ。
登山口はちょっとした広場になっていて、余裕で車を停めることができる。ここにたつ指導標は、天狗山登山道入口となっていた。天宮山というのは熊野大社が使う呼称なのだという。
登山口からすぐの道は草茫々で、雨が降った後なので、ズボンがずぶ濡れになりそうだ。すぐに沢を渡る。ちゃんと橋がかかっていた。草の茂る道をさらに行くと、もう一度橋を渡る。この橋は木板を張ってあるので、濡れていて滑りやすかった。
ここから杉林の中を登って行く。5分ほど登ると水場があって、樹脂の筒から水が流れ出ていた。
水場のすぐ下に橋が架けてある。ここが意宇川の水源かと思ったら、そうではなかった。ここから少し上ると、「意宇の源」と書かれた立派な標識がたっていた。その下にも水場があった。私はこういう時には一応飲んで見ることにしているのだ。手で掬って飲んだらおいしかった。

このすぐ先に「登山道右」という標識がたっていて、分岐なのかと思ったが、左側に踏み跡など一切なかった。ターンを繰り返して急斜面を登って行くと、杉林から抜け出して、自然林の中を登るようになった。
山の斜面の右を斜めに登って行くと、指導標がたっていて、左折する。ここには山頂まで20分と書かれていた。もうすぐだ。
左折したすぐ上に「不思議な構築物」という標識がたっている。二段の石垣が組まれ、蔦がからまって苔むしているのだが、私にはそんな大昔のものには見えなかった。
ここから山の斜面を右に見て登って行くと、すぐに尾根の上に出た。そこにはベンチが置かれていて、その先は階段の道であった。
階段の急な登りはすぐに終わって、あとは尾根を緩やかに登って行くのだ。この頃小雨が降り出した。今日の天気予報は曇りで、雨ではなかったのに。
笹藪の丈が高くなったところに、山頂まで10分の標識があった。
道は再び杉林に入ったが、すぐに斎場の標識があった。笹の急斜面が目の前にあって、その上の方にも標識がたっている。目をこらして見る「磐座 この上」と書いてある。確かに上には大きな岩が重なっていて、注連縄も張られている。麓にあった熊野大社は、昔はここにあったらしいのだ。
登山道はこの磐座に向かって登ってゆくのかと思ったら、右に捲いてしまうのだ。「山頂への道」という標識がわざわざおかれていた。
5分ほ山の右斜面を急登すると、尾根の上に出る。…というよりは山頂の肩なのだ。
ここから尾根を5分ほど緩やかに登ると、樹林から抜け出して、天狗山の標識があった。山頂到着は1043分である。
山頂に着いた頃が一番雨が強く降っていたときで、北側が開けているのだが、雨に煙って展望はよくなかった。
山頂には三角点もある。三等三角点であった。
記念写真だけ撮ってさっさと下ることにした。どんどん下って行くと、二人のおばさんが登って来た。この山に私以外に登る人がいたとは驚きであった。少し話しをしたら、地元の山岳会の人で、今日は天狗山を越えて大出日山まで行くのだそうだ。背の丈以上の笹藪が道を覆っていたが、最近刈り取ったらしくて、それで登りにきたのだという。大出日山はいい山だから是非登ってみたらと言われた。でも、ここまで下ってしまったので引き返す気は起きない。そのまま下った。
どんどん下って、登山口が近くなったら、日がさすようになった。さっきの雨はいったい何だったのかと思ういい天気になった。車の前に戻ったのは1115分である。


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登山者用の駐車場があった


登山口まで車が入れた


沢を木橋で渡る


意宇の源の水場


登山道右の標識があった


不思議な構築物


山頂まで10分の地点


齋場に着いた


山頂の肩に着く


天狗山山頂





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